結婚以外で高齢独身の狂いを緩和させる方法
前回のnoteを書いた後に来た反応で、「俺はもう狂ってるから大丈夫」「内向的な人間は大丈夫」「趣味に熱中してれば大丈夫」という物が来ました。
今回のnoteではそういった反応に対する反論と、結婚以外にどうすれば狂いを遅らせる事が出来るのか?という話をさせて頂きます。
「ここで紹介されてるような内容は既婚者にも当てはまる。なぜ独身だけが狂うのか?」という話は、ポンデさんがよくnoteで解説してるのでそれを見てみてください。https://note.com/pondebekkio/n/n5510d1478dda
目次
①若い頃から狂ってれば狂わないのか?
②内向的な人間は狂わないのか?
③趣味の持つ狂い緩和効果と、その落とし穴
④金の持つ狂い緩和効果と、その落とし穴
⑤立場の持つ狂い緩和効果と、その落とし穴
⑥まとめ
⑦狂う既婚者の傾向
①若い頃から狂ってれば狂わないのか?
結論から言うと、狂います。30で狂ってる人は後々もっと狂います。
散々「45歳独身狂う論」と言葉を使ってきた所で申し訳ないのですが、独身が45歳になった瞬間に0から100で急に狂う訳ではありません。
30くらいからゆっくりと歯車がズレて行き、早い人で40、遅い人でも50くらいでそれが隠し切れなくなって周囲から「狂った」と認識される事象が増えて行きます。
私が沢山接してきた独おじ達も、40くらいなのに明らかに挙動がおかしい人から50過ぎだけど、限定的なタイミングでしか狂いを見せない人等、千差万別でした。
しかし、発症のタイミングが人それぞれだからこそ、対策を取る事によって狂いを誤魔化したり遅れさせたりする事は可能です。
②内向的な人間は狂わないのか?
これも間違いです。狂います。外交的な高齢独身は段々歯車がズレていき、底無し沼にハマってもがくように少しずつ少しずつ狂いの沼に沈んで行きますが、内向的な人間は氷を踏み抜いたかのように一気に狂いの中に落ちてきます。
概念的な話になって申し訳ないのですが、後輩視点から見た時の感覚で言うと外交的な独おじの狂いは「あのウザいけど面白いOB、最近なんか流石にヤバくね?」みたいな感じで、内向的な独おじの狂いは「あの優しくてカッコいい◯◯先輩が!?マジで!?それ本当の話!?」みたいな感じです。
孤独に強い、孤独を好きだと思ってた人間でも、加齢による衰えを1人で直視し続ける生活は荷が重いのだと思います。
③趣味の持つ狂い緩和効果と、その落とし穴
高齢独身が狂うのは孤独の要素が大きいです。しかし、趣味に没頭すると適当に酒を飲むくらいしか無かった夜の時間が有意義な物になりますし、趣味の集まりに参加すれば人と交流する事も出来ます。
「大学時代の友人に会ったら皆子育ての話をして疎外感」「若者の集まりに行ったら話に着いて行けずに疎外感」なんて事も趣味の集まりなら起こりにくいです。
心から没頭出来る趣味を持って、定期的に同じ趣味を持つ人間達と交流する事は人間を狂いから救うと言って間違い無いでしょう。
ただ、趣味に心から没頭出来てればいいのですが、人間の感情は永遠ではありません。情熱が薄れる時は必ず訪れます。
しかし、趣味を拠り所にしていた高齢独身は情熱が薄れても趣味から足を洗う事は許されません。なぜなら、彼(彼女)達にとって趣味の集まりは大事な大事なコミュニケーションの場だからです。
昔は楽しみながら見てた新情報の確認が義務の作業になり、創作物の発表は単なる生存報告になります。
「大好きな趣味に熱中して、たまに同好の士達と語り合う」だったはずの物が、「趣味の集まりに顔を出し続けるために、好きでもない事を嫌々やり続ける」という謎の状態になるのです。
「1つの趣味に力を入れすぎると情熱を失った時に苦しいから、複数の趣味を持とう」という事を唱える方もいますが、これも結局「狂わないために、大して好きでもない事を毎日毎日色々とやり続ける」という謎の状態になってしまいます。
のびのびと気持ち良くランニングしてたはずなのに、ある日気付くと暗く狭い部屋でルームランナーを走らされてる事に気付くんです。
④金が持つ狂い緩和効果と、その落とし穴
独身が孤独で狂う理由は「自分が存在して良い場所」が減っていくためです。先ほど書いた趣味の話も「趣味の場に存在しても良い権利」を得るために皆頑張っていました。
金は努力無しで「そこに存在しても良い権利」を買い取る事が出来ます。若者だらけの飲み会に行って好き放題喋っても、全員分の会計を出せば「独おじさんすげー!!次もよろしくっす!!」ってなります。
