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haru_33
【シロクマ文芸部】ゆっくりと|エッセイ
タイトル:朝のコーヒーの時間
ゆっくりと、朝のコーヒーを淹れる。
お湯を沸かして、カップを用意して、
粉にお湯を落とすと、ふわりと香りが立ち上がる。
まだ外は静かで、
一日の音が始まる前の時間。
この時間が好きだ。
急いで飲むコーヒーもあるけれど、
朝のコーヒーは、少し違う。
湯気を眺めながら、
今日のことをぼんやり考える。
やることもあるし、
予定もある。
でもこの時間だけは、
まだ何も始まっていない。
コーヒーをひと口。
苦味の奥に、
ほんの少し甘さがある。
それが、
今日の始まりの味みたいだと思う。
ゆっくりと飲み終えるころ、
窓の外の光が少し明るくなっている。
さて、そろそろ動こうか。
朝のコーヒーは、
一日のスイッチを、
やさしく入れてくれる。
了

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