【寓話】第8回御前会議② 「国民が一転、対米開戦に賛成!?」
場所 :宮中正殿
日時 :令和-78年12月1日
参列者:天皇
• 内閣総理大臣
• 外務大臣
• 陸軍大臣
• 海軍大臣
• 参謀総長
• 軍令部総長
• その他の高官
議題:対米英蘭開戦の決定
天皇
「それでは、決をとる。
なんだ、誰もおらんのか、開戦に賛成するものは。」
国民
「はい、それでもわたしは、開戦に賛成します!」
内閣総理大臣
「どういうことだね。君は、そもそも我々の開戦の決議を阻止するために
来たのではなかったのか。」
国民
「わたしは、開戦した場合の未来から来ました。
つまり、開戦をしないことが、本当に正しい選択であるという
確証をもっているわけではありません。
しかし、開戦した場合に発生する甚大な被害も含めて、成り立つ
国の歴史を鑑みて、未来の国民は、歴史を受け入れています。」
内閣総理大臣
「そうか、やはり、開戦した場合、
甚大な被害が国民に及ぶということだな。」
国民
「はい、残念ながら…
わたしには、開戦しない場合にもっと酷い結果が待っているかもしれない
そう、想像することもできるからです。
しかし、やはり倫理的にも、甚大な被害が及ぶと分かっていて開戦を
望むのは、とても罪深いかもしれません。」
内閣総理大臣
「君の来た未来とは?この国は?
君が、それでも、守りたいと思えるそんな国なんだね。」
国民
「はい、そうです。そんなに悪くないんです。
ただ、最近は、経済的に行き詰まり、
幸福の在処をどこかで失ってしまった
そんな国になってしまいました。
だから、貴方たち、過去の国民に問いたい
国のために、命をかけた貴方たちなら、わかるはずだ。
今、我々は、なにをすべきか。」
陸軍大臣
「我々の命を懸けた覚悟が、未来にも届いているということか?」
海軍大臣
「我々は、戦いに敗れた。それが歴史の糧となるということか?」
外務大臣
「それでも、誇りある国家として、国際舞台に立っているということか?」
国民
「はい、そうです。」
内閣総理大臣
「わたしは、未来の国民に恥じぬ立派な国にすることを約束しよう。
しかし、未来を担うのは君たち自身だ、君たちがやるしかあるまい。」
国民
「はい、総理。」
天皇
「では、我々は“問いを受け取った者”として、
未来に恥じぬ決定を下そう。」
つづき「対米開戦回避しても問題山積!?」↓
