採用要件、それ本当に“合って”ますか?
「うちは、人間力の高い人を求めてます」
「主体性と責任感とチーム力、どれも妥協できません」
──その採用要件、見た目は立派。
でも、中身は崩壊してるかもしれない。
その“理想像”、既存のエースも満たしてませんけど?
ある企業での話。
人事部が作った“求める人物像”は以下のようなものだった:
主体的に課題を発見・解決できる
周囲と連携しながらリーダーシップを発揮
高い倫理観と誠実さ
変化への柔軟性とスピード感
自己成長意欲と向上心
完璧。だけど完璧すぎる。
そこで提案したのがこの分析。
【分析法】“求める要素” × “既存の活躍社員”
作り方はシンプル。
縦軸に「求める人物要素(=コンピテンシー)」を並べる
横軸に「活躍している既存社員の名前(もしくは仮名)」を並べる
それぞれの要素について、◎◯△✕で評価
すると、どうなるか──
意外と✕が多い。
「この人、実は人間力ゼロだけど鬼成果出してるよね」
「柔軟性どころか頑固だけど、信頼されてるよね」
理想像が“人事の妄想”になってないか?
人事や経営層が掲げがちな「求める人物像」は、
実際の現場で活躍している“リアルな人物像”とズレていることが多い。
求めるのは「完璧な人間」なのに、
組織が実際に評価しているのは「結果を出す泥臭いタイプ」だったりする。
だから、制度も採用も“現場から逆算”せよ
採用は、組織にフィットする再現性の高い人材を選ぶ行為。
“理想像”ではなく、“現場で評価されている要素”の再現を目指すべき。
✔「あの人みたいなタイプがもう1人いたら助かる」
✔「この行動ができる人は、評価されてる」
それを言語化して、採用要件に落とし込む。
カリスマ人事コンサルタント(理想つぶし屋)の一言
「理想の人物像」って、気をつけないと**“募集しても誰も来ない理想郷”**になる。
採用設計でいちばんやってはいけないのは、
「現場にいない人材を求め続けること」
求めるべきは、“今いる優秀層の再現”。
それを仕組みにできた会社が、採用に勝つ。
