【深夜のラジオ】第一回 自然は動詞でできている
ちょっとお試しで、ラジオ風にしてみました。
内容は、ちょうど「自然は動詞でできている」という事を念頭に写真を撮っているので、その話をパーソナリティとゲストの会話のやり取りで表現してみました。続けていくことが出来るのか、挑戦ということでやってみます。
パーソナリティ:
みなさま、こんばんは。
今日のゲストは「自然は動詞でできている」というお話をされている中年の男性の方です。
ちょっと変わったタイトルですね。
自然といえば、普通は「山」とか「川」とか、そういうものを思い浮かべますけれど。
ゲスト:
そうですね。
パーソナリティ:
それが、動詞なんでしょうか?
ゲスト:
自然って、よく見ると、何かがずっと起きていると思うんです。
川は流れているし、木は育っている。
葉っぱも落ちるし、土も動きます。
パーソナリティ:
ああ……。なるほど。
「川」というものがあるんじゃなくて、
「流れているもの」を私たちが川と呼んでいる、と。
ゲスト:
そういう見方もできると思います。
パーソナリティ:
なるほど!
でも、言われてみると、私たちは何でも名前をつけますよね。
人間とか、会社とか、社会とか。
ゲスト:
確かに、そうですね。
パーソナリティ:
名前をつけると、ラベルをつけて定義が定まるので、なんとなく動かなくなってしまう気がしますね。
「会社」って言うと、そこに会社というものが存在しているように感じるけど、実際には、人が働いたり、辞めたり、考えたり、決めたりしています。
名前をつけるって、便利ですよね。
でも……名前をつけた途端、それが“それ”になっちゃう感じですよね。
ゲスト:
でも、自然ってずっと変化していますよね。
パーソナリティ:
そう考えると……。
「自然は動詞でできている」っていうのは、自然だけの話じゃないのかもしれませんね。
ゲスト:
僕もそう思います。
パーソナリティ:
人間も、ずっと変わっている。
関係も変わる。
考えも変わる。
でも、名前だけは残っている。
ゲスト:
そうですね。
パーソナリティ:
……なんか不思議ですね。
私たちは、変わっているものを、名前をつけることで固定して見ているんですかね。
ゲスト:
変化より固定した方が分かりやすいからですかね。
パーソナリティ:
分かりやすいけど、もしかすると、少し見落としているものもある。
ゲスト:
あると思います。
パーソナリティ:
じゃあ、「自然を見る」っていうのも、ちょっと違うのかな。
自然って、見ているものじゃなくて……
……起きているもの?
ゲスト:
僕は、そう感じています。
パーソナリティ:
なるほど。
じゃあ今日は、答えを出さないでおきましょうか。
自然が動いているなら、
この話も、このまま動いていけばいい。
――では、また来週・・・・
