全て吹っ切ったら「スニー」を作る夢への伏線回収になっていた
「いい意味であきらめの悪い大人」のためのビジョン共創カレッジ「Silver Lining College (シルバーライニングカレッジ)」第1期「山口周ゼミ」の卒業生へのインタビュー第2弾です。
この半年間で主催の私も想定してなかったくらい変化した受講者の皆さんの姿を目の当たりにし、この過程はきっと同じように迷い悩まれている方の参考になると思ったので、インタビュー内容をシェアしております。
インタビュー第1弾はこちら
そして今回、インタビューの二人目は最終プレゼンで1位になったこの方。
インタビュアーはシルバーライニングカレッジ主催者の私、りんが担当しております。
杉本さんプロフィール
年代:30代、職業 :会社経営

人生そのものに何かモヤがかかってるような感じだった
りん(インタビュアー):改めて、全体を今振り返ってみるとどうですか。
杉本さん:そうですね、色々ありすぎて、何からって感じですけど。
りん:色々ありましたか。
杉本さん:色々あったというか、ずっとなんかこう、人生そのものに何かモヤがかかってるようなというか、自分なりに一生懸命生きてはきたんですけど、何かこう満ち足りてない感覚が、もうかれこれ起業2、3年目ぐらいからずっと続いてたんですよ。
会社のミッション、ビジョン、バリューとか、そういうところで、言語化してもしっくり来ずみたいなのがずっと続いていて。入る前は、本当にそれを言語化して、残りの人生、そこに向かってもう何も迷わず行けるようなっていう形を想定して。
よく聞かれたじゃないですか、ありたい姿というか、半年後どうなりたいですか、みたいな。
そこを目指したんですけど、でも途中、本当に2、3ヶ月して、迷走してていうか、わけわかんなくなって、中間発表とかも、しっくりこないまま、皆さんもそう感じられてて。だから、最後までめっちゃきつかったですね。
りん:そうなんですね。
杉本さん:中間発表を終えて皆さんが(僕に対して)「?」みたいになってた。それは僕自身も感じてて。
このまま終わったら、ありたい姿になれないまま終わるのかなとかって、ふっと思ってて。でもそこから、なんでなんだろう。なんか、ふっと吹っ切れたんですけど。そこから早かったですけどね。
杉本さん:あ、そうだ。あれなんですよ、懇親会の後に僕、グランメゾンパリを見に行った時があって、多分中間発表の時だったと思うんですけど、下剋上球児とかも見て。たて続けになんかこう熱いものを感じたというか。
要は、自分の中で、その仲間とか下克上とか恩返しみたいな文脈が、もういろんなコンテンツだったり、自分の人生振り返っても、もうこれはどう考えてもそうだなって思って。
中間発表の後にも皆さんに言われたところもあったから、別に出来る出来ないは関係ないよね、と思ってからは早かったです。
りん:出来る出来ないは関係ない、っていうのは。
杉本さん:最終プレゼンのフィードバックを受けて、自分の会社で時価総額100兆円を目指すと決めましたが、最終プレゼンまでは古巣の売り上げを超えるぐらいだったんで。それでもかなりとてつもない大きい目標で。
りん:3兆でも大分ですね。
杉本さん:もうかなりでかいですけど、そういう上場を目指すことすら、腹に落ち切れてなかったんですよ。
りん:本当の意味では。
杉本さん:はい。だから、なんかそういうのが、今この状況で言っていいのかみたいな話、ビジョンとして掲げるべきなのか、って思ってたので、今のものと繋げようとしちゃって、変な風になったんですけど。
周さんにも言われましたね。死んでもう1回人生をやり直しても、やりたいこと思えることなのかと。
りん:はい。
杉本さん:切り離して考えるべきだよって中間発表の時にも言われたりしましたし、なんかそういうのが、点でいろんなことが集中的に、あの時期自分の価値観に触れるような出来事が多かったんで。
最後に(プレゼンで)言わないといけないし、最後に発表しないといけない。
りん:とりあえずね。
杉本さん:そう。どうせだったら、もう出来る出来ない関わらず、本当の意味でやりたいっていうか、いいなって思えることにした方がいいなと思って。
そういう感じでしたね。そこを取っ払えたのがよかったのかなって。
りん:なるほどね。延長線上の将来ではなくてってことですよね。
杉本さん:そうですね。
