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2025年冬ドラマについて67万サンプルの視聴データから語ってみた。全年代で1位を獲得! ランキング完全制覇のあのドラマとは?

ドラマ振り返り企画第三弾として、社内のドラマ好きが集まって、レグザの視聴データを元に2025年冬ドラマについて語る対談をお届けします。

第二弾の2024秋ドラマの対談はこちら

冬ドラマは『ホットスポット』や『クジャクのダンス、誰が見た?』『御上先生』など話題にのぼるドラマが多くありました。今回も前回と同じ座談会メンバーで語り合うなか、さらに色濃くなった傾向など、視聴傾向に関して面白い結果や考察を語り合いました。

【参加者】

  • さやまる:Snow Manもドラマも推してやまない、エンタメ全方位オタク

  • いぬづか:SNSでのバズり具合もチェックしながら、NHKドラマをじっくり味わうタイプ

  • つかだ:ごはん中に流れてたドラマがきっかけでハマる王道スタイル

  • 逆進のつねみ:なぜか気づくと女子ウケ抜群ドラマばかり見てるM3のおじさん代表

  • 賀澤:娘が見てるドラマを後ろでつい一緒に見ちゃう進行役

  • 望月:最近ガンプラをよく作っているおもしろコンテンツ全方位のみるコレ編集部の編集長


5位:『ホットスポット』

性・年代バランスグラフ

賀澤
今回は5位からのカウントダウンでお届けします。まず5位は『ホットスポット』でした。全体ランキングでは5位ですが、M3とF3以外では2位か3位です。40代以下には人気な作品だったと言えます。参加者でも『ホットスポット』は見ている人が多いですね。

いぬづか
実は途中ぐらいまでしか見れてないんですが、『ブラッシュアップライフ』と制作陣が同じということで、かなり期待値が高く見てました。

1話を見たときに、コメディ寄りで期待しすぎたかなって感じがあったんですけど、2話以降が面白くて。今6話ぐらいで止まってはいるんですが、見続ければしっかりと面白い作品だという予感があります。

『ブラッシュアップライフ』も若い層から人気だと思うんですけど、同様に若い層と女性層が今回のランキングで上位に来ていたので、自分と同じ期待値で見てる人が多かったんだとデータを見て感じました。

逆進のつねみ
『ホットスポット』は私の中では2番目に面白かった作品です。前回の座談会(ちょうど『ホットスポット』が始まったぐらいのタイミングで実施)で賀澤さんがおすすめしてくれましたよね。それで見たんですよね。宇宙人や未来人が出てきてドラマはめっちゃ笑えました。ちなみに宇宙人や未来人は私がそれこそ小学校のときから好きなジャンルで、すごく刺さりました。

いかんせんセリフの言い回しがもう全部バカリズムだと感じて。バカリズムの代わりにみんながしゃべっているという印象がありました。

さやまる
賀澤さんはどんなきっかけで『ホットスポット』をご覧になったんですか?

賀澤
家族全員『ブラッシュアップライフ』にドハマリして、今回の『ホットスポット』も家族みんなで面白く見ていました。でも『ブラッシュアップライフ』とはまったく話が違いましたね。山梨の富士山の麓が舞台なので、子どもと聖地巡礼に行こうかと思って、ドラマに出てくる「もんぶらん」って喫茶店を調べたら、今めちゃめちゃ行列みたいでした。

さやまる
性・年代グラフを見ても、Teensも高いので、ご家族で見る場合が多いのかなと思ったり。バカリズムさんの特徴で、女性同士の雑談がめちゃくちゃ面白かったです。単なるファミレスとか喫茶店での会話なのに、なんでこんなに面白いんだろうと。

東京03の角田さん演じる高橋は、宇宙人なのに能力がしょぼいのもすごく面白い。まだいぬづかさんが未見な部分があるので言えないんですが、もうぜひ最後までご覧ください。最後になると、ちょっと宇宙人が霞むぐらいの面白い展開が待っているし、特に最終回は本当にハラハラドキドキしました。

私としては見終わった後に見てよかった!と思えるようなドラマでしたし、バカリズムさんは天才だなと思いました。今度バカリズムさんが脚本を書いた映画が公開されるらしいので、個人的にはそちらも気になっています。

