体幹が弱いって、結局なに?リハビリ視点で深掘りしてみた
こんにちは。今日もつらつらと書いていきます。
今回のテーマは「体幹が弱いって言われたら、どうすればいいの?」という話です。
リハビリの現場にいると、「体幹が弱いね」と言われる場面ってめちゃくちゃ多いです。
猫も杓子も体幹。たしかにそれだけ“体幹=コアスタビリティ”の重要性が知られてきた証拠なんやと思います。
実際、体幹がうまく働かないと——
・姿勢がぐらつく
・手がうまく出ない
・足が踏み出せない
・学習にも集中できない
…みたいなことが起こってきます。運動効率も悪いし、疲れやすいし、子ども自身もしんどくなる。そら「体幹弱い」と言いたくもなりますよね。
でも、じゃあ「体幹が弱いって言われたけど、何すればいいん?」って思いません?
ここでまず伝えたいのは、「体幹が弱い」ってすごく抽象的な表現だということ。
具体的な数値や指標があるわけじゃないし、評価する側の見方でも印象は変わる。子ども自身のそのときの調子やモチベーションにも左右される。だからこそ、「体幹が弱い」と言われても、焦って詰めすぎないことも大切やと思ってます。
じゃあ何から見ていけばいいのか?
僕がまず見るのは「なんで体幹が弱く見えるのか?」ってところ。
ここが大事なんです。
バランスボールや腹筋運動を始める前に、「体幹の筋活動がなぜうまく発揮されてないのか?」をちゃんと考えたほうがいい。
僕の経験上、体幹の弱さって感覚の問題からきていることがめちゃくちゃ多いです。
感覚の土台を整える
特に大事なのが「感覚入力」です。
その中でも、「前庭感覚」「固有感覚」「視覚」は、体幹を働かせるためのベースになります。
今回はその中でも「固有感覚」に注目したい。
固有感覚っていうのは、筋肉や関節がどれくらい伸びたり縮んだりしてるかを感じる力。
この感覚がしっかり入っていると、
「自分が空間の中でどういう姿勢でいるか」
「どの方向に力を出したらいいか」
ってことがだんだん分かるようになってきます。
つまり、力はあっても方向がズレてるだけで、体幹が“弱く見えてる”子もいるってことなんです。
固有感覚を高める4つのポイント
じゃあ、どうやってこの固有感覚を高めていけばいいか?
僕が現場で大事にしてるポイントはこの4つです。
1. 支持基底面を安定させる
まずは「地面との接地」をしっかり作ること。
たとえば足の裏をしっかり床につける、骨盤を立てて座る。
補助具やセッティングを工夫して、安定した接地面を作ることで、体幹が働くベースが整います。
2. 正しい動きへのフィードバック
うまく動けたときには、ちゃんと褒める。「今のよかったね!」「上手やったね!」っていう声かけは、すごく大事。
それが子どもたちにとっての“学び”になるし、成功体験として残っていきます。
3. モチベーション高く取り組める遊び
ただのトレーニングじゃなくて、遊びの中に取り込むのがベスト。
押す・引く・持ち上げるなど、体幹の前面筋が働く動き。しかも、持続的に力を出さないと達成できないような活動が理想です。
プランク的な遠心性収縮が働く動きが入ると、なお良しです。
4. 環境設定を工夫する
「楽しく動いてたら、自然と体幹も使えてた」みたいな環境が理想。
例えば、はいはいで進む低いトンネル、登る坂道、壁に向かってよじ登る遊びなんかもおすすめ。
“仕掛け”の中に自然に体幹を使う状況を作っていきます。
おわりに
体幹が弱い=筋力がない、じゃないこともある。
「感覚から整える」という視点を持つと、アプローチはもっと変わると思っています。
今回の話が、体幹が弱いって言われたお子さんの関わりを考える上でのヒントになれば嬉しいです。
以上になります。
インスタもやってますのでよろしければ見てみてください。
Youtubeもやってます
それではまた!
