【#創作大賞2026 補足説明:応募作共通あとがき】
本項はnote創作大賞2026応募作の計4つを取りまとめる巻末のようなものである。創作大賞に参加するのは2024年以来の二度目となる。正直こういうやり方(共通巻末)は少々ルール違反か?と思ったが、応募作4つが4つとも過去の別サイト企画に応募した作品の微修正・転載版のため応募のハードル自体低く、そこまで思いつめることないかと割り切ってしまうことにした。しかも、選定基準は近年で比較的いいね・ブクマ・知人反応などが良かった程度のものでセレクト時には気付かなかったのだが…。
結論からいうとこれ、視点もジャンルも違うのに後から読み返してみると根底モチーフが殆んど大体一緒じゃん!家庭不和・父不在・母親観・主人公もしくはヒロイン病んでるetc…いやあ無意識っていうのは恐ろしいですね。以下、制作意図および制作時期・元企画が何かなど補足説明です。
『食べられて、ひとつになる…。』(2023年4月)
ホラー小説部門応募。厳密には2022年10月制作で今回の応募作では一番の古い作品。合計27000字ちょっとのおねショタ純愛ホラー。ホラー小説企画に純愛の要素を+α程度のものを、後から純愛要素前面に押し出して恋愛小説企画に再応募、今回またホラーに再々応募…という経歴もち。
まずファーストシーンと文脈=涙する少女と少年が公園の真ん中で口づけしており、少女は実は人喰いカルトの二世…というのがビビッと思いつき、殆んどそこから膨らませていったビジュアル先行作品。
ちなみにクライマックス付近は、過去二度の改稿を経て現在の形になっていますが感情任せ・勢い任せに書いた初稿はより過激でした。今の内容でも大分マイルドだが怒られないか心配(過去掲載先は一応大丈夫でしたが)。なお現行バージョンには一応、構想だけなら後日談があったりする…実際に出る機会があるかは不明。
『おれとわたしのはんぶんこ』(2023年3月)
エンタメ原作部門応募。合計18000字ちょいの百合小説。構成含めて今回再応募にあたっておそらく一番手直しした作品。元々は当時のPixiv百合文芸コンテストに応募するため書いたのですが、構成がごちゃついてた上に正直内容にノイズが多かった?印象もあり落選。その後は放置してたのですが、時間差でブクマやいいねが割と増えていくため、とりあえず物語の主旨さえ伝わりやすくすればいいや!と開き直ってこの度再応募を決意。
元企画が一番いい賞典=コミカライズだったのでとりあえず本編末尾には百合漫画タグをつけてますが、今見ると正直内容的に実写ドラマのが向いているような…(普通の小説と、小説形式の原作では、そもそも書き方自体が違う気もしますが、今更言っても仕方ない)。
『蛇神ママ、死にかけ男爵さまに救われる。』(2023年12月)
恋愛小説部門応募。合計24000字弱の異世界ファンタジー×異類婚姻譚…なんですが、大元は当時小説家になろうで開催されていたロマンスファンタジー募集の企画用に執筆した作品。こちらも一番いい賞典=コミカライズという前提で画になるよう考えたんですが…ええまあ、ロマンスファンタジーのつもりだったんですよ執筆当時は。
厳密にはロマンスファンタジーの特徴を色々調べた上で自分に描けそうな部分を抽出・再現・集約していったらこの内容になった訳です。結果、誰に向けてるのかよく分からない(消費の文脈が不明瞭な)ものに。直接的にはシングルマザーが救われる物語っていうモチーフなんですが、今の世相的にそれもどうなのか…そういう意味では最後まで再掲するか迷いました。
練った設定・トラウマから再起するプロセス・共依存的感情描写あたりは評価されやすいのか、大体どこに掲載してもブクマが必ず一定数つくんですけどね。ちなみに構想上は先の展開もあり、ラミアと旧知の異民族の少女がメイドで住み着く=秘密を知る協力者兼忠実な召使がつく、ルシアスの兄の領地をひとつずつ訪れて謎を探る、最終的には父親と対決する…的なところまで想定してしました。言うだけなら自由!
『スタンド・アップ』(2026年1月)
オールカテゴリ部門応募。合計10000字弱の、自主映画少年を主役にした私小説。もう一度言いますが、私小説です。大元はPixiv15周年冊子用の小説企画の応募作ですが、15文字のメッセージという共通お題を「絶縁宣言」と解釈したことから本作が誕生。
実のところ、気が滅入るようなシーンを描き始めたら異様に長引いた上に想定尺の倍に膨らんでしまい、執筆中は主旨が一時期はよく分からなくなるなど後から見たら構成も失敗して、実際暗すぎるからなのか当該企画は無事落選したんですけれども。
ところが本作、結果判明の一か月以上前から職場の顔見知りの知人など、特にクリエイティブ齧ったプロ未満の連中に軒並み大絶賛(!)、厳密にはここ数年スランプ続きで何書いても微妙な反応ばかりだった中でぶっちぎり大評判でして。ターゲットに伝えたいニュアンスが伝えたいそのまま内容で伝わった、という意味で商品としてはさておき作品としては大成功だったのだろうとか。
今風に言うとアレですね、非効率だがAIには決して書けない生身の人間の人生と実感が詰まった内容だったということですかね、ハッハッハッ。
なおモデルにした実体験は2012年頃ですが、劇中時系列は2016年頃ってことにしてあります。当時の自主映画とメイキングほかが今現在もそのままYouTubeに残っていますので興味ある方はぜひ見比べてみてください。一見下らないバカ話ばかりしている連中が、実はどれだけいい連中だったのかが伝わってきます笑
ついでだから、前回の創作大賞2024に参加した当時作品も改めて紹介しておきましょう。
『国際怪獣島学園巨大生物部』(2024年7月)
当時の漫画原作部門に応募した、合計17000字ちょいSF青春学園ドラマ。元々は怪獣オタク目線で感じた色々なことを、主人公を通じて10代の普遍的悩みか何かのように書くハズだったのが、執筆中明らかに文脈が多すぎるし尺が足りないし作品世界観のノイズになってると感じて軒並み削った結果、宗教的モチーフの数々と、それなりにビジュアルチックだけど何か何処かで見たような展開という、語りたかったことの主旨を根こそぎ削り取った残骸ばかりが残る結果に。まあ読者の方からコロコロコミック的と評されたほどキャラクターのわちゃわちゃ感は想定以上に発揮できたので、これはこれで続きの構想はあったんだけど。
この頃、商業進出にはエンタメ性強くしないといけないと考えて、自分が一番好きなモチーフを、自分が思うキラキラしてるキャラクターコンテンツ(具体的にはアニポケとかプリキュアとか)の雰囲気でまとめようとかよく挑戦していたけれど芯をつかめず、結局振り返ってみると陰鬱なものの方が圧倒的に向いているという…。
早い話、仕事にしたいならやりたいことより、出来ること優先じゃないといけなかったんでしょうね。でもそういう基準で比較的反応の良いストック作品集めてみたら、ジャンルはバラバラでも根っこの作者の人間性が通底してる分かりやすいラインナップになってたという…。
ここまで長々読んでくださった皆様、ありがとうございます。何かひとつ気に入った作品がございましたら、ぜひ別の作品も読んでみて下さいませ。相通じるものがあるでしょう。自分も他の方の作品をつらつら読みに行き、前回参加時のように感想まとめ記事でも書こうかと考え中です。
彩条あきらでした。
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