賀澤
あと、ドラマを見てるうちにこれアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』じゃないかとみんなが思ったみたいで、Xにも涼宮ハルヒだというポストがいっぱい出てましたね。どっちも宇宙人とか未来人がでてくるので。大人版『涼宮ハルヒ』だなみたいな感想がXにいっぱい流れてました。

さやまる
なるほど。ちょっとオマージュがあるのかもしれないですね。

4位:『まどか26歳、研修医やってます!』

性・年代バランスグラフ

賀澤
続いて4位は『まどか26歳、研修医やってます!』です。このドラマの視聴層で特に高いのはTeensとF1が2位、そしてM1の3位です。若い層に人気だと言えます。

いぬづか
このドラマも最後までは見れてませんが、TBSの火曜22時枠らしいドラマだと思いました。病院の研修を通してそれぞれの人生や決断を表現していくような作品だと思うんですが、内容自体は重くなく、かつ話も分かりやすいというところがあったので、気軽に見れる作品でした。個人的に主演の芳根京子さんが好きなので、可愛いなと思いながらずっと見ていました。

火曜22時枠的に若い方に人気というのは非常に納得できるデータでしたが、F2が6位でちょっと低いのが意外でした。もうちょっと女性層が比較的高く全年代で高く出るかなと思ったんですけど。それ以外の層は予想通りでした。

逆進のつねみ
このドラマは最初ホワイトハラスメント的な感じで、定時になったら手術中でも帰れってシーンもありました。見ている側としては「どうなんかな」と思ってましたが、だんだん研修医が自主的になり、自ら残るとか成長していく姿が共感できました。ドラマの中で担当の患者さんが亡くなるシーンがありましたが、そんな場面を繰り返していくと、だんだん強くなっていくんだろうなって思いました。最後に芳根京子さんと鈴木伸之さんの役柄が結ばれたところも良かったポイントです。

さやまる
私も『まどか26歳、研修医やってます!』はすごく好きな作品でした。原作の内容がしっかりしていらっしゃるからか、めちゃくちゃ筋もきっちりあって盛り上がり、今の研修医と昔は違ったっていう対比だったり、お客様の待遇の部分で患者さんと向き合う部分があったり、同期同士で一緒に寮的なところに住んで雑談するなど、そういうシーンがすごくライトで面白かったです。

その一方で、医療ドラマとしてはちょっと軽すぎたのかなって印象で、個人的には2年間の内容を1クールでやるってことがすごく詰め込みすぎている気がしました。これは2クールでやるべきドラマだったんじゃないかなと、すごく好きなドラマ作品だったので、もったいないなと思いながら見てました。

私個人としては、この性・年代グラフは納得です。火曜日22時枠はどうしても恋愛系だったりで女子が好きそうなドラマが多いですよね。でも今回の『まどか26歳、研修医やってます!』は、年配の方もたくさん出ているし、若い研修医もたくさん出てますが恋愛がメインではないので、いつもの火曜日22時のTBS枠を期待してた方からすると、少しずれていた気がします。そういったところで、F2が6位とぐっと下がってるのかなと。

ドラマの中身は良かったですが、火曜日22時のTBS枠でF2層に期待されるドラマ作品とは違ったって意味で、私としてはもう納得でした。

賀澤
うちは子どもが熱心に見ていたので、Teensに人気なのは納得です。研修医のまどかが最終的に何科の医師を目指すのかを子どもが予想していたんですけど、大外れでした。

子どもに原作のマンガも買ってあげたんですけど、意外と薄い1巻だけのエッセイマンガだったんですよ。先ほど2クールあればという話がありましたが、今回の1クールでもかなり頑張って話を広げたのかもしれません。

さやまる
そうだったんですね。ERのシーンももうちょっと緊迫した部分があったり、人物のそれぞれの選択がスパスパって感じだったので、個人的にはもう少し長くこのドラマが見たかったです。

3位:『 119 エマージェンシーコール』

性・年代バランスグラフ

賀澤
続いて3位が『 119 エマージェンシーコール』ですね。性・年代グラフ形としてはTeesは7位と低いのが意外な気がします。M3が2位、F3も3位と人気ですね。高めの年齢層に人気のドラマですね。

つかだ
設定自体がエマージェンシーコールなので、ドラマも切迫した場面があり、心配になった結果、見るのが辛くなってしまい3話で脱落しました。ドラマとしてはすごく切迫したドラマだったんだろうなとか、現場の切迫感や今助けて欲しいと思ってる人のリアルさを、私はすごく強く感じました。ドラマを最後まで見なかったことは若干後悔してます。

