「なんで?」が止まらない子どもたち
「先生、なんで空って青いの?」
「なんでセミは鳴くの?」
「なんで水たまりってできるの?」
子どもたちと過ごしていると、「なんで?」が止まらない日があります。
以前の私は、そのたびに答えを教えようとしていました。
知っていることは説明して、分からないことはあとで調べる。
それが先生の役目だと思っていたからです。
でも、ある日気付きました。
子どもたちが本当に求めているのは、「正しい答え」だけではないのかもしれない、と。
ある子が、園庭でセミの抜け殻を見つけて聞きました。
「先生、これ何?」
私はすぐに答えず、
「何だと思う?」
と聞き返してみました。
すると、
「セミのおうち!」
「木の服じゃない?」
「赤ちゃんが出てきたあとかも!」
と、次から次へと子どもたちの考えが飛び出してきました。
その場には、正解を当てる空気ではなく、「考えることを楽しむ時間」が流れていました。
私はその姿を見て、「なんで?」は答えを聞くためだけの言葉ではなく、自分で考え始めるきっかけなのだと感じました。
だから最近は、すぐに答えを伝えるのではなく、
「どう思う?」
「一緒に調べてみようか。」
そんな言葉を掛けるようにしています。
すると子どもたちは、自分の考えを話したり、友達の考えを聞いたりしながら、目を輝かせて探究を楽しむようになりました。
子どもの「なんで?」は、大人を困らせる質問ではありません。
世界を知りたいという、成長の入り口なのだと思います。
だから私は、その「なんで?」を大切に受け止め、一緒に不思議がれる先生でありたいです。
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