「おしながき苦手マン」を助けたい2 -アーティストのためのデザイン思考
こんにちは。デザイナーです。
前編をご覧くださりありがとうございました。
読んでいないかたはこの記事から見ていただくことも大丈夫なように作りましたが続き物ではあるのでよかったらぜひ!!
前回のまとめ
・「おしながき苦手マン」は悪くない
・なんで苦手なのか?タイプ別の原因を探ってみた
(苦手傾向を「情報整理」/「グラフィックデザイン」の2軸で分類。グラフィックデザインの解説詳細は本noteで行います。)
・タイプ別の解決策を紹介(情報整理苦手な人のための解決案)
今回は、前編でさわりだけ紹介した
「おしながき」の見た目を整えるための小技がわからないタイプについての解説と、解決案をご紹介します。
・どこから手をつけたらいいかわからない
・考えること多すぎて疲れる。時間かかる
・デザインが苦手
・デザインは好きなんだけどなんか「コレじゃない」んだよね……

前回も説明しましたが、紫のグループは「やりたいことを表現できていない」から出来栄えに納得がいかないグループです。
創作活動を こだわりたい あなたへ
「らしさ」をデザインしたいひとたち

・「いまいちバランスが悪い気がするな……でもなにがそうさせているのか……」
・「どこが変なポイントなのか自分ではわからないから友だちに見せたのに、褒めてもらえるばかりで解決にならない」

・「やりたいことや世界観は決まっているし、頭の中にはあるのに、できあがる物が『なんか違う』」
・「作家として「おしながき」にも手を抜きたくないが、デザインについては門外漢なので自信が無い……」
このふたつはともに「自分の表現したいもの」にひたむきな、作家性の強いサークル主に多い印象です。
例えば
作っているものの傾向が同じor偏っている
推しCPの解釈や思想を軸に創作している
ホラーばかり書く
革小物を作り続けている
特定の動物をモチーフにしている
推しCPに常に同じ性癖をぶつけている自覚があり、それを売りにしている など
創作が好きすぎてライフワーク・あるいは生業と化している
VTuberや配信者であり、キャラクターのイメージに関わることには手を抜きたくない
趣味でTRPGシナリオや楽曲等を作った。せっかくなら世界観を大切にしたい。
グッズ製作が好きすぎてネットショップを開いた。クリエーターズマーケットなどに頻繁に出展している など
このタイプは人からの評価やアドバイスはもちろん大事にしますが、最後の決め手にするのは自分の気持ちです。大切なことは心で決めろって言いますもんね(突然のシャーマンキング)
そういうわけで、自分がいいと思った物しか世に出したくない
=「おしながき」もこだわってしまう方が多い
のかな? と勝手に分析しています。
つまり、彼らの言う「おしながき苦手」は
どう作ったらいいかわからないという意味ではなく
「自分の世界観が表現仕切れていないこと(=アート的視点)」と、
「おしながき」としての機能(=デザイン的視点)の板挟みになっているが
解決方法がわからないし、自分の表現も曲げたくない!
苦しい!この地獄から抜け出せない!
という意味です。(と仮定&意訳してみました。)(アーティストの気質は千差万別ですからひとつの理由にくくるのはむずかしいのは承知しています)
さて、このタイプのみなさんには酷なお話をしなくてはなりません。
わたしにはあなたを救う方法がありません。
他人はわかってくれない
自身の作るものに強いこだわりがあるかた、
あるいはブランディングのひとつとしてこだわらざるを得ないかたには、前編のような解決策を提示するのは効果的ではない、との結論に至りました。
理由は至極単純で、あなたの世界観や作家性はあなたの中にしかなく、それをどう表現するかはあなたの心が決めるからです。
前回のnoteでアートとデザインの違いを紹介したくだりで触れましたが、
「作品」と「おしながき」はそれぞれ異なる思考プロセスでできあがるものです。

作品を作るノリでデザインするとどうなるかというと、
最悪の場合、あなたの好きなものだけは伝わってくるけれど、その媒体で本当に伝えたいことが正しく伝わるかどうかは保証できないものが完成することになります。
下図は、作家が「好きな感じでまとめた」おしながき(左)と、
それを受け取って「いい感じに整えて!」とお願いされたデザイナーが「読みやすさ重視で」手直しをした場合の比較です。

