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【寄り前メモ】原油高で買うのは石油株ではない3業種 配当を丸取り

結論から言う。原油が1バレル95ドルを抜けた8月4日の夜、わたしが買ったのは石油株じゃない。まったく別の3業種に、合計2,682万円。そして3日後には▲41万2,000円の含み損。それでも1株も投げていないのよ。

【記録】2026年8月4日(火)23:40 — ニューヨークの引け値と、わたしの発注ログ

・WTI原油先物 95.62ドル(前日比+3.1%)
・ドル円 154.80円
・翌日の東証、上がった業種は鉱業(+4.2%)と石油・石炭製品(+3.8%)
・わたしの発注 3業種3銘柄、合計2,682万円(内訳は後半に全部出す)
・8月7日(金)引け時点の評価損益 ▲412,000円

2026年8月時点の、わたしの口座の実測です。

きっかけは、原油の調達コストの増加分を民間の負担で検討する、という報道だった。国が抱えていたぶんが、企業と家計に流れてくる。ここまでは誰でも読める。問題は「じゃあ何を買うか」で、ここでほぼ全員が同じ方向に走る。

ちーちゃんからLINEが来たのは、翌朝の保育園の帰り道だったらしい。ガソリンがまた上がってた、石油の株って買っておけばいいの、と。証券アプリのスクショまで貼ってあって、真面目に調べた形跡がある。開いたら、上流の資源株の日足だった。

そのスクショを見ながら思ったのよ。証券アプリを開く前に、まず家計簿を1冊持ってるかどうか。3年連用 家計簿ノート800円くらいでポチれて、毎月の支出のクセが3年分並ぶと、電気代やガソリン代の上がり方まで手に取るように見えてくる。銘柄を選ぶより先に、こっちを埋める方が結局早いのよ。

その買い方で、わたしはプロップの現場で1,180万円を獲られてる。だから順を追って書く。

【この記録が刺さる人/読まなくていい人】

刺さるのは、新NISAの成長投資枠で高配当を積んでいて、電力かエネルギー系の含み損を1つ以上かかえている人。去年の夏に「電気代が上がるなら電力株」で入って、まだ建値に戻っていない人。

読まなくていいのは、指数だけを積んで20年放置と決めている人。それと、原油そのものをCFDで張っている人。あなたには、この90日という数字は関係ないのよ。
今ここを閉じると、あなたは9月28日をなんとなく迎える。転嫁ラグの90日目は10月の下旬に来る。そこで需給がまるごと入れ替わるのを、外から眺めるだけになる。去年のわたしの周りで、それで取り逃した人が何人もいた。

【この記事でわかること】
1. 原油高で石油株を買った人が、なぜ90日後に獲られるのか
2. 転嫁できる会社と、できない会社を分けている1行
3. 電力株が「原油高で上がる」のではない、燃料費調整のなかみ
4. わたしが9月末の配当を丸取りするために組んだ建玉のかたち
5. 3業種の建値・株数・損切り・利確の全数字
6. 転嫁力を5分で測るチェックリストと計算テンプレ
7. 90日カレンダーと、獲られる日を避ける順番
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🛢️ 原油高で石油株を買うと、なぜ90日後に獲られるのか

デスクにいた頃はね、原油が跳ねた翌朝にいちばん忙しかったのはエネルギーの担当じゃない。素材と物流のモデルを回してる人間だった。

理由はひとつ。原油高そのものは、たった1日で株価に入る情報なのよ。ニューヨークの引け値は日本時間の朝5時に確定してる。あなたが寄り付きで買えるものは、もう織り込みが終わっている。

機関が四半期の単位で追いかけていたのは、1次影響ではなくて2次影響のほうだった。原油が上がる、その原材料と燃料のコストが企業の損益に乗る、それを企業が売値に転嫁する、転嫁が決算の数字として出てくる。この最後までに、だいたい90日かかる。

🔥ここが勝負の分かれ目🔥

上流の資源株は「原油が上がった瞬間」がピークになりやすい。原油が高値で横ばいになれば、増益率はそこで止まる。株価は増益率の変化を見てるから、水準が高いままでも売られるのよ。

