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ringosu_brass
2026.5.MAR カスタネット.三角筋.光芒|ショートショート
タイトル:光芒のリズム
体育館の窓から、朝の光が斜めに差し込む。
光芒が床に線を描き、まるで時間が止まったみたいだった。
私はカスタネットを手にして、リズムを刻む。
音は小さく、でも確かに空気を震わせる。
隣で、彼は腕を曲げて三角筋を見せながら、準備体操。
「今日の朝練、がんばろうな」
ちょっと照れた笑顔に、胸がぎゅっとなる。
カスタネットを叩くたび、
心の中のリズムも揃っていく気がした。
光が私の髪を赤く染め、汗がきらりと光る。
目が合った瞬間、世界が少し止まった。
「…リズム、合ってる?」
「うん、完璧だよ」
言葉は少ないけれど、伝わる。
三角筋の力強さと、カスタネットの軽やかさ、
そして光芒が包む空気。
全部が、私たちの青春の証みたいだった。
最後の一音が消えたとき、私は思った。
この瞬間が、ずっと続けばいいのにって。
でも、光は走り去り、音は消える。
了

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