人を見る目には自信がある #81
私は、人を見る目には自信がある。
自己肯定感が低くて、
自分にはあまり自信がない私だけど、
これに関しては、ずっとそう思っている。
だから私は、
素敵な人たちに囲まれて生活している。
初対面で、
なんとなくこの人好きだな、
なんとなくこの人は合わないかも。
そんな直感は、
わりと当たる方だと思っていた。
学生時代の私は、
その感覚をそのまま信じて、
好きだなと思う人とだけ関わり、
苦手だと感じた人とは距離を取っていた。
友達が「誰かに裏切られた」
という話を聞くたびに、
そんな人とは、
最初から関わらなければよかったのに、と
どこかで思っていた。
実際、好きだと思った人は、
関わるほどにどんどん素敵な面が見えてきて、
苦手だと思った人は、
やっぱり苦手だなと感じることが増えていった。
そうやって、
自分の直感を過信するようになっていた。
でもあるとき、ふと気づいた。
初対面で、
全部わかるわけなんてないよね、と。
もしかしたら私は、最初の印象だけで、
勝手に決めつけてしまっていたのかもしれない。
学生時代、
特に印象を持たず関わりもしなかった子と、
大人になってから偶然再会したことがある。
話してみると、どうしてあのとき、
もっと仲良くしておかなかったんだろうと
思うくらい、とても素敵な人だった。
それからは、
初対面での印象だけで判断しすぎないように、少しだけ意識するようになった。
すると不思議なことに、
最初は特に何も感じなかった人の中にも、
関わるほどに惹かれていく部分が見えるようにもなった。
今では、その人が
自分のロールモデルのような存在に
なっていたりもする。
感受性が高い人ほど、
初対面でもなんとなく相手を感じ取って、
そこから想像を広げてしまいがちだと思う。
でも、あのとき見えていたのは、
あくまでもほんの一部分だったのだと思う。
私はありがたいことに、今も昔も、
素敵な人に囲まれて生活している。
そして大人になってからは、
学生時代よりも、
もっとそう感じることが増えた。
それは、
自分の直感が特別優れているからというより
きっと、
目の前の人の中にある良さを、
ちゃんと見ようとするようになったから
なのかもしれない。
最初から全部わかることなんて、
きっとない。
でも関わる中で、
少しずつ見えてくるものがある。
そうやって人を知っていくことが、
私にとっての「人を観る目」なのかもしれない。
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