チームの基本単位=3人
チームを構成する際に3人単位にすると、コミュニケーションも取りやすく、それぞれの貢献感や深いエンゲージメントが得られる、という記事です。
何人からがチーム?
チームの実質的な意味を、「目標を共有して、お互いの強み・弱みを活かしながら共同行動をする」と仮に定義をすると、2名以上をチームと呼ぶことができそうです。一方で、2名の組み合わせを「チーム」と恒常的に呼び続けるのは、通念上の違和感もあることは確かです。
実際に、2人ですと完全に「ヨコの関係」を保ち続けるのは難しく、どうしても「タテの関係」になってしまいやすいこと。2人の意見交換に終始することで、アイデアを生み出すための「化学反応」に乏しいこと。また、両者間のコミュニケーションが悪化した場合に逃げ場がないので、解決までに時間を要することが想定されること、が挙げられます。
将来的には、そういった足らざる要素をAIが補ってくれるような、そんな未来も描けそうではありますが(そして、もしかすると、どこかで実装されているのかもしれませんが)、今の時点で「2人でチームとして頑張って欲しい」と言われたとしたら、声をかけられた本人たちには、当惑が残るのかもしれません。
ですので、チームとして有意義な最少人数は3人である、と私は考えています。
何人のチームが最適な形?
noteを探すと、「チームはまず「3人」でつくれ」という、実務の観点に立った記事を見つけました。多くの実戦の場を積んできた方の記事だと思いますので、3人の意味合いを本質的に突いているのだと感じました。
私も、チームの単位としては3人が最適なのではないか、と考えています。6人いるのであれば、3人ずつの2つに分けたほうがよい。5人ですと、誰か一人を「兼務」にして3人ずつに分けられる。そういった形で、「3」というマジックナンバーにこだわった方が、上手く行くという考えです。
もちろん、これは一つの考え方であり、「4人が最適」という意見や、人数別に考えられた記事もあったりします。
3人チームのメリット(コミュニケーション、エンゲージメント観点から)
3人チームの魅力について、コミュニケーションとエンゲージメントの二つの観点から書いてみます。
コミュニケーション
一つは、会議や打ち合わせをする際に、それなりにディスカッションが活発になることが挙げられます。二者間の会話に三人目が割って入ることで、新たな視点や気づきをもたらします。また、どうしても意見が割れてしまった際には、多数決に近い形を緩やかに取ることも可能です。これらは、二人のコミュニケーションでは達成が難しいところになります。
また、仮にチームのメンバーのAさんとBさんとの間の関係性に支障が生じた場合、Cさんにサポートをお願いすることもできます。Cさんとしては、AさんとBさんとの関係を俯瞰的に見て助言することもできますし、もしくは、AさんとBさん、それぞれ個別に話を聞くこともできます。
エンゲージメント
3人という単位は、短い会議であっても全員が自分の考えを述べることができ、また、その場の提案に賛成にせよ反対にせよ、自分の意見が決定権を握ることができていることを実感できる状況になります。
3人という人数は、各人の貢献度の高さから、適度な緊張感も生み出します。自分はこのチームに不可欠な状況であり、自分らしさを活かしながらチーム全体に貢献をしているという実感を持つことができます。
最も大きなメリットは「下の2割」が生まれにくいこと
組織運営をすると、どうしても、能力ややる気の面で、他メンバーよりも遅れを生じる「下の2割」が発生してしまいます。周囲も、そのせいで自分の仕事量が見合わないほど増えていると感じる恐れがありますし、何よりも、「下の2割」とみなされてしまった人たちが、極めて幸福感の低い状態におかれる危険性もあります。
この状態は、逆に「上の2割」を生み出すという効果があることはあるのですが、特定のスターに頼る運営を続けていると、チーム全体としてのポテンシャルを最大限に発揮できない恐れもあります。
一方で、3人でチームを構成すると、前述のとおり、各自の貢献感やエンゲージメントが高い状態に保たれやすいので、「下の2割」が生まれにくくなります。たとえ、3人のチームでAさんとBさんが仲が良く、この2人で仕事を回しているように見えても、2人で出来ることには限界がありますので、3人目であるCさんが活躍できる余地は必ず出てきます。そこで、貢献をするかどうかは、Cさんの選択次第な訳ですが。
さらに言うと、4人でチームを構成すると、活躍できない1人が出てくる可能性が高まります。3人というのは、各自のエンゲージメント発揮の上で、抜群のバランス感をもたらすのだと思います。
まとめ
チーム力をバランスよく発揮するには、3人が良いのではないか、という考えを書きました。チームシナジーの発揮には2人では難しく、一方で、4人になると「居場所のいない人」が発生してしまうリスクが高まってきます。
身の回りを観察して、人数別にチーム機能がどう発揮されているかを観察するのも役に立ちそうです。
