見出し画像

【シロクマ文芸部】透明な|ペンライト.今日.前後左右|ショートショート

森の広場に、美しい妖精たちが集まっていた。
みんな手には、透明に光るペンライトを持ち、**「今日のお祭りを楽しむんじゃ」**と笑い合っている。

前後左右に舞う光は、夜空の星々と溶け合い、まるで銀河が地上に降り注いでいるようだった。

「お願いをしながら振るのじゃぞ」
長老の言葉に、妖精たちは一斉にペンライトを振った。

その瞬間、透明な羽が虹色に輝き出す。
光の輪が広場を包み込み、やがて夜風に揺られながら広がっていった。

この光の輪に触れた者は、必ず大切なものと巡り会えるという。

その夜、森の奥では――静かに、優しい奇跡が生まれていた。



*下記企画に参加させて頂きました*


シロクマ文芸部NEXT↓↓↓

いいなと思ったら応援しよう!

鈴蘭 読んで下さりありがとうございます!励みになります!