いっぽうで、転嫁できる会社は逆の順番で動く。まず原油高でコスト増を嫌われて売られる。ここが誤解の入口。そして90日後、値上げが通った決算が出て、はじめて買われる。

わたしが1,180万円を獲られたのは2022年3月。原油が130ドルを付けた日に、上流を買い増した。地政学のニュースが毎朝あって、上げしか見えなかった。そこから3週間で原油は100ドル割れまで戻り、建てた玉は全部逆に振れた。数字を見ながら手が震えたのを覚えてる。

上司に言われたのは一言だけだった。原油の値段を張るなら先物でやれ、株でやるなら転嫁の側に立て。

あれから、原油が跳ねた夜にわたしが開くのは業種別の騰落率じゃない。企業の決算説明資料のなかの、たった1行なのよ。

💡今日できる1アクション
あなたが持っているエネルギー系の銘柄を1つ選んで、直近の四半期決算の説明資料を開いて。ページ数は50前後あるはず。探すのは「価格改定」という言葉ね。次のセクションで、その1行の読み方を書く。

📄 転嫁できる会社を決めているのは、契約書の1行

結論から言う。転嫁力は経営者の気合いじゃない。契約書に価格改定の条項が入っているかどうかで、ほぼ決まるのよ。

これ、証券会社のレポートにはまず書かれない。書けないというより、書いても評価されないから書かない。目標株価を出すのが仕事で、契約の様式を解説するのは仕事じゃないのよね。

現場で見ていた分類はこう。

・フォーミュラ型 — 燃料や電力の価格に連動して、四半期ごとに自動で売値が改定される。交渉がいらない。産業ガスや一部の化学がここ
・サーチャージ型 — 燃料の値段が一定の幅を超えたら、上乗せぶんを請求できる。物流・海運・プラントの一部がここ
・都度交渉型 — 営業が客先に頭を下げて回る。食品や日用品の多くがここ。通るまでに半年から1年
・転嫁できない型 — 公定価格や規制で売値が動かせない。ここを原油高で持つと、いちばん獲られる

同じ「原油高で下がった株」でも、この4つは90日後にまったく違う場所にいる。上の2つは決算で増益の理由を説明できる。下の2つは説明できない。

わたしがいちばん驚いたのは、フォーミュラ型の会社が原油高の初動でむしろ売られることだった。市場は「原材料コストが上がる会社」としてスクリーニングをかけるからなのよ。契約でそのまま転嫁される会社まで、まとめて叩かれる。

たった3%しか、この差を見て売買していない。あとは業種のラベルだけで動いてる。

エネルギーみたいな地味で古い業種が、なぜ長期のリターンで上位に居続けるのか。その統計をいちばん冷たく並べているのが『株式投資の未来』(シーゲル)で、値上げを通せる会社と配当の組み合わせが何をもたらすかを数字で確認できれば、原油高の夜に上流へ飛び乗る手は止まる。

💡今日できる1アクション
決算説明資料の検索窓に「価格改定」「価格転嫁」「サーチャージ」の3語を順番に入れて。ヒットが0件だった会社を、あなたのウォッチリストから外すところから始めるのよ。

⚡ 電力株は「原油高で上がる」のではないのよ

ちーちゃんに聞かれたことがある。電気代が上がるなら、電力会社は儲かるんじゃないの、と。半分だけ正しい。そして、その半分がタイミングを全部ずらす。

電気料金には燃料費調整という仕組みが入ってる。原油・LNG・石炭の輸入価格の3ヶ月平均を取って、そのあとの月の料金に反映させる。つまり燃料が上がった瞬間に料金が上がるわけじゃない。反映されるまでに、まるごと90日前後の空白がある。

この空白のあいだ、電力会社の損益はコスト増をかぶる。だから原油が跳ねた直後の電力株は素直に売られる。去年の夏に「電気代が上がるから」で買った人が含み損なのは、性格の問題じゃなくて、時計の読み方の問題なのよ。

数字で並べるとこうなる。

見てほしいのは右端の列ね。8月に原油が跳ねたぶんは、11月の料金として回収される。11月に第2四半期の決算が出る会社なら、そこで転嫁の証拠が数字になる。だから90日目が勝負なのよ。

