【飛鳥II 2024 世界一周】67日目:パナマ運河通過に向けて予習しました
2024年6月10日、飛鳥IIはナッソーからパナマ運河目指してカリブ海を航海中でした。
67日目の出来事について、お話します。
あさ
すむーじー
今日のスムージーは、ミックスベリーでした。
テッパンの組み合わせで、美味しかったです。

飲んだ後は、リドカフェ&リドガーデンで朝食ビュッフェをいただきました。
ビュッフェにもベリーが並んでいて、さらにホオズキの実もあったことに驚きました。
海の上でさまざま食べ物をいただけるのは、本当に楽しい贅沢です。

ほうそう
今朝のブリッジからの放送は、「第二パナマ運河計画(ニカラグア運河)」についてでした。
第二パナマ運河計画は、ニカラグア共和国(República de Nicaragua)を通り、大西洋と太平洋を結ぶ運河を建設する壮大なプロジェクトでした。
全長は約260kmで、約80kmのパナマ運河(Canal de Panamá)の3倍以上です。
世界最大サイズの貨物船が満載状態でも通航できるよう、幅が広く深さもある運河として計画されていました。
運河建設だけでなく、港湾や空港の整備、周辺地域のインフラ整備、観光資源の開発なども計画されており、通行料収入による経済発展や地政学的な影響力の向上が期待されていたそうです。
中国資本による一大プロジェクトとして注目を集めましたが、最終的には資金不足などによって建設は中止となり、政府が事業者に与えていた建設・管理権も撤回されました。
一方、パナマ運河は当初フランス主導で建設が進められていましたが、その後アメリカが事業を引き継ぎました。
かつてはニカラグアルートとパナマルートどちらを推進するか検討されていたそうですが、カリブ海の火山活動や政治情勢などの要因もあり、最終的にパナマルート優位となり、パナマ運河は1914年に開通しました。
運河そのものはひとつの国の中を通っていますが、その背景にはさまざまな国の思想や利権、政治情勢が関わっているのだと知り、とても勉強になりました。
一方で、明日6月11日のパナマ運河通過についての案内もありました。
6時頃に水先人が乗船し、17時過ぎに運河を抜けて太平洋へ出た後、海上で錨を下ろして燃料補給を行う予定だそうです。
明日は、運河通過を最初から最後までしっかり見届けるべく、早起きしなくてはと思いました。
ぱなまうんが
6デッキのギャラクシーラウンジで開催された「パナマ運河よもやま話」に参加しました。

副船長さんが、パナマ運河について下記のような内容を説明してくださいました。
パナマ運河の地図上の位置や大きさ(全長80km、最高点の海抜高度 26m)など

カリブ海から太平洋までの構造は、カリブ海 ー ガトゥン閘門 ー ガトゥン湖(人造湖) ー ゲイラード・カット ー ペドロ・ミゲル閘門 ー ミラ・フローレス湖 ー ミラ・フローレス閘門 ー 太平洋。
水を流し込むことで浮力により船が上昇します。各閘門の高さは、ガトゥン閘門が3段で26m、ペドロ・ミゲル閘門が1段で8m、ミラ・フローレス閘門が2段で18m。
それぞれの違いを実際に確認するのが楽しみになりました。体調管理や通峡中の注意事項。
体調管理のことまでお知らせくださって、ありがたいです。建設は1880年にフランスの主導で開始されましたが、途中建設頓挫し、その後アメリカが主権を得て再開され、1914年に開通しました。
アメリカ合衆国の海外領土でしたが、1999年にはパナマへ返還されています。
2016年には新パナマ運河拡張工事も完成し、通航船数が増えました。運河通峡予定や見どころを写真を加えてとても詳しく解説してくださったので、明日の運河通過をとても具体的にイメージすることができました。
パナマの降水量の変化によって、船舶通過可能数や料金が変化します。
なお、通行料は、作業員料金、電気機関車料金、船の大きさなどによっても変動するそうです。パナマ運河とスエズ運河をさまざまな数値による比較表が示され、とてもわかりやすかったです。
スエズ運河の方が規模が大きく、水平(海面)式なので降水量による影響がないんですね。
今回航路変更によりスエズ運河を通ることができなくなったことを思い出し、実際に通過してパナマ運河との違いを見てみたかったなぁと、改めてしみじみ思いました。
おひる
ごはん
昼食は、フォーシーズン・ダイニングルームで、氷見うどん、かき揚げ、助六寿司、刻みすぐきをいただきました。
実は私、いつも食事の際にスパークリングウォーターを注文しているのですが、ウェイターさんがそのことを覚えていてくださり、なんと注文する前から用意してくださいました。
心遣いがとても嬉しく、いつも以上に美味しく感じました。

