AIがコーチングをするとどうなる?
AIシリーズが続いていますが、AIからコーチングを受けると、どういう会話になるのかを記事にしました。AIコーチングについては、前回のリンク先の記事をご覧ください。
AI(Chat GPT)には、一般的なGROWモデルに従ってコーチングを実施するようにお願いしました。
GOAL: 目標設定
AI:今日はどんなことを話したいですか?
私:週末の学習計画を立てたいです。本を買い込んで、溜まってしまっていて。
AI:なるほど、週末の学習計画についてですね。それについてもう少し詳しく聞かせてもらえますか? 本はどのようなジャンルのものがどのくらい溜まっているのでしょうか?
私:社内研修用にファシリテーションの本を買って、読めていない状況です。そのジャンルだけでも3冊ありますね・・・
AI:なるほど、ファシリテーションの本が3冊あるんですね。最近それを特に強く感じたのはいつごろで、何がありましたか?その本を読みたいと思ったきっかけや、読めていない状況で気になることなどを教えていただけますか?
私:社内研修資料作成用に買ったものです。会議の活性化と効率化を達成できれば、と思いました。早めに読んで、スライド化を進めたいのですが。
AI:なるほど、会議の活性化と効率化のために、ファシリテーションの知識を身につけて研修資料を作りたいというお考えなのですね。今日のこの時間、どんなことが得られたらよさそうですか? 具体的に、週末の学習についてどんな見通しが立つとよいでしょうか?
私:この週末に三冊ともに目を通せたら嬉しいですね。
AI:そうですね、週末に3冊に目を通したいという思いがあるのですね。少しでもうまくいっていることはありますか? 例えば、本を既に購入して準備できている点や、目的が明確である点など、現時点でプラスに感じられる部分はありますか?
私:そうですね、目的は明確なので、あとはきっかけがあれば、読みだすのは容易なのかもしれませんが。
AI:なるほど、目的が明確で、読み始めるきっかけさえあれば進められそうなのですね。では、一番気になっていることや困っていることは何でしょうか? 読書に向き合う時間をつくることでしょうか、それとも他に何か気がかりな点はありますでしょうか?
私:読書に向き合う時間を確保することなのかな、と思います。
AI:なるほど、時間の確保が課題なのですね。そんな状況が本当はどうなったらいいですか? 週末の過ごし方として、理想的な状態をイメージしていただけますでしょうか?
私:せっかくの週末なので、昼寝くらいはしたいですね。でも、本は三冊とも読み切っていられればOKです。
AI:なるほど、休息もとりながら本も読み切りたいというバランスの取れた希望をお持ちですね。では理想の未来をちょっとイメージしてみましょう。週末が終わって、3冊読み切れていて、適度に休息も取れている状態を想像したとき、どんな気持ちがしていますか?
私:この週末は充実していたなあ、ゴロゴロせずに済んだなあ、と思えると思います。
AI:なるほど、充実感があり、だらだらせずに過ごせたという達成感が得られる状態なのですね。では、その先の理想の未来、この経験を活かしてどうなったらさらに最高ですか? 例えば、研修資料作成やその後の会議運営などの面で、どんな展開があったら素晴らしいでしょうか?
私:そうですね、せっかく週末を使って資料を準備したので、その研修が、少しでも役に立ったと言われたら嬉しいです。
AI:その研修が役立ったと言われるような最高の未来が実現したと感じられるワンシーンを思い浮かべてください。そこでは具体的に何が起きていますか?たとえば、誰がどんな反応をしていて、どんな変化が見られているような場面でしょうか?
私:会議のときに、どう取りまわしたらいいか、ヒントだけでも掴めたと言われて、実際に会議が生き生きしていそうです。これまでとは少し違ったような、ピリッとした雰囲気があってもいいですね、会議室に。
REALITY/RESOURCE:現状とリソースの把握
AI:すばらしいビジョンですね。会議室に新しい活気が生まれ、参加者も手応えを感じているシーンが描けていますね。では、その最高の未来を10点満点とするなら、現状は何点くらいですか? つまり、今の時点で、理想的な会議運営や研修の準備に向けて、どのくらい進んでいると感じますか?
私:気持ちだけはきちんとありますので、5点くらいかな。
AI:なるほど、意欲があることで5点というのは素晴らしい出発点ですね。まず何点を目指しますか? そして、それはどんな状態ですか? 例えば、週末が終わった時点で何点くらいになっていることを目指したいですか?
私:週末が終わった時点で本が読み終わっていたら、7点か8点にはなっているかな。
AI:では、その7-8点に向けて、プラス2-3点あげるために、どんなことができそうですか?例えば、週末の時間の使い方や、本を読むための環境づくりなど、具体的にできそうな工夫はありますか?
私:このチャットが終わったら、既に読みかけていたものは、あと1時間もあれば読めると思います。残りは明日かな。
AI:なるほど、具体的な見通しが立っていますね。 過去の成功体験から活かせそうなことはありますか?例えば、これまで本を効率的に読めた時の工夫や、週末を充実して過ごせた時のコツなどはありますでしょうか?
私:音楽をかけながら集中して読めると、割と、読書がはかどる形ですね。
AI:それは素晴らしいですね。自分に合った読書環境がわかっているのは大きな強みです。では、途中で何か障害になりそうですか? 例えば、集中力が途切れたり、予定外の用事が入ったりといった可能性はありますか? もしあるとしたら、事前にどんな対策が取れそうですか?
私:他の動画を見たりなどの誘惑はありますね。動画を見る時間をタイマーで制限しておきたいですね。
OPTION/WILL:選択肢・意志確認
AI:なるほど、動画視聴の時間管理をするという具体的な対策が考えられましたね。まず何からやってみたいですか? 今このチャットの後から週末にかけて、具体的にどんな順番で進めていくとうまくいきそうですか?
私:このチャット後に本を一冊読みます。そして、明日の朝から読み始められるように、残りの二冊を机の上にセットしておきます。
AI:具体的な行動計画が立てられましたね。チャット後すぐに1冊目を読み、明日に向けての準備もするというのは、とても実践的な計画だと思います。ここまで話してみていかがですか? 何か新しい気づきはありましたか?
私:自分のサボり癖に気が付きましたね。目標が明確化できました。
AI:なるほど、自己理解も深まり、目標も明確になったのですね。きっと上手くいきますよ。なぜなら、自分の強み(音楽をかけながらの読書で集中できる)も弱み(動画視聴への誘惑)も理解した上で、具体的な対策を考えられているからです。
振り返り
正直なところ、テーマがしょぼいですので(週末にウダウダしたいおっさんが、サボり癖を押し殺しながら相談している感じ・・・)、コーチングの成果がどれくらい出るかは分かりませんが、「AIも意外と人間っぽい」と感じて頂けたかもしれません。
テーマのしょぼさにも関わらず、「最高の未来」を想像させるという、なかなかのドライブを効かせたコーチングにも仕上がっていますね。課題に対して過剰品質のような気もしますけど。
会話前半が少し不自然にはなってしまいましたが、私としても、気分をアゲていく方法(音楽をかける)や、予想される障壁(だらだら動画を見てしまう)を洗い出せましたので、かけた時間(10分くらい)に対する成果はあったと思います。
何よりも、こんな小さなテーマでプロのコーチに相談しようとは、なかなか思えないですよね。AIだからこそ、これくらいのテーマでも気軽に相談してみようか、と思えるのではないでしょうか。
