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理学療法士はオワコンか?【最終回】

今回でこのテーマは最終回になります。

前回提示した「2030年の国民の生きがいを支える理学療法士のビジョン」には、担保されるものがあります。それは理学療法士の知識と経験によるというものです。

そもそも理学療法士の知識と経験とはどのようなものなのでしょうか。

現状の日本の理学療法士・作業療法士法では「医師の指示の下に」業を行うものなので、その通り、医療の現場で医師の下で鍛えることが最も鮮度の高い経験となると思われます。

それは、理学療法士の独占に当たる部分でもあり、他の職種には立ち入ることができない範疇だからです。(一方で、ダイレクトアクセスではなく全て医師からの指示待ちのため、一から考える能力としては不足あり。)

費用負担型の会社の社長(理学療法士)の木城さんによれば、理学療法士の武器は「病院で技術を磨いてきた」ということを指摘しています。1000万円稼ぐ社員の理学療法士がそのような人材とのことです。

つまり、理学療法士協会の掲げるビジョンであろうが、費用負担型の公費に頼らない領域での働き方であろうが、理学療法士の技術・知識・経験が最も重要になるということが分かります。

ここで、張本代表が仰るように公費の分野では「努力しても勉強してもお金はあがりません」という領域で頑張るという意義に関しては、深く追及はしません。

次に、4カ月ほど前に「リハノメ」で動画がアップされていたのですが、小川克己参議院議員、田中まさし参議院議員、半田一登元理学療法士会会長のお話がありました。

ここでのお給料のお話では”医療保険制度自体の厳しさから医師の志望者も減るのではないか”ということ、公的な保険制度の縛りから離れて、お金を得るようなシステムを構築すべきだという話もありました。

また、小川参議院議員によれば、今後理学療法士の国会議員はこれ以上増えないと予想しているようで、「法」を改定するのであれば今がチャンスと踏んでいるようです。裏を返せば、今を逃すともうチャンスが無いということなのでしょうか?

このように、「給与」の話題では、今後伸びるかどうかは疑問符がつくということだと思います。そして給料を上げたいのであれば、公的な保険下ではなく自分の腕で稼ぎ出し、そのような道を切り開く必要があるということだと思います。

いずれにせよ、「理学療法士」として腕を磨くという根本には、医療の現場で「知識」「経験」「スキル」を磨く、ということがひっそりと横たわっているのだと思います。

そして、このシステムは日本独特のシステムなので、世界の理学療法の概念とはおよそ異なるものだと思われます。さらに、日本の理学療法の概念が多様化していくかもしれません。

このような状態で「何が本当の理学療法なのか」と問うことは、答えが無いと思います。それよりも「これが私の理学療法だ*1)」と、貫くことで答えが出るのではないでしょうか?

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*1)
「これが私の理学療法だ」に関して【2025年7月14日加筆】
6月11日、医療創成大学の健康医療科学部理学療法学科が日本で初めて理学療法士の入門レベル学士課程として世界理学療法協会(World Physiotherapy;129の国や地域の理学療法士協会が加盟している国際的リーダーシップを担う団体)の認定を受けたということを記者会見で発表したとのことです。この内容に関して本日の𠮷川さんの記事で知りました。

今後世界水準の教育が日本に浸透することにより「これが私の理学療法だ」という意味が外力的により明確になる可能性があります。教育の重要性が一層増すことは確実だと思われます。
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そのような信念をもった人たちにとっては「明るい未来」があるのだと思います。それが「待ち望んでもいいイベントは起こらない」の答えです。



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