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判断寓話とは何か|答えを渡さない物語について

【はじめに】


「判断寓話」という言葉を使っていますが、
これはジャンルの定義ではありません。

物語の読み方を決めるものでもありません。

ただ、
この物語群を説明するときに、
一番近い言葉として使っています。

正解の読み方はありません。
ただ、迷子にならないための目印だけを置きます。


【判断寓話とは】


判断寓話は、
答えを渡す物語ではありません。

読んだあと、
少しだけ、自分の判断が重くなる。

そんな短編物語です。

そこでは、例えば――

・勝たない選択
・立ち止まる決断
・見捨てることで守る行為

が描かれることがあります。

ただし、
それを「正しい」と言うための物語ではありません。

「そういう判断も、この世界には存在する」
と、置くだけの物語です。

この言葉は、
物語を書きながら、
あとから自分で名前をつけたものです。


【なぜこの物語を書くのか】


現実の世界は、
勝利や成功だけでできているわけではありません。

選ばなかったこと。
やめた判断。
誰にも知られなかった決断。

そういうものが積み重なって、
社会や人生は形作られています。

判断寓話は、
そういう「静かな判断」だけを切り取った短編です。


【物語世界「イブ」との関係】


判断寓話は、
物語世界「イブ」の外側にある記録のような存在です。

イブは、英雄が去ったあとの世界です。

大きな勝利も、完全な正義も残っていません。
残っているのは、
誰かがその場で下した判断の痕跡だけです。


【初めて読む人へ】


もし興味があれば、
短い作品から読んでみてください。

▶ 判断寓話シリーズ(マガジンリンク)



【最後に】


判断寓話は、
何かを教える物語ではありません。

ただ、

「もし自分ならどうするか」

という問いだけを、
少しだけ残します。

正しさで壊れるくらいなら、
それは正しくない。

この物語は、
そこから外れないようにだけ、
書いています。

少なくとも、
そうであってほしいと思っています。

……多分、
この世界も。




物語が、
今日のどこかに残ったなら。

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