ちょこ
6デッキにあるカフェ「ザ・ビストロ」でコーヒーをテイクアウトし、昨日手作りしたチョコレートをお部屋でいただきました。
チョコレート独特の酸味と苦味が感じられて、とてもおいしかったです。
やっぱり自分でつくったものは、格別ですね(笑)。

比較用にいただいた先生手作りのチョコレートも食べてみると、同じカカオ豆から作られているにもかかわらず、味や滑らかさの違いをはっきり感じました。
先生のチョコレートは、3日間ミルで回して、さらにテンパリングも施されているため、とてもなめらかです。
一方、私たちが作ったものにいい意味で雑味があるのは、カカオ本来の風味がより濃く残っているからだそうです。
こうした違いまで味わうことができ、とても貴重な経験になりました。
そして、おいしいチョコレートを作るために、チョコレート職人の方々たどれほど苦労されているかもよくわかりました。
小さくても高価なチョコレートがあるのも納得です。
実は本日も、前日に参加した「カカオ豆から作るBTB(Bean to Bar)チョコレート体験」が開催されていました。
そこで終了時間に合わせて会場を訪れ、先生にいくつか質問をさせていただきました。
お話を伺えただけでなく、前日に私が皮むきに苦戦したペルー産以外のカカオ豆にも触れ、豆ごとの違いを確かめることができました。
実際に比べてみると、豆によって皮のむきやすさがまったく異なり、自分がいかに難しい豆を選んでいたのかがよくわかりました(笑)。
それでも、貴重なペルー産のカカオの特徴を存分に味わうことができて、とても良かったです。
よる
今日はドレスコードがインフォーマルの日だったので、ワンピースを着ておしゃれして出かけしました。
しょー
ライブショー「Dos Orientales(ドス・オリエンタレス、二人の東方人)」が、ギャラクシーラウンジで開催されました。
Dos Orientales(ドス・オリエンタレス)さんは、南米を代表するピアニスト・コンポーザーでウルグアイ在住のウーゴ・ファトルーソ(Hugo Fattoruso)さんと、少年時代をカナリア諸島で過ごした異色の打楽器奏者のヤヒロトモヒロ(八尋 知洋)さんのデュオです。

ステージ上には本当にさまざまな打楽器が並んでいて、感激しました。
多彩な音色でリズムが奏でられ、ピアノや歌声とともに音楽が紡がれていき、聴いていてとても楽しかったです。
インフォーマルの日にぴったりの、かっこよくておしゃれなJAZZY SOUNDでした。
ごはん
夕食は、フォーシーズン・ダイニングルームで、洋食をいただきました。
メニューは、スティックベジタブル、阿波尾鶏とあさりのスープ 野菜のグラタンを添えて、ほんのり温かいズワイ蟹の彩りサラダ、鱈のムニエル ハーブ香るトマトソース、菜彩鶏のソテー フランボワーズソース、ニューヨークチーズケーキ カシスとオレンジのソルベでした。
色鮮やかなディナー、とても美味しくいただきました。
ちなみに阿波尾鶏は徳島県で飼育されている地鶏で、菜彩鶏は岩手県の十文字チキンカンパニーが生産する銘柄鶏です。
異なる品種の鶏料理を一度に味わえるなんて、興味深くいただきました。

おわりに
飛鳥II 2024年 世界一周クルーズ 67日目の出来事について、お話しました。
翌日に控えたパナマ運河通過に向けて、講演会や船内放送を通じて運河の歴史や仕組みなどについて学びました。
昼過ぎには手作りしたチョコレートを味わい、カカオ豆や製法の違いの奥深さにも触れることができました。
パナマ運河への期待が高まるとともに、チョコレートの奥深さも感じた1日でした。
次は、68日目について、お話します。
