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solucci264
【青ブラ文学部】一輪挿しの花|エッセイ
タイトル:一輪で咲く豊かさ
一輪挿しの花。
豪華な花束ではない。
たった一輪なのに、部屋の空気をふわりと変えてしまう不思議な力がある。
朝、カーテンを開ける。
窓から差し込む光が花びらを照らすと、その一輪は昨日より少しだけ違う表情を見せてくれる。
つぼみだった花が開いていたり、花びらの向きが変わっていたり。
小さな変化なのに、見つけるたびに心がやわらかくなる。
忙しい毎日の中では、「もっと」が口ぐせになりがちだ。
もっと時間がほしい。
もっとお金がほしい。
もっと広い部屋がほしい。
でも、一輪挿しの花を眺めていると、「これで十分」という気持ちも、ちゃんと心の中にあることに気づく。
たくさんあることが豊かさではなく、小さな幸せに気づけることも豊かさなのだと思う。
花は何も話さない。
それでも、「今日もお疲れさま」と静かに微笑みかけてくれているような気がする。
だから私は、一輪挿しの花が好きだ。
その一輪は、部屋を飾るためだけではない。
慌ただしい心に、小さな余白を咲かせてくれる存在なのだから。
了

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悠・恵 日常・ほのぼの↓↓↓1
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