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INFJなのに、人の気持ちがわからない私 #68

私のMBTIは、INFJだ。

INFJの特徴を見ると、真っ先に
「洞察力が高く、人の気持ちがわかる」
と出てくる。

でも私は、
人の気持ちがわかっていないと
感じることが多い。

この矛盾に、ずっと違和感があった。


人と話しているとき、
その場では特に何も感じないことが多い。

でも後になってから、
「あれは、ああいう意味だったのかもしれない」と気づく。

そのたびに、
なんであのとき気づけなかったんだろう、
と思う。

どうしてこうなるのかを考えたとき、
ひとつ気づいたことがある。

私はその場で、
“感じること”よりも“処理すること”に
意識を使っているのかもしれない、

ということ。

今どんな話が進んでいて、
自分は何を言うべきなのか。
それとも、言わない方がいいのか。

そのやりとりを追いながら、
同時に記憶しようとしている。

たぶんその時点で、
私の中の処理はいっぱいになっている。

だからその場では、
相手の気持ちまで受け取る余裕がない。


でも、後になって余白ができたとき、
記憶をひとつずつ開いて、
意味を考え直していく。

もしかしたら私は、
その場で感じ取るタイプではなくて、
一度持ち帰ってから理解するタイプなのかもしれない。

たとえるなら、
リアルタイムで翻訳するのではなくて、
一度録音してから、あとでゆっくり訳すような感覚。

その場ではうまく受け取れなくても、
あとからなら、細かいニュアンスまで拾える。


「それって、本当にINFJなの?」と
思ったこともあった。

何度も診断をやり直した。

でも結果は、全部INFJだった。

人の気持ちは、
その場ですぐにわかることもあれば、
時間をかけてやっと見えてくることもある。

その場ですぐに気づけない自分を、
どこかで“わかっていない人間”だと思っていたけれど、本当は違ったのかもしれない。

あとからでも、
何度も考えて、理解しようとすること。

それ自体が、
私の「人を想う力」なんじゃないかと思う。

すぐにわかることだけが、
「人の気持ちがわかる」ということじゃない。

時間をかけてでも、理解しようとすることも、きっと同じくらい、意味がある。

INFJは、生きづらいと言われることも多い。

実際に、そう感じることもある。

それでも私は、
人の気持ちを考えようとすることや、
誰かを思いやろうとする気持ちが強い
この性質を、嫌いになれない。

だから私は、
この自分のあり方を、否定せずにいたい。

INFJという括りの中にいることも含めて、
少しだけ誇りに思いながら。


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