逆進のつねみ
このドラマの性・年代グラフを見ると、ちょうど私のいるM3の人気が高いんですね。自分も今期で1番面白かったのは『 119 エマージェンシーコール』だったので、今のところ「逆進」は起きてないですね(笑)。この後はずれている気はするんですが(笑)。

このドラマは本当に音声だけでもハラハラしたので、声の演技がすごかったです。またドラマを通して通信指令センターの仕事もよくわかったので、シーズン2があるといいなと思いました。

さやまる
ドラマに描かれている”エマージェンシーコール”で、どんな具合に現場が進んでいくのか知らなかったので、その実際の現場の部分が描かれていたのはすごく興味深かったです。やっぱりTeens層にはその実際の部分が地味に映ったんじゃないかと思いました。

ドラマで描かれる部分は、エマージェンシーコールを受けた先の病院だったり消防士だったり、救出現場の華々しい活躍がどうしてもクローズアップされがちなので、Teens層には不向きだったかもしれません。

一方で人気が高いM3やF3は、エマージェンシーコールを自分たちでも使った経験がある確率が高いんじゃないかなと推察してみました。『 119 エマージェンシーコール』は最後まで見たんですが、面白いと思う反面、例えば電気トラブルによって一気にシステムがダウンしてしまったり、常に災害と隣り合わせの危機感も改めて感じました。

災害が起こったとき、何ができるのかってドラマを通して学べて良かったです。めちゃくちゃ感動したというよりも、勉強になるタメになったドラマでした。

あとこのドラマは声だけ出演の声優さんたちが豪華で、最後の出演声優さんがルパン三世の峰不二子の声で有名な沢城みゆきさんだったんです!他にも若手人気声優の榎木淳弥さん、梶裕貴さんを筆頭に、孫悟空役で有名な野沢雅子さんだったり、ルフィ役で有名な田中真弓さんだったり、声で登場する声優さんがめちゃくちゃ豪華だったので、耳からもドラマを楽しんでました。

賀澤
このドラマも子どもと見ていたので、Teensのランキングはもっと上だと思ったら意外と低かった印象です。フジテレビの記者会見で放送が1話飛んだときに子どもが怒ってましたね。

さやまる
あの一連の影響でこのドラマ自体が最後まで撮影できるのかって不安があったので、最後まで完走してくれてよかったという気持ちがありました。

2位:『クジャクのダンス、誰が見た?』

性・年代バランスグラフ

賀澤
2位は『クジャクのダンス、誰が見た?』です。これはミステリー作品ですね。F1が6位と特に低くなっています。Teensが5位、M1が4位。これも年配層の方に人気の作品ですね。

つかだ
『クジャクのダンス、誰が見た?』は全部見まして、毎週すごく楽しみにしてました。毎回誰が犯人かがわからないし、どうなるかずっと引っ張ってたんで、あの人でもなかった、この人でもなかったと、最後まで違った人でした。出演している松山ケンイチさんが、犯人は誰だってずっとXで考察していて、それがすごく面白かったです。ドラマのキャストがあんなに「誰が犯人だ?」みたいなXへのポストができるんだなって。

いぬづか
私も『クジャクのダンス、誰が見た?』は最後までちゃんと見ました。つかださんもおっしゃっていた通り、展開が面白く、次が気になるようなドラマ作りをしているので、ちゃんと最後まで見るきっかけになりました。

映像がすごく綺麗で、絵の撮り方も楽しみながら見ていました。ドラマの内容的には初速が強かっただけに途中で若い層が離れていった感があるのかなと、グラフを見て感じました。

逆進のつねみ
いぬづかさんは最初が面白かったと言ってましたが、自分は逆で、最初はイマイチだったんですね(逆進感が…)。ドラマの終盤、だんだん謎が解けていくところで見るのを止められなくなったんですが。でも主人公が広瀬すずじゃなかったら途中で離脱してました。

さやまる
冬ドラマは『御上先生』と『クジャクのダンス、誰が見た?』がもう飛び抜けて面白かったので、このグラフの内容は意外でした。

いぬづかさんがおっしゃっていたように、すごく強調されたような映像が綺麗で、鮮やかすぎるグリーンな森の中でクジャクが羽根を広げてるような描写だったり、そこに迷い込んで、エンディング曲のAdoさんの『エルフ』がかかかってくる描写が上手いと思いました。