りん:そうすると普通の事業計画っぽくなっちゃいますもんね。よくある中長期計画みたいな。
最後の最後にストレートが入った
杉本さん:その時、周さんも言っていただいたんですけど、超長期はコントロールできるみたいな話があって。それであれば、その超長期は確かに言う分には目指すことはできるし、っていう抽象度とかでも考えましたけどね。
りん:なるほど。9回裏逆転みたいな感じですね、最後まで苦しんでたところからの。
杉本さん:ギリギリでしたよね。コンパスとか地図みたいな話とかもあった。両方あるに越したことはないけど、とかっていう時に、どこに落とそうかなみたいなのもありましたけどね。大枠の方向性を示すコンパスだけで最終プレゼンするのかとかありましたけど。でも思ってること全部やろうって素直になっただけ。
それが難しいんでしょうね、多分、大人になってくると。
りん:きっとね。
杉本さん:なんか最後の発表っていうところは多分皆さんそうだったと思うんですけど、少しやっぱ思うものがありましたね。
こんなにやっぱり自分の人生とか、仕事も関わりますけど、そういうのは抜きにっていうか、なんか自分ってどう生きたいのかなとか、なんか考える期間ってなかったし、その集大成だから、やっぱり、そうですね、ちゃんと誠実でありたいみたいな想いがなんかあって。
りん:特に印象に残ってることってありますか?誰かの発言、言われたことでもいいし、自分自身の変化でもいいんですけど。
杉本さん:印象に残ってること、うーん、なんだろう、いっぱいあるな。
りん:いっぱいあるんだ。
杉本さん:なんかすごく皆さん自身が変わってたのを僕も感じたのありましたよね。
りん:他の方たちが。
杉本さん:なんか僕は地味にちょっと刺さったのが、Tさんが結構変わったなって僕は思ってて。僕、あんまり話したことないんですけど、見てる中で、始めはロジカルにというか、結構強めに中間発表の時フィードバックとかしてたりしたじゃないですか。
けど、途中から、ちょっと穏やかになった感じがしたんですよね。僕の感じたオーラみたいなところが。
だから、なんかすごく変わられていく皆さんの姿の中で、一番ロジックとかガチガチ頭の考える方向性の方がそこを取っ払ったような姿を見て、僕の中でもなんか取っ払ってみようって思ったのもありましたね。
後半の方がやっぱり印象が多いかな。飲み会とか、ちょっとした一言とか。皆さんから。うん、難しい。印象いっぱいある。
りん:いっぱいあって、選べない。
杉本さん:ただ、なんかやっぱり、周さんに一言とか、りんさんもそうですけど、なんか言ってもらえると安心するのありましたね。
要は、ビジョンっていうのは、例えば基本的に達成しないものだよとか、なんか別に頭とかで考えなくていいよとか、なんだろう、そういう一言一言。言語化がうまいじゃないですか。周さんとかって、例を持ってきてくれるじゃないですか。過去の人もこうだったよとか、なんかそういうのを元にコンパスでもだけでもいいよとか。
りん:はいはい。
杉本さん:なんか漠然と、こう、実行とか実現性があるものじゃないといけないのかなって思うところにまずは取っ払って考えてとか、なんかそういうのが徐々に言葉で、ボディーブローのように、いいんだ、みたいな。この一言がっていうよりかは、なんかそういうところがお墨付き的に。多分ちゃんと最後の最後にストレートが入ったんだと思います。
りん:積み重なって。
杉本さん:そうだなみたいな。
ソニーを超える「スニー」を作る
りん:じゃあ、あえてそこを一言で言うと自分にどんな意味があったと思いますか。
杉本さん:なんて言うんでしたっけ。子供に戻るような、なんだろう、本質に戻るというか、幼い頃に戻るというか。
裸になるというか、そうですね、脂肪が落ちるとか、本質に気づけたっていうか、人間としての、そんなことかなと思いますね。
幼児化じゃないけどな、なんて言うんでしたっけ、その、童心に戻るというか。
りん:はいはい。
杉本さん:好きに楽しく生きよう、っていうのを、気づかせていただいたかなって。
りん:じゃあ、時計の軸を半年以上前に戻していただいて。そもそも受講を迷ってた頃、当時の自分に今の自分が声かけるとしたらなんて声かけますか。
杉本さん:迷わず早く来なさいってことじゃないですか。
杉本さん:周さんは前からたまたまXとかで知ってて、書籍とかも読んでて、考え方とかそういうのはすごく共感できる部分が多かったんで、いい機会だなって思ったんですね。
