台湾向けのLINEスタンプを作ってみた件
毎度、rorosukeです。
LINEスタンプ作ってますか?
今回、台湾向けのLINEスタンプを作ってみました。繁体字の文字入りで、すでに販売開始となっています。
そもそも、なぜ台湾向けのLINEスタンプを作ったのかというと、かかのんさんが台湾向けの作品を作っていたからです。そういう道もあるのかと、すぐ影響される人です(笑)。
繁体字のLINEスタンプ作りました
台湾向けのLINEスタンプを作る場合、まず悩むのが、
文字を入れるか入れないか
です。文字を入れなければ便利がいいわけです。しかし、それだと台湾向けというより、世界向けになってしまいますし、どうせ作るなら文字入りのほうがアピール性が高いだろうと繁体字を入れました。
語学的な知識がなく繁体字については1ミリもわかりません。そこはNanobanana2を使えば、何語だろうと関係なく作れてしまうのが、今時のAI生成のすごいところです。

スタンプ詳細を設定する
あとは、LINEクリエーターズマーケットに登録するだけなんですが、ここで少し悩みます。それは・・・
タイトルと説明はどの言語で書けばいいのか?
販売エリアはどこを選べばいいのか?
タグ編集はどの言語で設定すればいいのか?
です。
日本語のLINEスタンプの場合には、
タイトルと説明:日本語を追加して入力
販売エリア:日本のみ
タグ編集:日本語で選択
としていました。まずは、この考え方で次のようにしました。普通に考えたら、「まあ、こうだよね」という感じではないでしょうか?
タイトルと説明:日本語と中国語(繁体字)を追加して設定
販売エリア:日本と台湾を選択
タグ編集:中文(繁體)で選択
この考えでも「失敗」ではありませんが、それぞれの存在理由を知っておくと、より的確が設定ができるようになります。
「タイトル」の目的は何?
「タイトル」「スタンプ説明文」は、英語(English)が固定で存在している必須項目となっています。
ところで、なぜ英語が必須項目なのでしょうか?

「言語:English」の右の注釈に注目してください。
LINE STOREおよびLINEアプリ内ショップでは、設定していない言語は英語が表示されます。
ここが重要なポイントです。
つまり、英語で書いた内容は、他の言語による「タイトル」「スタンプ説明文」がないときの、フォールバック(代替表示)で使用されるものです。英語は、より丁寧に書いておく価値がある項目といえます。
「タイトル」「スタンプ説明文」は「追加」ボタンを押すことで、より多くの言語で書き込むことができます。追加できるのは次の言語です。
日本語
中国語(繁体字)
中国語(簡体字)
韓国語
タイ語
インドネシア語
ドイツ語
フランス語
イタリア語
ポルトガル語(ブラジル)
スペイン語
より多くの国の方からアクセスしてもらえるようにするために、あくまでも理想的に考えると、すべての言語で書いておいたほうがいいことになります。
ただし、それはあまりに大変ですし、その言語の人が読んだとしても購入してくれるとは限りませんので、台湾版であれば「日本語」と「中国語(繁体字)」を追加しておけばよいと思います。
「販売エリア」で販売先を選択する
次の悩みどころは「販売エリア」です。選択画面には、アジア・オセアニア・北米・中南米・欧州・中東・アフリカと、200か国以上が並んでいますが、リジェクトのリスクを考えると、台湾用ならば「台湾」一択でいいと思います。
ただし、少しでも対象を増やすならば、言語の特性で選択する方法もあります。台湾向けの「繁体字」について、使用されている地域としては中国があります。しかし、リストには中国(CN)が存在しません。これは、LINEが中国本土ではサービスを提供していないためです。
ただし、中国の一部である香港(HK)、マカオ(MO)はあります。香港とマカオは主に繁体字が使われていますので、一緒にチェックしておくのはありです。
ちなみに、簡体字のタイトル・説明は存在します。これは、シンガポール(SG)やマレーシア(MY)など、中国本土以外にも簡体字を使う華人コミュニティが多い国がLINEのサービス対象に含まれているためです。中国本土がないからといって、簡体字そのものが不要とはなりません。
タグの多言語対応の賢いしくみ
最後の悩みどころは「タグ言語」です。タグの設定画面では、登録する言語として次の中から選ぶことができます。
日本語(日本語)
English(英語)
中文(繁體)(繁体字中国語)
ภาษาไทย(タイ語)
Español (Latinoamérica)(スペイン語[ラテンアメリカ])
Español (España)(スペイン語[スペイン])
Bahasa Indonesia(インドネシア語)
한국어(韓国語)
これを見ると、台湾向けスタンプは繁体字だから「中文(繁體)」を選んだほうがいいのだろうか、と思うかもしれません。究極的には正しいのですが、日本語タグで設定してもほぼ大丈夫です。
というのは、LINEのタグは、言語をまたいで紐づいています。日本語でタグを登録しておいても、「中文(繁體)」に切り替えると、タグが繁体字で表示されます。
すべての単語がどの言語にしても変換されるわけではないですが、ほとんどは変換されますので、使いやすい言語でタグ選択できます。ただし、日本語には存在するタグで、繁体字では対応する表記がないときには、日本語のまま表示されることになります。
全世界向けには「文字なし」が最もシンプル
LINE公式は、キャラクターの表情やポーズのみでデザインすれば、どの国のユーザーでも使えるスタンプになると紹介しており、テキストがない分、装飾や背景を追加して感情をより伝わりやすくする方法を勧めています。
実際に海外展開しているクリエイターからも、どの国の人でも使えるよう、テキスト無しでも伝わる絵を心掛けているという声が多くあります。
ただし、例えば「タイ」向けとしては、明確にメッセージを伝えられる文字があるスタンプの方が人気という実態もあります。
「文字なし=全世界で万能」とまでは言い切れませんが、言語の壁をなくすという意味では最もシンプルな方法です。全世界に向けるなら文字なし、特定の国に向けるならその言語でテキストを入れる、という考え方が基本になります。
まとめ:そもそも海外を狙う意味があるのか
最後に少し数字を見てみましょう。LINEスタンプを日本だけで売っている方が多いと思いますが、視点が変わるかもしれません。
まず、LINEを使っているユーザー数は、日本が断トツですが、2位が台湾、3位がタイとなっています。
2025年9月末時点のLINE月間アクティブユーザー数は、
日本:人口の約79%にあたる9,900万人
台湾:人口の約94%にあたる2,200万人
タイ:人口の約81%にあたる5,400万人
となっています。
台湾は人口2,300万人ほどの国ですが、その94%がLINEを使っています。普及率でいうと、日本よりも高い数字です。タイも8,000万人規模の国で、その81%がLINEユーザーです。
さらに興味深いデータがあります。台湾では、テキスト・スタンプ・画像の送信数がすべて日本とタイを上回っており、ユーザー一人当たりの月間平均画像送信数は、台湾が日本の約6.6倍、タイが日本の約5.5倍という結果も出ています。
つまり、台湾やタイのユーザーは日本ユーザーよりも活発にLINEを使っているということです。スタンプを売る市場として、決して小さくはありません。日本だけを対象にするより、可能性の幅が広がる・・・
かもしれませんね。
以上!
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次の開発もがんばろうかな、という気になりますのだ (笑)