とにかくドラマのキャラクターがみんな個性的で面白かったです。松山ケンイチさん演じる弁護士もめちゃくちゃ癖があるし、広瀬すずさんが色々迷いながらもリリー・フランキーさん演じるお父さんを信じる姿勢もすごく良かったです。

でも私も最後「えっ」ということがあって、それってまだ原作が完結してなかったからなのかなってことも考えました。どうしても未完結漫画が原作だと、ドラマオリジナルにならざるを得なくなり、その辺りが難しいところだと思います。

個人的にはそれでもドラマとして成功した方じゃないかなと思うぐらいキレイにまとまってました。

賀澤
ちなみに、マンガとドラマが同時に終わった感じですね。

さやまる
それだったらドラマ化するのをもう少し待てばよかったのにと思いますね。でも見応えのあるドラマだったっていうのが正直な感想です。

1位:『御上先生』

性・年代バランスグラフ

賀澤
1位は『御上先生』でした。これはもう文句のつけようがない全年代1位です。これは参加者もみんな見てますね。

つかだ
このドラマは映像の演出がものすごく素敵なのと、ドラマのストーリー自体が面白いので、毎回楽しみに見られました。『クジャクのダンス、誰が見た?』のところも、絵作りとか主題歌の『エルフ』の入り方がすごく素敵なんですが、『御上先生』も毎回ミュージックビデオみたいに素敵に見せるシーンが必ず入ってたので、そこで物語の余韻がぶわっと固まり、心を掴まれちゃって。毎回毎回すごくいいドキュメンタリーを見ているような感じでした。

高校が舞台で若い人の心を掴むこともされているし、「管理」をテーマにしているので年配層とか、組織の理不尽さみたいなところもあって、本当に幅広い響くようなドラマになっていました。

いぬづか
『御上先生』もちゃんと最後まで見れました。1話の尺が長かったり、全体的に重い感じのシーンも多いので、見るのに体力がいる作品でしたが、それでも最後まで楽しんでみることができました。

話自体もそうですが、生徒1人1人にしっかりとキャラクターがあり、その点も面白かったです。若手の俳優さんの中では話題の面々が多く、すごくいい演技をされる方がいっぱいいて、そこも面白かったです。

TBSドラマが好きで、TBSドラマのブログも見ているんですけど、生徒1人1人オーディションで決める、かつ部活などドラマの中では伝わらない部分もしっかりと設定して作り込まれていて、衣装とか髪型もそのキャラクターに合わせてしっかりとアレンジしているというような情報もありました。やはり細部までこだわってるドラマはしっかり面白く、数字にも表れている通り、いろんな層からの支持があるんだという点は改めて感じました。

逆進のつねみ
『御上先生』は、私のランキングでは7番目でした。出てくる生徒たちが頭良すぎですね。私の周りにはドラマのような頭のいい人たちがいないと言えば失礼だけど、ドラマのような世界はなかったんで、そんなに内容が入ってこなかったです。

でも実際にドラマで描かれたような学校は実際あるんだろうなと思いつつ、ドラマ自体は最後まで見れたんで、それなりにはって感じですかね。

さやまる
私は『御上先生』、すごく面白くて、なんなら2周目見ようかなと思うぐらいです。めちゃくちゃ令和な学園ドラマだったのでハマりました。今までの学園ドラマの場合、普通は落ちこぼれな学生たちを、熱血な先生が引っ張っていく展開が多いイメージですが、『御上先生』は舞台が偏差値が高い高校で、国から派遣された先生が主人公だったり、いきなり初回から「お前たちは上級国民予備軍だ」みたいなセリフが入ってきたり、新しい形の学園ドラマでした。

個人的な話になりますが、私自身教職免許を持っていて、教育には興味があるのも面白く見れたポイントです。日本の教育を変えるために構造からしっかり考えていたり、ちゃんとドラマの中で問題提起もしていることも、ドラマとしてすごい素晴らしいと感じました。文科省の方、これは大臣まで見るべきだと感じました(笑)。

最終回で御上先生と敵対していたようにドラマの中で描かれていた槙野さんが、最後に実は組んでいたのも鳥肌が立つぐらい面白かったポイントでした。生徒1人1人の演技も面白かった。賀澤さんならわかると思うんですが、『ベイビーわるきゅーれ』の髙石あかりさんが出演していたのもテンションが上がりました。