どっちがユーザーに優しい「おしながき」かと言われたら、
右の方を選びますよね。
では質問を変えます。

なんか左の方がパンチの効いた本出してそうで気になりませんか……??
右は強い色を全面に使っているのでインパクトも可読性も高いのですが、左の方は淡い色が中心なのになぜか惹かれるものがありますね。「とにかくわたくしの作ったものをみなさい!」と上品に胸ぐらを掴まれている感じがする(?)。
これです。
作家性の強いサークルはこれが厄介で、
これがとても面白いところなのです。
デザインの副作用
今回の例でデザイナーが頼まれたのは
作家が作ってきたものをもとに「いい感じに整えて!」でした。
デザイナーにとって「整える」とは広い意味で「読みやすくする」ことです。手段を制限されていなければ与えられた素材の範囲でやれることをやります。
しかし、作家としては「整えて!」とは言ったけれど「見た目を大きく変えてくれ」とは言っていません。
デザイナーが中途半端に介在すると、必ず読みやすさも印象も優等生な仕上がりになりますが、多数派がストレスなく読めるようにできた反面、気をつけなくては作家の個性が吹っ飛んでしまう危険性がある。
わたしはこれを、デザインの副作用と呼んでいます。
デザイナーの仕事は多岐に亘りますが、本質はクライアントの抱える問題を解決したり、要望を叶えることにあります。
ヒアリングを通して
お客様が抱えている潜在的な要望に応えるために提案をしたり、
お客様が口にしたことをまとめて「つまりこういうことですか?」と表面的なご要望を形にしたりします。
この作業はどちらも
お客様の相談を受けたデザイナーが顧客になんらかの形で見える化して投げかけている のですが、
創作界隈に生きるお客様との間では、その行為が「解釈の押しつけ」と受け取られ、不快にさせてしまう可能性を孕んでいます。
そうした目線で見ると、
右の「おしながき」は手直しの方向性として正しいでしょうか。

情報がまとまり、品もよくなり、良いこと尽くめのはずなのに、作家が「おしながき」に込めた「作品としての純度」は、良くも悪くも薄まりました。作家性を削ぐデザインにしてしまった とも言えそうですね。
柔軟な作家なら「これもアリだね」と受け入れてくださるかもしれませんが、作家が求めていたものを出力できていない事実は変わりません。
結局何が言いたいのかというと
「作家の脳内にあるものは作家にしかわからない」のです。
言葉を尽くしたつもりになっても解釈が共有できていないと、デザイナーは見当外れなものを作ってしまいます。
デザイナーはヒアリングの中でたくさんのことを考えています。
・「このお客さんはどうしたいのか」
・「なぜそうしたいのか」
・「本当はこうした方がいいと思うが、提案を許してくれるだろうか」
・「ベースになったデザインはどこまでいじって良いのか」
など
色々考えて最後に手を動かします。
今回のようなケースで、発注したけれど納得のいかないデザインが上がってきたときは、「デザイナーが好き放題やってクライアントの意向を無視した」のではなく、デザイナーが要望をうまく汲み取れていないのです。
一方で、思っていたものと違ったものが上がってきたとして、
求めていた最低ライン「ユーザが読みやすい」ことをクリアしていたなら(せっかく作ってくれたし……)と妥協してしまう、なんてこともありますよね。
でも、もったいないのでデザイナーと戦ってみてもいいかもしれません。あなたの作家性は大切にするべきだし、お金が発生しているなら尚更です。
ヒアリングを重ねてデザイナーが認識を変えてくれたら、あなたがご満足いただける以上の仕上がりでお返しします。
(もちろん金銭的な問題・納期についてなど、ケースバイケースで交渉が発生しますので、どこかで折れることも大切ではあります。大人同士うまくやりましょう)
ここまで読んで、
ええい!面倒だ!もう自分ひとりでやるぞ!
という気持ちになった方もいらっしゃるでしょう。
そこで、こんな提案をしてみます。
ここからが本題です。
アーティストのためのデザイン思考
頭のなかに1匹
もう自分ひとりでやるぞ! と決めたけれどデザインに自身がないあなたにご提案があります。
脳内にデザイナーを飼ってください。
普段の作品作りは普段通りに楽しんでもらって、
デザインが必要な時だけ脳内のデザイナーに助けを求めてみてください。
飼い方は簡単。デザイン思考を身につけましょう!
デザイン思考とは
デザイン思考(でざいんしこう、英: Design thinking)とは、デザイナーがデザインを行う過程で用いる特有の認知的活動を指す言葉である。ただし、ここで言う英語の"デザイン(Design)"とは、日本語で「デザイン」として認知されている限定的な「意匠」や「図案」ではなく、広義の「設計」や「仕様」、または「計画」を意味する。したがって「デザイナー」も設計者、計画立案者という意味で理解すべきである。
😰(「おしながき」のTipsを読みに来たのになんだかコワくてデカい話になってきたな……。か、帰ろう……)
と思ったそこのあなた
大丈夫!まだ帰らないで!
ビジネスの場面で昨今よく聞かれる「デザイン思考」ですが
ぶっちゃけわたしもよくわかっていません。何にも知りませんが、結局ただの思考法にすぎないので今回の話に都合がよさそう役に立ちそうなことだけピックアップして、今回の言いたいことに落とし込んでみようと思います。
デザイン思考は出来て損はない
ほんで結局デザイン思考って何?って話ですよね。
めっっっっっっちゃざっくり言うと、デザイナーの考え方を仕事に持ち込んだら何か起きるんじゃね?的な考え方です。ビジネスマンのためのnoteじゃないんでこれ以上説明不要でしょう(わからないだけです)
早速ですが、「やりたいことを表現できていない」から出来栄えに納得がいかないあなたに、デザイン思考に最も大切なユーザ視点というワードを授けます。
「ユーザ視点」とは、文字通りの意味ですが「この商品やサービスを利用者の気持ちになって評価してみる」ことです。
ビジネスの世界では既存の商品・サービスの課題や潜在ニーズを見つけ出すことを目的として利用されるそうですが、ここでは関係ないし説明できんので割愛します。
要するに人に読んでもらう・使ってもらうものだから人に寄り添ったものを作ろうね、という指針だと思ってもらったらいいんじゃないかなと思います。
今回の「ユーザ」とは、もちろん「おしながき」を読むひとのことを指します。ただし、創作物には自分らしさを出したい・こだわりたいあなたの視点も大切にしたいので
このnoteでは、「デザイン思考」という言葉の定義を
ユーザ視点と作家視点の両方をうまく使いこなして課題の解決を図ること
とします。
実際にやってみた
【修正する】 考え方の解説
ここからは先程の「おしながき」を例題として、
どういう視点で見て、どういう風に考えたら良いかをご紹介します。

