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【雪道実証Vol.2】ハイシーズンの川場を「FF」のリフターロングで攻略。純正17インチへのチェーン適合と実測クリアランス。

2026年2月1日。最強寒波が去った直後の川場スキー場にて、リフターロングの雪道性能を再検証してきました。

前回の検証(1月中旬)では、「家族遠征のためのリスクアセスメント」として好条件下のルート確認を行いましたが、今回は一転して朝の気温マイナス5℃、路面はガチガチの「圧雪アイスバーン」という極限状態です。スタック車が続出する難所で、FF+スノーモードがどこまで通用するのか。その「答え」をレポートします。

▼前回の記事はこちら▼



1. ハイシーズンの洗礼:標高別の実録レポート

前回と同じ観測ポイントを辿りましたが、状況はよりテクニカルなものとなっていました。

沼田IC〜川場村入り口付近 標高450m:

川場村入り口付近の様子

路肩の雪は増えていますが、路面に雪はありません。

ふじやまビレッジ付近 標高650m:

ふじやまビレッジ前

この地点でも路肩の雪は増えていますが、まだ路面に雪はほとんどありません。しかし、油断した矢先のことでした。

旧料金所付近 標高750m手前:スタック発生

ふじやまビレッジ〜旧料金所間の林にてスタック発生
旧料金所跡

目の前で国産ミニバンがスタックし、立ち往生していました。後続のSUVが右車線へ避けていく緊迫した場面。4WDであれば難なく越えられる場所かもしれませんが、FFのリフターにとってもここが正念場でした。
そして 旧料金所跡では、数台の車がチェーンの装着作業を行っていました。そんな中、リフターのスノーモードによるグリップコントロールとディーゼル特有の太い低速トルクにより、空転を感じさせることなく路面をじわじわと掴みながら登っていきます。

第4駐車場付近 標高1100m:【最大の難所】スタック救助隊

写真右側のSUVが救助隊。恥ずかしながら私もお世話になったことがあります。

前回「因縁の場所」として挙げたスタック多発エリアです。スタック救助隊が待機していました。
踏み固められた圧雪路。かつての国産ミニバンでは速度が落ちた瞬間にアウトだった場所ですが、ピレリのアイスゼロ・アシンメトリコはリフターの重荷重をしっかり支え、終始安定した挙動を維持してくれました。

スキー場目前〜駐車場 標高約1200〜1300m:

立体駐車場へのラストスパート。ここでも気を抜けません。

立駐前のストレートでもしっかりと路面を掴み、今回も無事にゴール。
ハイシーズンの川場スキー場でも、リフターロングの雪道モード+スタッドレスで路面を捉え、4WDへの未練を断ち切る走破性を見せてくれました。


2. 装着シミュレーション:17インチ純正サイズへの適合検証

実走でリフターの雪道走破性の確信を得た一方で、さらなる悪天候という残存リスクへのバックアップも検証しました。
純正サイズの「215/60 R17」でチェーン運用が可能か、装着訓練も兼ねた物検証をします。

検証アイテム:カーメイト バイアスロン クイックイージー(品番:QE15)

事前に自宅前で装着訓練を実施。有事に組織(家族)を停滞させない「即応力」の実地訓練による習熟は、リスクマネジメントの鉄則です。

※16インチの場合は品番QE14となりますが、17インチ純正サイズにはワンサイズ上のQE15が適合します。

無事にチェーン装着完了、所要時間は片側10分。

所要時間は片輪わずか10分。付属のEASYハンドルによるロック機構は、極寒の現場でも確実な動作が期待できる操作性でした。

細部確認(物理的クリアランス)

サスペンション部分、指1本分程のクリアランス

装着状態で静止時の距離を測定しました。

  • 内側(サスペンション支柱):指1本分(約15〜20mm)

  • 前後(タイヤハウス):指1.5本分

  • 干渉チェック: ハンドル左右全切り時、目視による物理的接触なし。

タイヤハウス前後、指1.5本分程のクリアランス

走行による動的な検証(遠心力による膨らみ等)は今後の課題ですが、非金属チェーンの特性と静止状態でのこの数値を把握できたことは、現場での装着判断を下す上での重要なエビデンスとなりました。


降坂時のリスクマネジメント:三位一体の安全担保

​雪道、特に下り坂の攻略は、以下の3要素を掛け合わせる「リソース管理」だと考えています。

  1. ハード(アセット):ピレリ・アイスゼロ等の信頼できる「スタッドレス装備」

  2. サポート(電子制御):リフターが誇る「雪道モード」によるトラクション支援

  3. ソフト(基本スキル):パドルシフトを駆使した「1速・2速のエンジンブレーキ」

​最新のデバイスに依存しきらず、ドライバーの基本スキルで制動リソースを最適配分する。このハード × サポート × ソフトの三位一体の運用こそが、家族の安全を支える真の即応力(アジリティ)となります。


3. まとめ:ヘビーユースにおける「あえて」の選択

今回の雪道遠征を含めた燃費は18.8km/L。前回の18.5km/Lに続き、高い水準を維持できました。

半年で10,000kmを走破する我が家の運用スタイルでは、タイヤの剛性を維持できる17インチの選択こそが、高速巡航時の安定性と燃費、そして疲労軽減を両立させる合理的な「長距離投資」であったと感じています。

徹底した事前調査、確かな装備、そしてデータの積み上げ。

これらが揃えば、FFのリフターロングは雪山の制約を超え、家族5人を安全・快適に運ぶ「最強の移動基地」になります。冬の家族遠征へ向けて、リスクアセスメントは完了です。


▼3度の轢き逃げ、余命5年宣告。リフターで人生のバグを遊びに変えるまで

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