ドラマの中で御上先生発する”考えろ”というメッセージがすごく深く刺さり、これはどの年代にも刺さるなって感じて、このドラマがランキングでもわかるように全年代に支持されたことが素晴らしいです。

また、日曜劇場史上、いちばん主演に衣装代がかかってないドラマではないかと(笑)。いつ見ても御上先生は同じ服でした。

あとは日曜劇場における、俳優の迫田さんの使い方がめっちゃうまい。迫田さん演じる教師はちょっとクズだと思いきや、でもそうさせない扱いが絶妙にうまくて、そういった意味でも色々と面白かったです。ダントツ1位ですね。

望月
『御上先生』はドラマの中の小ネタがちょこちょこありましたね。

ー『御上先生』小ネタ集ー

  • 第8話で入院中の後輩・津吹の病室を御上が見舞いに訪れる場面。御上が津吹の見舞いに行ったときに、津吹が読んでいた本は『重力ピエロ』で、さらに病室には『宇宙兄弟』もあった。

  • 最終回、殺人事件を起こした真山弓弦の裁判シーンで彼女の弁護側の席には『アンチヒーロー』の主人公・弁護士の明墨正樹を演じた長谷川博己と、若手弁護士・赤峰柊斗を演じた北村匠海そっくりの人物が座っていた。

  • 文科省との癒着を報じた新聞記事の隣には『住宅街にクジャク出没』というタイトルの記事が掲載されていた。発見者はまどかさん26歳 etc

さやまる
撮影に使われた学校は、東大合格者をめちゃくちゃ出している学校らしいですね。実際にそういう学校が使われてたことも面白かったです。

賀澤
ここまでが冬ドラマの5位→1位の発表でした。総合ランキングで見るとこんな感じですね。

総合ランキング

賀澤
ここまでに紹介した5位までが上位グループで、『御上先生』があたま何個分も抜けているのが分かります。

では続いて各自が語りたいドラマの話にいきましょう。

語りたいドラマ1:『アンサンブル』

性・年代バランスグラフ

賀澤
まず『アンサンブル』です。このドラマは総合6位です。M3が12位、M2が9位で低いですね。女性層に人気の形です。

いぬづか
主演の川口春奈さんや松村北斗さん田中圭さんといった役者さんが好きでドラマを見ている方が多いかなと思っていたので、TeensやF1など若い層に人気なのは納得です。

この冬ドラマでは恋愛系の作品が少なかったような気がするので、『アンサンブル』がその点をカバーというか、恋愛ドラマを見たい層が見てたのかなって感じる部分があります。

個人的には法曹系の作品が好きなんですが、『アンサンブル』はその要素が薄かったのが悲しかったです。もう少し弁護士系の色が強かったら、もっと楽しんで見れたかなと思います。

賀澤
M3の順位は低めでしたけど、このドラマも見ていた逆進のつねみさんはどうですか?

逆進のつねみ
やっと逆が出てきましたね(笑)。私の中で『アンサンブル』は8番目の評価ですが、いくつか冬ドラマを見たなかでは中の上だったんで良かった作品だと思います。でも川口春奈さんが出てるのに面白みが足りなかったので、ちょっと外れだったなって気はしています。

ドラマのなかで川口春奈さんに田中圭さんがあんなに好きだと言ってくれてるのに、なぜ松村北斗さんのほうへ行っちゃったのかずっと信じられなくて、今回の8番目という評価にはそこもあったかもしれません。でも長濱ねるさんとシソンヌの次郎さんがひかれ合っていたところは意外で面白かったです。

さやまる
私も『アンサンブル』は全話見たんですが、いぬづかさんと全く同意見で、最初の1話ではがっつり法廷シーンがあったのに、2、3話で恋愛がクローズアップされていきましたよね。

ただ女性人気が高いのは、SixTONESの松村北斗くんの人気だろうなと思ったり。今回のドラマでの演技が普段の彼と1番近いノリなのかなって思いました。

逆進のつねみさんとは逆になるんですが、私は川口春奈さんは恋愛系の演技がうまいと思っています。だからこんなに話自体が法廷なの、恋愛なの?と右往左往して定まりきれないところで、演技がうまい女優さんだってところがありました。

個人的にはドラマのシーンで踏切音が怖いと言って、耳栓をさせてしまうぐらいのトラウマを与えた田中圭さんになびかないところは、女性としてはよくわかる感覚でした。みんなは恋愛ドラマとして『アンサンブル』を見てたんだろうと思うので、6位は納得の順位です。