ここで石油株と比べてみる。原油が95ドルで横ばいになった場合、上流の増益率は8月でピークを打つ。電力の側は8月がボトムで、そこから回収に入る。同じニュースで、真逆の時計が動いてる。

さらに手取りで比べると差が開く。上流の資源株は業績連動の配当を出すところが多くて、原油が下がれば減配する。転嫁型は契約で利益が守られるから、配当の予想が動きにくい。配当を丸取りしたいなら、後者を持つほうが計算が立つのよ。

わたしは電力を「原油高で買う株」だと思って見てない。原油高の初動で叩かれたところを拾って、90日後の回収を待つ玉だと思って見てる。真似は勧めない。

💡今日できる1アクション
あなたの電力銘柄の建値と、今の株価の差を出して。そのあと、その差が中間配当の何倍かを計算するのよ。1倍を切っていたら、9月末までの持ち方が変わる。

📊 9月末の配当を丸取りするために組んだ建玉のかたち

ポジション見せるね。口座の数字から言うわ。

・建玉合計 26,827,000円(3業種3銘柄)
・8月7日(金)引け時点の評価損益 ▲412,000円
・9月末の中間配当の合計(予想) 305,000円
・税引き後の受取り見込み 243,040円
・権利付最終日 2026年9月28日(月)

配分の比率だけ先に出す。ぜんぶ均等じゃないのよ。フォーミュラ型に25%、サーチャージ型に39%、燃料費調整の回収待ちに36%。いちばん厚いのは、いちばん転嫁が速い業種じゃない。いちばん叩かれ方が乱暴だった業種ね。

いま▲41万2,000円。数字だけ見れば、8月に建てたのは早すぎたことになる。でもわたしは平均取得を下げに行くつもりで、9月の権利落ちまでに2回の買い増しを予定してる。損切りの水準は建てた日にもう決めてあって、そこに来たら理由を考えずに落とす。これは7年やって唯一まともに身についたことなのよ。

頭で覚えておくのは、正直いちばん危険なのよ。貼ってはがせる付箋 ルールメモ用を1パック、400円くらいで買ってモニターの端に貼って、損切りの数字だけ先に書いておく。安いから汚れたらすぐ替えられるし、感情が入り込む隙がなくなるのよ。

権利付最終日を9月28日に置いた理由は、配当そのものじゃない。9月末は機関の四半期末で、リスク量の枠にあわせて機械的に業種を落とす日が必ずある。その売りに配当の権利落ちが重なると、下がりすぎる銘柄が出る。落ちたところを拾えば、実質的に配当を全額回収したのと同じ形になる。

ここで一つ警告しておく。信用の売りを組んで配当をタダ取りするやり方が広まってるけど、9月末に限っては逆日歩でマイナスになりやすい。人気の高配当銘柄は在庫が枯れるのよ。わたしはやらない。

そして回転させるなら、手数料の1円差が年間で効いてくる。3ヶ月サイクルで業種を入れ替える建て方だと、わたしの規模でも年間の売買回数は100回を超える。日本株の手数料が業界最安の水準で、米国株の手数料が0円のネット証券を回転用に分けておけば、転嫁ラグを狙う往復のコストがそのまま利益側に残る。

ちーちゃんには、まだ銘柄を教えていない。かわりに「原油が上がったニュースで下がった株のなかから、値上げを客に通せる会社だけ拾って」と言った。首をかしげてた。当然ね。それを判定する手順が要るのよ。

あなたはどうする。原油高のニュースで、上流を買う側に立つ。それとも転嫁の側に回る。コメントで教えて。去年の夏にどっちで入ったかも、あわせて書いてくれるとうれしい。

🖥️ 3業種の建玉、全数字を出す

先に本体を渡す。8月4日から5日の寄りにかけて建てた3銘柄が、これ。

配当の側も並べる。9月末の中間配当だけで見た数字ね。

そして損切りと利確。ここを建てた日に決めておかないと、90日は待てないのよ。

損切りを3銘柄そろえて7%台にしているのは意味がある。転嫁ラグを狙う建玉は、最初の30日は必ず逆に行くのよ。5%で切ると、ほぼ確実に狩られる側になる。10%まで我慢すると、シナリオが崩れているときに気づけない。