「ふたり」の視点で考える
まずはユーザ視点と作家の視点、
それぞれの立場に立ったときに、どんな意見や思いが出てくるのかを考えてみます。
実際、作業中に行うときの使い方としては
キリがついたりちょっと休憩したりするタイミングで、我に返るときがありますよね?
あのときにイラストの変なところとか、誤植を見つけたりするじゃないですか。
あんな感じで落ち着いているときに「これ、他人が見たらどう思うだろう」と考えてみるのがいいのかな?と思います。

なんとなく意見が出てきたら、まずはユーザが何に困っているかを観察しましょう。
サークル名読みにくい。誰?
新刊だとぱっとみてわからなかった
これどこで買えるの?
この本に興味はあるようですが、サークルさんの配置や名前がわかりにくいみたいですね。
情報をわかりやすくまとめるといえば、前回のnoteでご紹介した、5W2Hを利用したら直すのに参考になりそうです。
・when……いつ
・where……どこで
・who……だれが
・what……何を
・why……なぜ
・how……どのように
・how mach……いくらで
前回は「おしながき」はこの順番で読めるように作ればそれっぽくなる と紹介しました。これに倣って文字の配置を変えてみましょう。


ヘッダーが整理されるだけで急に読みやすさの片鱗が出てきました。
今一度ユーザ視点に立って、今の配置や順番に変なところはないかな?を考えてみます。
ユーザ視点で問題なければどんどん行きましょう!
……と、言いたいところですがストップ。
視点を変えて、もう一度「おしながき」を見てみましょう。
今度は作家視点に立ってみましょう。

Melancholic Lolita と読ませたいらしい。ユーザは知らない情報です。どうやらこの作家さんは、サークル名に少々こだわりがあるみたいですが、これは採用するべきこだわりでしょうか?
先ほど、いつ→どこで→誰がの順になるように並べ替えたときに、
サークル名を成り行きで小さくしました。本当に良いのでしょうか?
元々バカでかく入っていたのに、こんなに小さくしちゃって良いのでしょうか。
これを考えるときに必要なのが、前回は使わなかった「Why」の視点です。
・why……なぜ
ユーザ視点で見たときに他の部分を優先した方がいいかな〜と考えていくうちに元々大きくしたかったはずのものがだんだん小さくなること、よくあります。
どうしてこれを作った自分はこの文字や要素を大きくしたかったのか、明確な理由があるのならそこはこだわるべきです。「元々なんで大きかったんだっけ…」を考えてみましょう。
考えてみて、なんとなく……納まりがいいから……など、深い意味がなかったとしたらまあ小さくてもいいかもしれません。小さくても目に入る工夫をしてあげたらいいと思います。
ただ、その理由が「今回初めて参加する。いろんな人にこの可愛いサークル名を知ってほしい」だったとしたら?
だとしたら、読みやすさも、パッと見で目につくことも捨ててはいけませんね。