語りたいドラマ2:『プライベートバンカー』

性・年代バランスグラフ

賀澤
続いて総合7位の『プライベートバンカー』です。特徴的なのはF1の17位ですね。

つかだ
『プライベートバンカー』はご飯を食べながら見るのにちょうどいいドラマでした。プライベートバンカーという仕事自体はすごく目新しかったので、どういう仕事なんだろうって興味があって見始めました。

家族が仲良くなれないところにフォーカスされていたので、家族ドラマみたいな感じでした。トラブルが起きていくんですが、毎回いい具合にプライベートバンカーが問題を解決するので、家族でご飯を食べながら見るのに緊張もしないし、ちょうどよく見られるので面白かったです。

あとバディモノみたいなドラマはよくあると思うんですが、年配のメンター役に同じく年配の女性が弟子入りするみたいなドラマって、あまり他になくて珍しかった。なので、若い人たちは『プライベートバンカー』は好きじゃないけど、年配層は見ていて面白かったんじゃないかなって思います。

さやまる
私は『プライベートバンカー』については、1話・2話だけ見たんですが、唐沢寿明さんはさすがだなって貫禄でした。でもいかんせん絵面が地味な印象でした。もちろん鈴木保奈美さんも演技がうまいんですが、主人公の設定年齢層も高めで、F1層に刺さらなかったのは、キャストの問題なのかなとちょっと思いました。これが例えばイケメンの若手のプライベートバンカーだったら、F1層がぐっと上がるのかなと。

逆進のつねみ
そういう意味では、私は『プライベートバンカー』は1話だけ見て離脱したんですが、自分の視聴傾向が若い女性に近しいんでしょうね(笑)。

語りたいドラマ3:『法廷のドラゴン』

性・年代バランスグラフ

賀澤
総合では15位の『法定のドラゴン』です。これは逆進のつねみさんが見た作品ですが、M3のランキングが10位と高いですね。ほかの特徴としては総じて女性層は低いです。F1は23位で特に低いですね。

逆進のつねみ
『法定のドラゴン』は将棋と弁護士の組み合わせが新鮮だと思ったんですよね。最後までドラマは見たんですけど、同じM3が10位になるほど好きかと言えば、そうじゃないなと思いました。でも将棋好きには響いたと思います。M3の男性には将棋好きがいる気がします。

さやまる
私も1話・2話まではドラマを見たんですが、そもそも将棋が全くわからなかったんですよね。上白石萌音ちゃんも好きだし、高杉真宙くんもいいんですが、裁判と将棋の結びつけ方がどうにもよくわからなかったので離脱しちゃいました。

語りたいドラマ4:『御曹司に恋はムズすぎる』

性・年代バランスグラフ

賀澤
総合17位の『御曹司に恋はムズすぎる』です。M3とM2が19位で低いですが、M1が9位、Teensが8位、F1が7位で、男性にも女性にも若い層に人気ですね。ただF2になると一気に16位になるんですね。

逆進のつねみ
『御曹司に恋はムズすぎる』は5番目に良かったドラマでした。でもストーリーというよりも、ドラマ出演者の山下美月さんが目的でした。彼女は超美人というわけではないんだけど、ずっと見てしまう魅力があるんですよね。

でもこのドラマでF1とかM1が高いのは永瀬廉さんが出ているからですよね。M1が高いのは山下美月さんなんだろうなって気がしますね。

さやまる
最初は永瀬廉さんの振り切れたキャラクターが面白くて見ていました。つねみさんがおっしゃるように、山下美月さんがすごくドラマのキャスティングに合っていて、質素でお金を節約しながら、毎回会社にお弁当を持っていき、御曹司にも全然なびかないキャラクターがぴったりで良かったです。

このドラマがTeensで人気なのはわかりますね。永瀬廉さんが御曹司なのがいいんじゃないかってところと、個人的に2人が住んでいる社員寮の見た目がめちゃくちゃ可愛くて、それで思わずドラマに出てきた建物はどこにあるんだろうと調べたりしました。セットや設定がすごく素敵だった印象です。