ガールズバーに行けば若くて可愛い女の子が自分の話をウンウン聞いてくれます。女性だったらホストクラブになるのでしょうか。
趣味の場でも高いガジェットを所有する人間は一目置かれ発言権が強くなる事でしょう。
高齢独身は周囲から「アイツは結婚したいのに出来なかった惨めで哀れで危険な独身だ」と思われる事で狂って行くのですが、金を大量に持ってるだけで勝手に周囲からは「あの人は結婚なんていつでも出来るんだろうな。自ら独身を選択してるんだろうな。」と想像されます。
金は趣味以上に独身を狂いから守る無敵の防波堤と言えるかもしれません。
ですが、当たり前の話として、お金を稼ぐのは大変です。そして、周囲から一目置かれるレベルのお金を使い続けるのもかなり大変です。
ガールズバーに一回行ってケチ臭くない飲み方をしたら(指名してあげる、ボトルを入れてあげる、ドリンクを自由に飲ませる 等)、2万や3万は軽く飛びます。週2で通ったら月20万です。
ガルバに通いながら若者との飲み会では会計を多く出して趣味の高いガジェットを揃えてとなると、かなり出費が嵩みます。
これもまた感覚的な話なのですが、「独身デバフを打ち消して周囲から一目置かれるレベルで金を使える独身」のボーダーは年収900万くらいかなと思っています。
20代の頃、年収700万くらいの独おじと飲む時いつも格安店のワリカンで(別に楽しいからワリカンでいいけど、この人何に金使ってるんだろうなぁ)と思う経験が複数人でありました。
また、これはN=3くらいでそこまでサンプル数が無いのですが、ある程度の年齢を越えた独身は金で承認を買うという行為その物に虚無感を感じているような言動をするのを複数回観測した事があります。
⑤立場が持つ狂い緩和効果と、その落とし穴
周囲から一目置かれる承認や、自分がいても良いとされる居場所があれば狂いを抑える事が出来ます。金よりも趣味よりも強いその最たる物は立場でしょう。
周囲の人間が「この人の話を聞きたい」「この人と仲良くなりたい」「今日はこの人と飲めてラッキーだった」と思うような強烈な権威があれば、居場所も承認もそこら中から無限に生えてきます。
そして、この立場というのは芸能人とかベストセラー作家とか、そういう絶対的な物で無く小規模な物でも案外価値があります。
例えば、若い練習生がほぼいなくて、昔格闘技かじってたりかじって無かったりしたおじさん達と習い事の子供達とダイエット目的の主婦しかいないような場末のキックボクシングジム。
そこに「◯◯キックボクシング連盟静岡県アマチュア大会 40代の部」で優勝した独おじがいたら絶対にチヤホヤされます。
格闘技談義になると必ず「独おじさんはどう思います?」と有識者の意見を求められ、トレーナーが忙しい時はたまに指導なんかもして子供達からは先生扱い。
エクササイズ目的で来た女子大生のミットを持ったりもして、ジムの中ではちょっとした有名アスリート気分です。
立場は小さな物でも人に承認と自信と居場所を与えてくれます。
しかし、趣味の話と繋がってしまうのですが、人間は同じ熱量で何か物事を続ける事は出来ません。必ずスランプや停滞期、もしくは再起不能な怪我をします。
趣味はどんどんチャレンジして増やして行く事が出来ますが、立場は簡単に増やす事が出来ません。
それでも、立場がその人にとって大きい物であればあるほど、そこから降りる事が出来なくなるのです。
自分にとって最大にして唯一の誇りである立場が崩壊しそうになった時、独おじは正に『狂った』としか思えないような狂騒を見せる事があります。
⑥まとめ
ここまでの話をまとめると、『高齢独身は全員狂う。例外は無い。しかし、狂いを遅らせる事は可能。複数の趣味を真剣にやって小さな立場を何個も作り、1つ1つに執着しすぎず、仕事も真面目にやって金払いの良いおじさんで居続ける。』といった物にでもなるのでしょうか。
自分で書いてなんなんですが、相当難易度が高いように感じます。
人は急に狂います。僕も狂うかもしれませんし、これを読んでる貴方も狂うかもしれません。それはもう仕方ないんです。
ただ、自分や仲の良い他人にそういった現象が起こり得るという事を理解して覚悟しておくだけで、予後は良くなると思うんです。
最後に、既婚者なのに狂ってしまうのはどんなタイプかを軽く記載して終わりにします。ここまで読んで頂いてありがとうございました。
⑦狂う既婚者の傾向
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