それでも結婚したほうがいい4つの理由
ツイッターを始めとするSNSで今広がっているものがある。それが結婚に対する偏見や誤解である。
『男はもし結婚したら嫁に財布を握られ金銭的、時間的に全ての自由が奪われる。さらにそれに抵抗すれば容赦なく離婚され子供達は元嫁に連れされて養育費だけを奪われてしまう』
『女は結婚すれば家事や育児を強制され仕事のキャリアを絶たれてしまう。離婚したくても金銭的な問題から身動きが取れず、夫の言いなりに家政婦のように扱われ自分の人生を奪われる』
『ハイスペックなエリート男女しか結婚して幸福な家族を育むことが出来ない』
上記のような極端な結婚の失敗例をさも当たり前のように話したり、結婚のハードルを過剰に高く見積もってしまう独身男女の声がSNSには溢れているのである。全ての結婚が上手くいくというわけではないが、それにしてもSNSで語られる結婚はあまりに現実からズレていると言わざるを得ない。
しかし、なぜこれほどまでに結婚に対する極端にネガティブな偏見と誤解ばかりが拡散されているのであろうか?その理由は3つある。
まず1つ目が"不幸な話ほど拡散されやすい"からだ。
SNSでは穏やかな日常やありふれた幸せよりも、極端な体験談の方が注目を集めやすい。そのため、結婚生活の日々の小さな喜びよりも、不倫や離婚、子供の連れ去り、養育費未払い、などといった劇的な話題のほうが目立ちやすいのである。
さらにその流れに拍車をかけるのがSNSのアルゴリズムである。SNSではネガティブな投稿や口論を巻き起こす極論の方がエンゲージメントを集めやすい。アルゴリズムがそうしたエンゲージメントが取れる投稿を優先的に表示し、結果として悪い情報ばかりが目についてしまうのである。
そして2つ目が"平凡で幸福な既婚者ほど沈黙する"からだ。
一部のSNSでは子供の学歴や夫の職業、妻の若さなどをネタにマウント合戦を行う一部の界隈を除いて、ほとんどの既婚者は自分たちの家庭のよい話を殊更にSNSで拡散しようとはしない。なぜなら、自慢したがりと思われたくないし、下手な嫉妬を買いたくないと思っているからである。
同じ理由で、現実でもそれなりに上手くいっている既婚者たちほど、独身者のいる前では『うちも色々大変でさ』といった当たり障りのない話をするにとどめることがほとんどだ。
その結果、楽しく暮らしている既婚者の口からも、話してもルサンチマンを買いにくいトラブルや不幸話が家族生活に関する話題のメインとなる。そうして上手くやれている夫婦の話題が透明化されてしまうのである。
そして最後の3つ目が"諦めが生んだ結婚否定バイアス"だ。
令和になり、マッチングアプリやSNSの普及による恋愛の市場主義化、育児や理想のパートナーに対するハードルの上昇、それらによって幸福な結婚に辿り着ける男女がどんどん減少しているのである。
その結果、本来であれば結婚を望んでいたであろう層までもが、心理的な自己防衛として"結婚なんてしたら不幸になる"という主張に共感し、それを増幅させてしまっているのだ。まさにイソップ寓話の『酸っぱい葡萄』のように、手に入らないものを否定することで心の均衡を保とうとする現象がSNS上で大規模に発生しているのだ。
この3つの原因がキメラのように融合し、今や一部のSNSでは結婚は不幸の始まり!といったあまりに極端な意見が目に付くようになってしまったのである。
しかしそんな風潮に対して断言しよう。それでも結婚できるならした方がいい。
なぜ結婚したほうがいいのか?その理由は大きく分けて4つある。
まず1つ目が......
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