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【雪道実証】FFでも雪道は登れるか?プジョー リフター×スタッドレスの性能を川場で「リスクアセスメント」した結果。

「なぜ、一人のスノーボードでわざわざ川場へ向かったのか」

それは、この冬に予定している家族5人での雪山遠征を成功させるための、私なりの「リスクアセスメント(事前調査)」です。

以前の記事で、私が国産ミニバンやデリカD:5ではなく、あえてプジョー・リフターロングを選んだロジックを整理しました。しかし、唯一残っていた懸念が「FF(前輪駆動)による雪道走破性」です。

家族を安全・快適に運ぶための「構造的ソリューション」として、リフターが真に機能するのか。かつて国産ミニバンでスタックを繰り返した「川場の壁」を、FF+スノーモードで制することができるのか。

それを一人で実証しておくことは、組織(家庭)を預かる者としての責任だと考えています。

【最新情報】 本記事の検証からさらに1ヶ月。より過酷なハイシーズンの川場での「答え合わせ」と、17インチ純正サイズへのチェーン適合検証を行った 続編(Vol.2)はこちら

難所をすべてクリアし、川場の立体駐車場内に佇むリフターロング。
リフターロングという選択が「正解」であったことを、この1枚が物語っています。
検証の舞台は、川場スキー場。
標高差と路面の変化が激しく、リフターの実力テストには絶好のフィールドです。


STEP 1:【ルート検証】沼田ICからの30km。路面はどう変わったか?

沼田ICを降りてからスキー場までの約30km。リフターがどのような路面状況だったのか、時系列で追ってみます。

沼田IC〜川場村入り口付近 標高450m:穏やかな幕開け

川場村入り口あたりの様子

この時点では路面に雪は無く田畑に僅かに積もっている程度。
リフターはエコモードで静かに走り出しました。

ふじやまビレッジ付近 標高650m:スノーモード起動

左手がふじやまビレッジ。日帰り温泉があるので帰りに立ち寄ることもあります。

標高が上がり、路肩に雪が目立ち始めました。
日陰の路面に雪が残っていることもあるため、ここでダイヤルをスノーモードへ。

旧料金所付近 標高750m:かつての渋滞拠点を突破

旧料金所跡。チェーン着脱所と、ゲレンデ前最後の公衆トイレがあります。
今シーズンから止まらずスムーズに通過可能。

昨シーズンまではここに駐車場の料金所がありました。
ハイシーズンには、この辺りの路面にも積雪があるため、支払いによる「停止・発進」がスタックを誘発したポイントです。

旧料金所通過後、路面に雪が増えてきました。

旧料金所を越えると、路面に雪が積もっていました。
電子制御によって雪を掴み始める感覚が、ステアリングを通して伝わってきます。

川場スキー場第4駐車場(旧旧料金所) 標高約1100m:【最大の難所】セレナ時代の因縁に決着を

ここからが最大の難所。第4駐車場付近のスタック続発エリア、なんとかここを突破できても、スキー場手前のラストカーブが路面状況も斜度もキツい最終関門です。

第4駐車場。数年前までここに駐車場の料金所があり、スタック&渋滞地獄でした。

リフターロングの前は、国産ミニバンのセレナに乗っていました。
当時はこの辺りで何度も立ち往生し、チェーン装着を余儀なくされた「鬼門」の場所です。

まだ路面の積雪は少なめですが、タイヤの溝がしっかり雪を噛んでいるのがわかります。

結論から言えば、リフターはここをノーチェーンで完遂しました。4WDへの未練を消し去るほど、電子制御(スノーモード)は優秀です。

ただし、決して「FFスタッドレスで十分」と推奨するわけではありません。私は常にチェーンを携行し、最悪の事態に備えています。 この「物理的なバックアップ」があるからこそ、タイヤのポテンシャルを冷静に引き出せるのです。

私がリスク管理の観点から選んだのは、ピレリの「アイスゼロ アシンメトリコ」。リフターの重い車体を支える剛性と、確かな制動力が、この難所での確信に繋がりました。


スキー場目前〜駐車場 標高約1200〜1300m:最後の試練を越えて

最大の難所ラスカーブ。路面は圧雪と凍結が混在し斜度もきつく、FFには厳しいコンディション。
川場スキー場の象徴、立体駐車場へ。無事にノースタックで到着しました。

ハイシーズンにはスタック車が続出する最後の急坂を這い上がり、無事にゴールへ辿り着きました。


STEP 2:【拠点検証】立体駐車場を「移動する書斎」に変える

川場スキー場の大きな強みである「センターハウス直結」の駐車場。
ここでリフターがどう「拠点」として機能するかを試しました。

2列目シートと倒さずとも十分な広さ。左手には万が一に備えたタイヤチェーン。
パッキング時は真ん中通路にボードを置きます。

左側に荷物をまとめ、右側を休憩スペースとして分離しました。
休憩中は、以前構築したタブレットホルダーを活用し、自分だけの静かな空間で滑りのイメージを膨らませることができます。
この「完全な個」になれる時間が、高いQOLを支えてくれます。


STEP 3:【施設検証】家族5人の笑顔をシミュレーションする

子連れでの利便性を、パパの視点から徹底調査しました。
家族が快適に過ごすための就業環境チェックは必須です。

センターハウス内の各施設。家族5人で訪れる際の動線をシミュレーション。

立体駐車場の7階がセンターハウスです。
エレベーターを降りて右手に更衣室とロッカールーム、左手にキッズルームと有料の個室休憩室(1日貸切)があります。

パウダーラウンジ。画像は川場スキー場のHPより

売店の隣にはパウダーラウンジがあります。NSD KIDSプログラムのシーズンパスを持っている子供は、パウダーラウンジを無料で利用できるため、プログラムに参加している我が家にとって最有力の拠点候補となります。
家族5人で来た際に「家族が快適に過ごせる拠点(就業環境)」の情報がしっかりと集まりました。


STEP 4:【運用・スキル検証】データと技術のフィードバック

スキル向上:動画を活用した「最短距離」の学び

FLUXパークのキッカーでB360にチャレンジ。

今回は自身のスキルアップのため、パークレッスンを受講しました。
説明を受け、コーチの手本を見て、実践し、自身の滑りの動画をリフト上で確認しながらGoodポイント、修正点をアドバイスする高速サイクル。
子供達の育成(従業員育成研修)に携わるHRマネージャーとしては、山本 五十六の名言、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」に通じる極めて合理的なアプローチだと感じました。

運用データ:燃費18.5km/Lの衝撃

今回の走行データ。過酷な登坂路を含めても18.5km/Lという高い効率を維持。

往復 347kmを走行し、過酷な雪道登坂を含めてもこの数値でした。
前回の高速巡航(19.2km/L)に次ぐ、納得の経済性です。


【結び】リフターロングは、家族の冬を支える「正解」です

一人で走り、一人で考え、一人でデータを取る。そのすべてが、次回の家族遠征を成功に導くための大切な「知見」になります。

かつてチェーンを巻いて格闘した坂道を、スタッドレス+雪道モードで登り切るリフター。 雪道での確かな挙動、効率的な車内レイアウト、そして家族を迎えるための施設(就業環境)確認。

今回のログは、すべてこれからの家族の笑顔のために。
冬の楽しみは、まだ始まったばかりです。


L▼3度の轢き逃げ、余命5年宣告。リフターで人生のバグを遊びに変えるまで


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