可愛いものが好きだったり、永瀬廉さんの御曹司役が好きで見てる人が多かっただろうし、この性・年代グラフの極端な突出の仕方に結果が現れているんじゃないかと思います。

語りたいドラマ5:『東京サラダボウル』

性・年代バランスグラフ

賀澤
総合18位の『東京サラダボウル』です。これはNHKドラマですね。前回もありましたけど、NHKドラマの傾向としてTeensとその母親層が高い傾向が多かったので、今回もTeensが17位とF3が19位で高く似た形ですね。

さやまる
『東京サラダボウル』はすごく面白かったです。東京にマイノリティである外国人たちが増えてきて、刑事とそこに派遣される通訳の組み合わせのバディが事件を解決していく物語です。主演の奈緒さんが鮮やかな緑の髪で、松田龍平さんが中国語の翻訳者って設定なんですが、NHKらしく中国語を翻訳するときに、めちゃくちゃ流暢に喋られる場面が長ゼリフなんですけど、しっかりと尺を取ってました。

他にはイモトアヤコさんが出てきて、イモトさんはスリランカの公用語である”シンハラ語”の通訳者で、松田さん同様に、通訳の描写をおろそかにしてませんでした。あとは日本において社会的弱者である外国人が巻き込まれる犯罪の描写などがめちゃくちゃ丁寧に描かれていて、すごくNHKらしいドラマでしたね。でも作風はそんなに重たくないんですよ。

意外とサラっと軽くドラマは見れたので、私は『東京サラダボウル』は面白かった印象ですが、テーマが重い印象なので、順位が奮わなかったのもわかります。

語りたいドラマ6:『私は整形美人』

性・年代バランスグラフ

賀澤
次は逆進のつねみさんがなぜこれを見ようと思ったのかが不思議な、総合29位の『私は整形美人』です。

逆進のつねみ
そうですね(笑)。でも意外とM3が26位ですね(笑)。

賀澤
F1が21位、M1も23位でTeensも上がっても良さそうな気がしますけど。

逆進のつねみ
私は『私は整形美人』については6番目に面白かったです。

賀澤
上位だったんですね。

逆進のつねみ
私は恋愛ドラマが好きなんですよね。妻にも言われました。若い子がくっつくドラマをニヤニヤ見ていると。

主人公のお父さんが整形に反対していて、お父さんは髪を真っ赤にしたんですよね。その髪の毛を真っ赤にしたことに対して、主人公の石井杏奈さんがすごく反応したんですけど、そうやって整形も同じなんだみたいなことを言って、そういう見せ方もあるのか!と、なるほどと思って見てました。

語りたいドラマ7:『トーキョーカモフラージュアワー』

性・年代バランスグラフ

賀澤
続いて総合37位の『トーキョーカモフラージュアワー』です。このドラマはTeensが26位と他の層に比べて高いですね。

いぬづか
『トーキョーカモフラージュアワー』は今期私が一番面白かったドラマです。脚本にヒコロヒーさんが参加していたり、原作者の松本千秋さんが描いている他の作品もドラマ化されていて好きだったので注目して見てました。

とにかくコメディチックな部分でシュールさがちゃんと際立って面白かったのと、個人的にはドラマの主題歌の導入タイミングに影響される部分が大きくて、Travis Japan の歌う主題歌も良かったです。

30分ドラマなので尺が短いんですが、全体的にテンポもよく面白いドラマでした。

語りたいドラマ8:『晩餐ブルース』

性・年代バランスグラフ

賀澤
ラストは総合38位の『晩餐ブルース』です。どちらかというとF2が36位、F3が35位ですこし人気がありましたね。

いぬづか
このドラマは男性3人がそれぞれ悩みを抱え、その3人が一緒に食事を取ることで、色々と悩みを打ち明けながら生活していくドラマなんですが、現代チックというか、現代の悩みに沿った作品という印象を持ちました。

そういうドラマが好きなので、個人的にはすごく楽しんで見ていたんですが、グラフを見ると男性から見られてない現実があるので、ちょっとそこはもったいないかなって。

シスターフッドがモチーフのドラマや映画は多くあると思いますが、男性同士で悩みを打ち明けたり助け合ったりするドラマはあまりない印象なので、若い男性にもぜひ見てほしいドラマです。

また、私自身は食事をあまり取らないタイプなんですが、『晩餐ブルース』にでてくるおいしそうなご飯を見て、自分もちょっとお腹が減ってくるので食事をとる…みたいな感じで、健康維持にも役立っていました。

そのほか見ていたドラマを最後にドドーンと語ってみた

賀澤
ほかにも見ていたドラマがあったら、ここでぜひ!