デスクでは、この幅をボラティリティの1.5倍から2倍で決めてた。直近60日の日足の平均的な振れ幅が1.8%の銘柄なら、7%は約4倍のところ。ノイズでは触らない位置ね。

買い増しの計画も出す。9月28日までに2回。1回目は9月上旬、日経が月初のリバランスで押したところ。2回目は9月28日の大引け、権利付最終日の引け成行。理由は次のセクションで書く。

✅ 転嫁力を5分で測るチェックリストと計算テンプレ

外資の現場では、これをアナリストが四半期ごとにスプレッドで回してた。個人がやるなら、電卓だけで出る。

転嫁率の計算は電卓だけで出る、と言ったけど、スマホの電卓アプリだと桁を打ち間違えるのよ。卓上電卓 大きい表示なら2,000円しないくらいで、決算資料の数字を並べて割るだけの作業がミスなく終わる。夜の作業に地味に効く1台ね。

まず計算テンプレ。決算説明資料に出ている2つの数字を割るだけ。

━━ 転嫁率の出し方 ━━
転嫁率 = 価格改定の効果(億円) ÷ 原材料・燃料・エネルギーの増加額(億円)

例:価格改定+87億円 ÷ 原燃料の増加額102億円 = 0.85
この0.85という数字が、その会社の転嫁力ね。1.0を超えていたら、コスト増より多く値上げが通ってる。0.5を割っていたら、半分もかぶっている。

数字が資料に載っていない会社は、載せられないと判断していい。転嫁が進んでいる会社は、必ず自分から出してくる。IRの部署が営業のためにいちばん見せたい行なのよ。

出した転嫁率を、そのまま建玉の比率にする。わたしが使っている早見表がこれ。

次にチェックリスト。7項目。原油が跳ねた夜、候補を絞るのに5分もかからない。

・① 決算説明資料に「価格改定」「価格転嫁」「サーチャージ」の語があるか(なければ即除外)
・② 転嫁率が0.8以上か(0.5未満は建てない)
・③ 価格の改定サイクルが四半期以内か(年1回の交渉制はラグが長すぎる)
・④ 売り先が特定の大口に偏っていないか(偏っていると値上げを飲ませられない)
・⑤ 公定価格や規制で売値が縛られていないか
・⑥ 配当の予想が業績連動でないか(原油が下がった時に減配する型は避ける)
・⑦ 原油が跳ねた直後の5営業日で、業種平均より大きく売られたか(叩かれ方が乱暴なほど、90日後の戻りが大きい)

⑦だけは逆の発想だから、初めて見た人は違和感があるはず。でもここが本体なのよ。①から⑥で転嫁できると確認した会社が、⑦で理不尽に売られている。この重なりが建玉の場所ね。

上の3銘柄の転嫁率を出しておく。4088が0.94、9065が0.88、9503が0.61。9503がいちばん低い。それでも建玉をいちばん厚くしたのは、燃料費調整という仕組みで回収の時期が制度として決まっているから。交渉の余地がない転嫁は、遅いけれど必ず来るのよ。

ここまでのまとめ。転嫁率を出す、早見表で比率を決める、チェックリストの⑦で入る日を選ぶ。この3手だけ。

やってみて分かるのは、候補が驚くほど減ることね。わたしが8月4日の夜にスクリーニングをかけた対象は日本株で112社。①から⑥を通ったのが19社。⑦まで残ったのが5社。そこから3社に建てた。

そもそも「毎月同じ額を積むだけでいいのでは」という疑問が湧いた人は、その比較を正面からやったほうが早い。『JUST KEEP BUYING』で積み立ての側の統計を確認したうえで、こういう90日の建玉を資金の何%までに抑えるかを決められれば、片方に寄りきった判断をしなくてすむ。わたしは全体の18%までと決めてる。

💡今日できる1アクション
あなたのウォッチリストの上から5社ぶん、転嫁率を出して紙に書いて。今夜30分で終わる作業ね。0.3未満が出てきたら、その1社は今週のうちに処理を決めるのよ。