↓

一気に読みやすくなった!
背景がごちゃごちゃしてて読みにくい…と思っていましたが、処理の仕方次第でなんとかなりますね。情報の入れ方は前回やったので割愛。
直りました

こんな感じです。
大切なのは異なる視点を切り替えられるかどうか、そしてその視点から出てきた疑問を投げかけて、答え探しに付き合ってくれる脳内デザイナーがいるかどうかです。普段から「Why?」を常に投げかけ、脳内デザイナーを鍛えておきましょう!
【イチから作る】 作例メイキング
ここまでは修正するときの話。
つぎはイチから作ったとき、どのように考えていけば良いのかを紹介します。
なお、作例とはいえ、「これを推したい!」と私が思えるものがあった方が説明しやすいので、大好きな友人にお願いしてご本の表紙をお借りしました。
この本を初めてイベントで頒布することを目的とした「おしながき」のメイキングだと思ってご覧ください。
※説明中に「作家のコメント」が出てきますが、にし様にご協力いただいたのは表紙のご提供だけです。コメントはnote用に全て筆者が準備しました。

お借りしたご本の紹介
にし様(Xアカウント)が昨年発行された「DEAD END」の表紙です。デザインを担当させていただきました。
表紙のキャラが作った世界にもう一人のキャラが閉じ込められてしまい、外の世界に出るために表紙のキャラを探し出す、めちゃくちゃ最高のお話です。
余談ですが、このご本は特殊加工に力を入れており、印刷所さんのnoteで紹介されています。紙選びも天才で、データよりも現物の方が何倍もかっこいいので、ぜひリンク先のnoteにて実物の雰囲気をご覧ください!
1.作る前に……文字にする
「お品書き苦手マン」のあるあるだと勝手に思っていますが、いきなりレイアウトしたり色を決めたりしていませんか?
おすすめしたいのは、これから作る「おしながき」に一番求める機能と、「自分の中でどんな雰囲気にしたいか」を文字に残しておくことです。
頭ではわかっているはずなのに、ついついやりたいこと・理想のイメージから離れてしまうのを防いでくれます。
ここではガッツリ作家視点で考えていきます。
自分が見せたいこと・やりたいことを決めていきましょう。
今回の「おしながき」づくりに求めていることをこの4つだとします。
新刊が主役!!!
表紙と「おしながき」、どちらも似た感じにしたい!
キャラクターの顔がいいから見て欲しい
明日の朝には印刷したい(時間がない)
これらを軸にすることを決めました。
さあ作りましょう!
2.レイアウト……頼れるなら頼ろう
ではどのように作っていきましょうか。
要素を入れ込む上でまず必要なのはレイアウトですね。
これが楽しい!という方もいると思いますが、ちょっと時間がないのでここにこだわるのはやめます。
なるべく時短で、でもカッコよくしたい……
そんなときに「おしながき」テンプレートが役に立ちます。

今回の主役は新刊なので、既刊の入れ方にこだわっていてもしょうがないです。これの下半分だけ参考にします。
すでにバランスが決まっているのでめちゃ便利です。ユーザ視点で見ても、読みやすくなるならそれに越したことはないので、使えるものはガンガン使っていきましょう!
つぎに主役の新刊の入れ方を考えます。
3.アイキャッチ……伝えたいことを振り返る
アイキャッチとは、ぱっとみて目をひくもののことです。
今回の「おしながき」は新刊が主役で、
かつ、キャラクターの魅力(特に顔)がやばいことを知らしめたいと先ほど決めました。
であれば、
アイキャッチはキャラクターの顔しかない!
キャラクターの表情がわかるくらい顔を大きく載せられるだけのスペースを確保することに決めました。
4.情報を一旦整理
ここまでで決まったことを振り返ります。
1.作る上での軸
2.レイアウト
3.アイキャッチ
これを紙面にまとめるとこうです。