さやまる
今期はたくさんドラマを見ていました。フォレストも見てましたね。

性・年代バランスグラフ

さやまる
三代目J Soul Brothers の岩ちゃんが出ていたり、秘密を持つ男女の夫婦が巻き込まれていく物語だったんですが、ちょっと地味な印象でした。岩田さんの魅力が炸裂していたと思う一方で、『クジャクのダンス、誰が見た?』が衝撃的すぎて、同じサスペンス系のドラマという意味では霞む印象があり残念です。

あとはドロドロ系が好きなら、『家政婦クロミは腐った家族を許さない』はちょっと面白かったです。

性・年代バランスグラフ

賀澤
そんなに女性に人気ではないですね。不思議だな。

さやまる
『家政婦クロミは腐った家族を許さない』の原作漫画でも、ドロドロした展開が好きな人には夜ドラの定番になってきました。

他には『私の知らない私』も最後まで見ていましたが、1年間の記憶を失って、主人公が人を殺したみたいな記憶がちらつきながらも、その記憶を取り戻していく話です。

性・年代バランスグラフ

さやまる
普通だったら主人公って清廉潔白とまではいかなくとも、記憶があっても自分はやってなかった展開が多いんですが、このドラマの場合は、主人公がすごく嫌な人物だった展開があり、リアルタイムで見るのは面白いんですが、見終わった後にスカッとしない、いわゆるイヤミスが好きな人にはおすすめなドラマです。

『日本一の最低男』はちょっと期待して見たんですが、子どもをダシにしてる展開が辛くなって3話で離脱してしまいました。

性・年代バランスグラフ

さやまる
あとは『秘密』を見ました。個人的には面白かったです。女子人気が高い清水玲子さん原作のマンガがすごく評価されています。

性・年代バランスグラフ

さやまる
ドラマの中では板垣李光人さんの役柄が面白かった印象があって、個人的にはすごく面白いドラマだと思いました。でもM1で18位と男性人気は低いですね。話がどちらかというとBL寄りなので、それが苦手な人はいるかもしれませんね。

最後に『アイシー』も面白かったです。

性・年代バランスグラフ

さやまる
『アイシー』は『ストロベリーナイト』とか、女性が上司役の刑事ドラマ第3弾と言われていたもので、このドラマも見ていました。今期は『 119 エマージェンシーコール』は聴力が桁外れな主人公が出てくるドラマで、『アイシー』は”カメラアイ”という特殊能力を持っている設定の主人公のドラマでした。『アイシー』は『アイシー』でその能力が故の苦しみが描かれていて、主人公役の波瑠さんの演技がうまいと思いました。

このドラマがF1・F2に人気なのは、SixTONESの末っ子である森本慎太郎くんが出ているのが影響しているのかなと思いました。ドラマ的にコアな刑事ドラマ好きだったら面白かったんじゃないかなと思います。

逆進のつねみ
賀澤さん、『ホンノウスイッチ』と『おとなりコンプレックス』の2つだけ見てもらっていいですか?

性・年代バランスグラフ

賀澤
『ホンノウスイッチ』はM3が低いので逆進ですね。

性・年代バランスグラフ

逆進のつねみ
『おとなりコンプレックス』はこんなグラフなんだ。『ホンノウスイッチ』も『おとなりコンプレックス』も、どっちも幼馴染同士が付き合い始める話で、内容がもろ被りなんですが、ランキング的には下の方なんですね。

賀澤
両作品ともつねみさんが属するM3は低いですね。

逆進のつねみ
『ホンノウスイッチ』のM1は21位で、F1が18位と女性人気なんですね。

賀澤
一通り語りたいドラマについて取り上げられましたね。今回の座談会はこのあたりで終了となります。ありがとうございました。

まとめ

『御上先生』が全年代で1位を獲得し、上位5位内にTBSドラマが3作品ランクインという、TBSドラマの圧倒的な強さを見せつけられる結果となりました。この他、局が揺れる逆風の中で3位となった『119エマージェンシーコール』や、バカリズムさん脚本の強さを見せつけた『ホットスポット』なども人気でした。この記事で「見てみようかな」と思うドラマがあれば、録りためていた録画番組や、各社の見逃し配信から探してお楽しみいただければ幸いです。

次回は逆進のつねみさんが評価しているドラマと、M3世代が見ているドラマの人気が一致するのかどうかもご期待くださいませ!

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