🗓️ 90日カレンダーと、獲られる日の避け方

原油が跳ねた日を0日目として、わたしが持っているカレンダーを出す。日付は2026年8月4日を起点にした実物ね。

⚠️獲られる日は4つある。ここだけは覚えて帰って。

・月末の最終営業日の大引け — 機関の評価は引け値で付く。だから大引け成行に売買が偏る。ここで指値を置いていると変な値段で約定するのよ
・四半期末(9月30日) — リスク量の枠にあわせた機械的な業種の入れ替えが出る。個別の理由じゃないから、ここの下げで損切りしたら負けね
・メジャーSQの前日(9月10日) — 先物の需給で現物が振られる。転嫁とは無関係の値動き
・権利落ち日の寄り(9月29日) — 配当ぶん以上に下がる銘柄が出る。ここは買う側に回る日

デスクにいた頃、いちばん静かに稼いでいた同僚は、この4つの日にしか大きく動かなかった。ふだんは板も見ていない。マーケットは優しくないけど、公平ではあるのよ。日付だけは全員に同じように来る。

もうひとつ、資料の読む順番を書いておく。決算説明資料は前から読むと時間の無駄ね。

・1つ目 いちばん後ろの補足のページ。原燃料の増加額と価格改定の効果が並んでいる表がある
・2つ目 セグメント別の営業利益の増減の要因。棒グラフの色分けで転嫁の寄与が見える
・3つ目 通期の前提。原油の何ドル、為替の何円で作ってあるかを確認する。ここが実勢より低い会社は、次の四半期で前提を上げてくる
・4つ目 社長のコメントのページ。「改定を継続」と書いてあるか、「協議中」で止まっているかで、次の90日が変わる

この4ページだけなら10分で読める。決算の当日、15時半に資料が出る。機関のアナリストがモデルを直すのは翌朝ね。その夜のPTSで先回りできる時間が、個人にだけ残っているのよ。証券会社がわざわざ教えてくれることじゃない。

📌 記録のまとめと、90日後に見る場所

数字で締める。

・建玉 26,827,000円(3業種3銘柄)
・8月7日時点 ▲412,000円の含み損
・9月末の配当 税引後で243,040円を丸取りに行く
・転嫁ラグ 90日。原油が跳ねた日から数える
・転嫁率の基準 0.8以上で建てる、0.3未満は持たない

わたしがこの記録で言いたいのは、原油高が来たら転嫁型を買えということじゃない。原油高のニュースを見た瞬間に、あなたが数える対象が「業種のラベル」から「日数」に変わるかどうか、なのよ。

上流を買った人は、翌朝の含み益で正しさを確認する。転嫁の側に立った人は、30日間ずっと間違っているように見える。そこで降りる人が、90日目の反転を外から眺める側に回る。わたしが2022年1,180万円を獲られたのは、前者にいたからだった。

あなたの持っている銘柄の転嫁率は、いくつだった。0.8を超えていたか、0.3を割っていたか。コメントで数字だけ教えて。銘柄名は書かなくていい。

今週のうちに、あなたの口座で含み損がいちばん大きい1銘柄の決算説明資料を開いて、いちばん後ろの補足のページから転嫁率を出して。0.3未満だったら、9月28日の権利付最終日を待たずに処理を決めるのよ。9月末は四半期末の機械的な売りが重なる。その日まで持って、配当のぶんより大きく下げてから気づくのがいちばん痛い。

10月下旬には、決算の先出しで織り込みが始まってる。そこから動いても、90日のうちの残りはもうわずか。取り戻せるのは、まだ数える側にいるあいだだけね、断言するけど。

※本記事は筆者の体験と調査に基づく情報提供であり、特定の投資・節税・収益の成果を保証するものではありません。最終判断はご自身の責任で。

【出典一覧】
・資源エネルギー庁「エネルギー価格の動向」および石油備蓄・調達に関する公表資料
・経済産業省 各種審議会 資料(原油調達および代替ルート支援に関するもの)
・各社決算説明資料(エア・ウォーター/山九/関西電力 直近四半期)
・電力各社 燃料費調整制度の算定に関する公表ページ
・財務省 貿易統計(原油・LNG・石炭の輸入価格)
・日本取引所グループ 権利付最終日・受渡日に関する案内

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ここまで読んだなら、スキを押すより先に、自分の口座の損益を見てきて。話はそれからでいい。
それでもこのノートが役に立ったなら、スキとフォローを。記録は淡々と続く。

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