それではユーザ視点、作家視点でこれをよく見てみましょう。

・ユーザはイラストに印象全て持っていかれて必要な情報があんまり頭に入っていなさそう
・作家的には「見せすぎ」らしい
どっちも気になりますがひとつずつ確認していきましょう。
ユーザの頭に情報が入ってこない理由
=イラストの顔にばかり目がいっているっぽい ですよね。
これが何故か考えます。
●人間の心理として顔があったらそっちを見ちゃう
●背景がネイビーで金髪・表紙の薔薇も黄色くて、顔まわりに色が集中している
●他の情報が弱い
こんなところでしょうか。
続いて作家さんの「見せすぎ」発言について考えます。
キャラクターがしっかり見えてた方が良いんじゃないかな?と思ったのですが、どうやら違うらしい。その理由を紐解いていくと、ご本のストーリーに関係しているのかも?と考えました。
表紙のキャラが作った世界にもう一人のキャラが閉じ込められてしまい、外の世界に出るために表紙のキャラを探し出す、めちゃくちゃ最高のお話です。
探すまでもなく「おしながき」にもうおる……という気持ちになっている?
キャラクターをそのまま載せすぎたのかな?
ということで、急遽ミステリアスっぽい印象を付け加えることに。
ミステリアスな感じとは?
・キャラクターの存在感があるのはいいが、はっきりとしすぎない
・ニュアンスカラーな感じ?もやもや感がいいかも
さらに、ユーザ視点で出た意見を振り返ってみます。
●背景がネイビーで金髪・表紙の薔薇も黄色くて、顔まわりに色が集中している
=キャラクター周りの色を抑えることになるので解決しそう。
=華やかさが減るのでもう少し色を足したいところ。
●他の情報が弱い
=ぱっきりした部分が減るのでもしかしたら文字の視認性がさらに落ちるかも。
=新刊とサークルの情報はもっと補強しよう!
こうした課題・疑問点をどう修正していくかを考えて、作り込みを再開。
5.できた!

ユーザ視点で出た意見
●人間の心理として顔があったらそっちを見ちゃう
=アイキャッチなのでそれで良い
●背景がネイビーで金髪・表紙の薔薇も黄色くて、顔まわりに色が集中している
=作家視点の「見せすぎ」と合わせて配色・イラストの存在感を調整することで解消
●他の情報が弱い
=新刊の情報はもっと強く→せっかくなので新刊のタイトルロゴをそのまま使用。他にも表紙で使った素材を流用。
=サークルの情報の入れ方を変更。
重要なスペースNo.はしっかり見せる。イベント名・サークル名は雰囲気重視。ちくちくした英字フォントでかっこよさと何かに苛まれているキャラクターの不安を演出。
最終チェックです。
作家視点で決めた4つの軸に添っているかどうか見てみましょう。
🆗 新刊が主役!!!
🆗 表紙と「おしながき」、どちらも似た感じにしたい!
🆗 キャラクターの顔がいいから見て欲しい
🆗 明日の朝には印刷したい(時間がない)=1時間弱で作りました。
完成です。もう少し早くできるかな?と思ってたのですが時間は正直ですね。もっと手が早くなりたい。
最後に「おしながき」をイチから作るポイントを載せておきます。
●はじめにやりたいことを書き出す。
●苦手だな〜と思ったところは人の手を借りる。
●時短する。時短はサボりじゃない。
●ときには諦めも必要(自分の中の作家性がある程度納得できたらおしまいにする)
こんな感じです!
長らくご覧いただきましてありがとうございました!
😥<ちょっと待って!
「おしながき」を克服する必要って何?
「おしながき」は克服 “しなくてはならない”か?
ここまで読んでくださった「おしながき」苦手マンのみなさんにお伝えしたいことがあります。
・「おしながき」うまく作れるようになりたい
・さくさくやれるようになりたい
・苦手意識を感じている作業をするのは苦しい
こんな気持ちで創作活動を頑張っている方々に前後編に渡る今回のnoteが参考になったら幸いです。
ただ、苦手なものを苦手なままにしておくのは悪いことではありません。
色々と試行錯誤して、それでも合わない・苦手ならば、「おしながき」を無理やり自作する必要はないと思います。
友人に頼ってもいいですし、お金を払ってプロに頼むのもアリです。
世の中にはテンプレートもたくさんありますから、どうか無理せず楽しんで創作活動してください!
世の中には天才がたくさんいる。
テンプレート配布例(&筆者のBOOTHダイマ)
「おしながき」のテンプレが世の中にはたくさんあります。サクサク頼りましょう。
↓これは筆者が作ったテンプレ。よかったら使ってね。↓
(クリスタで使えるテンプレート)
(キヤノンも出してる。なんで??)
さいごに
掲載の許可・おしながき作例の制作許可をくださったにし様には大変お世話になりました。ここに感謝申し上げます。
デザインの制作依頼、相談もお気軽にお声掛けください😉
制作依頼=LINE公式アカウントから
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2025.05.02 すみ
