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子どものやる気を奪うNG介助──80%介助+20%自分で、が未来をつくる──


こんにちは。今日もつらつらと書き連ねていこうと思います。

今日のテーマは、
「子どものやる気を奪うNG介助」
というお話です。


■ まず最初に、大切なことをひとつ。

あなたの介助が、無意識のうちにお子さんのやる気を奪っているかもしれません。

……でも、安心してください。
これは“責め”ではなく、
今日から変えられるヒント の話です。

毎日介助している親御さんは、
本当に身体的にも精神的にもすごく頑張っておられます。
これは胸を張っていいことです。

そのうえで、

「あれ?うちの子、いつまでも同じ動きしかできないな…」
「新しい運動を覚えてくれない…?」

そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

実はそこには、
“ある一つの理由”
があります。


■ 親御さんが「100%介助してしまう」から学習が止まる

結論からお伝えすると、

100%の介助は、運動学習を極端に遅らせます。

中には、

「いや…私は110%くらい介助してる気がする…」

そんな方もいるかもしれません。

でもね、その気持ち本当にわかります。

・こっちが全部やったほうが早いし
・安全だし
・お互いにストレスが少ないし

毎日介助している親御さんにとって、
“全部やってあげる” のは自然な行動です。

ただ、運動学習という観点ではNGになることがあるんです。

今日はその理由を深掘りします。


■ ① 運動学習には「自分で動く」経験が欠かせない

人は、
自分の意思で体を動かしたときにだけ、脳が学習します。

だから、介助が100%になると、

脳が「学習する機会」を完全に失ってしまう。

これが最大の問題です。

わかりやすい例を挙げます。


● 起き上がりの例

NG例:
→ すべての動作を親が引き上げる(本人が何もしていない)

OK例:
→ 肩や腕は手伝うけど、
体をひねる部分は本人に頑張ってもらう(20%)


● 立ち上がりの例

NG例:
→ 真上に引き上げて100%立たせてしまう

OK例:
→ 膝の支えはするけど、
体を前に倒す“前傾”は本人にやってもらう(20%)


● 歩行の例

NG例:
→ 手を強く引っぱって歩かせてしまう

OK例:
→ 手はつなぐけど、
足を前に出すのは本人に任せる(20%)


この“20%の自分でやる運動=能動運動”
が、学習の核になります。


■ ② 100%の介助は「やる気」も奪ってしまう

介助が多すぎると、お子さんはこう思います。

「……俺、動かんでもいいやん」

これは自然な反応です。

やる気スイッチが入らない。
主体性が出ない。
リハビリが“やらされる時間”になってしまう。

これでは本当にもったいない。

子どもは本来、
“できた!” が大好きな天才的学習者
なんです。

その“できた!”を奪ってしまうのが、
過度な介助なんですね。


■ ③ だから「80%介助+20%自力」を目指す

「全部やる」でも
「全部やらせる」でもない。

大切なのは、
80%手伝って、20%は子どもに任せること。

最初は時間がかかります。
イライラすることもあります。
うまくいかない日もあります。

でもその“20%の余白”が
お子さんの未来を作ります。


■ さいごに(ここが一番大事)

これは 親御さんを責める話ではありません。

あなたが毎日がんばっているからこそ、
お子さんは今日まで成長してきました。

100%の介助をしてしまうのは、
あなたが 優しくて、真面目で、愛が深い 証拠です。

そのうえで。

20%の余白をつくる勇気が、
お子さんのやる気と成長をぐっと引き上げます。

今日からできる範囲で大丈夫。
少しずつ、その余白をつくってみてください。

きっと成長のスピードが変わっていきます。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
脳性麻痺リハビリや発達支援について、これからも発信していきます。

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