このモヤモヤがここでダメだったら、多分ずっとモヤモヤするんだろうな、みたいな。
半年もやって、集中的に、しかも同じような悩みの人たちが、集まった期間でやりきって、なんかこのままだったらもうそれが答えなんだろうなと思ったし。
だから、なんていうですかね、最後のこう、悩みの結論を出そうっていうあれだったので、そこまで申し込みは迷ってはなかったような気がします。
りん:そうなんですね。
杉本さん:Xとかで周さんをフォローしてたんで。それで、たまたま流れてきたんですよ。
たまたま目引いて、ドンピシャだったし、普通のコーチングと違うじゃないですか。みんなで学んだりとか、周さんに参加していただいたりとか。
自分に必要だなって元々課題が思ってたところに、たまたまドンピシャだったから。
諦めの悪い大人みたいな、書いてあったじゃないですか。そう、多分そこのコピーが刺さったんでしょうね。
同年代は、それこそ結婚したりとか、子供を生んできたりとか、仕事に対して、ある意味着地をさせているけど、僕はもう、まだまだ全然なんか納得できないし、みたいな。
なんかモヤモヤ、モヤモヤ、自分はどう生きるのかっていうのを考えてた時にバッてきたから、っていう感じだったと思うんですよね。
なんかすごい話ずれるんですけど。今度うちの会社に入社するメンバーが高校の同級生で、そのメンバーと話してて思い出したんですけど。ソニー、あるじゃないですか。僕、杉本なんですけど、そのソニーを超える「スニー」を作るんだって冗談混じりに高校の時に言ってたんですよ。
りん:なるほど。
杉本さん:で、そいつも「お前ずっと言ってたよね、バカみたいに、まだ言ってんだ」みたいなこと言ってて。それでこの前実家帰って、卒業アルバム見たんですよ。
帰ってきたら、みんなそんなこと書いてあって、「スニー」これ、頑張れよみたいな。お金儲かったらお金くれよみたいな。昔から多分そんなようなこと言ってて。
本当にそうなったら、本当にあいつやったんだみたいな感じで思ってくれたら、僕としては恩返しになりますね。
りん:じゃあ本当にその頃に戻った、みたいな感じ。
杉本さん:そうそう、そこがビタってきたんですよね。もう、こういうやつなんだって。
りん:はい、原点回帰ね。
杉本さん:原点回帰。いい言葉かもしれない。その一言。
りん:(杉本さんの)表情にも出てるし、みんなもそれを感じ取って投票してくださって。
杉本さん:ありがたいです。それもまた自信になりましたよね。
なんかこう、自分らしいってことで、多分思ってくれたんじゃないですか、きっと。
りん:うんうん。そうですね。
一日一日が全然違う
杉本さん:掲げた何かがすごいっていうよりか、なんかこう、こいつっぽいなって。テツさんもそうかもしれないです。
りん:うん、多分トップツーはそうだと思います。
杉本さん:だから本当に元々ちっちゃい頃にあったものに気づけたというか、そこに立ち返れてっていうのが1番よかったかなと思います。
りん:なるほど。本当に吹っ切れたような表情になっていただいて。
杉本さん:そうですね。いや、よかったです。こちらこそお世話になりました。ありがとうございます。
りん:いえいえ、もう皆さんのそういうお顔を拝見するのが一番のプレゼントなので。
杉本さん:いや、でもすごい。本当人生変わったかなと思いますね。
これから先の分岐点になるとは思いますね。全然一日一日が違いますからね。
活力がもう違います。だって、やること決まったからやるだけなんで。
全然もうこういうこととかももう何も恥ずかしげもなく言ってるんで。100兆目指すよって。アホになったんですか、みたいな感じなんですけど。いや、やるから、うん、やるよ、って。
そしたらみんな、お、ってなんか思うじゃないですか。
上場すらあれだったのに、上場するんだ、当たり前だよねとか。そしたら、コンプラ意識しないとねとか、そのことが、意識が変わっていくと思うんで、そういうのは毎日楽しいですけどね。
りん:じゃあ、結構視界がパッと開けた感じですか。
杉本さん:そうなんですよ。
りん:楽しみですね。今後が。
杉本さん:そうですね。だからちゃんと結果で示したいなって思ってるので、うん、そこに向けて頑張りたいなって思いますね。

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