【音響考察】25年前の「最高峰」は、なぜ現代の「最安」に敗れたのか?アベニール・オーディオ換装の真実。
こんにちは!Re:Tech JapanのRe:NISSANです。いつも読んでいただいてありがとうございます。ここのところは書ける内容があって、かなり更新頻度が多くなってしまいました。それでも読んでいただけることが何よりの喜びになっております。
さて、2ヶ月間私を悩ませ続けた「車内鈴虫ノイズ」の捕獲に成功し、静寂を取り戻したアベニール。その勢いに乗り、長年温めていた「オーディオ環境の近代化」を敢行しました。
今回取り外したのは、当時日産純正オプションの頂点に君臨していた「ケンウッド・サウンドクルーズシステム」。対して迎え入れたのは、Amazonで購入した「パノラミックビューモニター内蔵の中華製Androidナビ」です。
四半世紀の時を超えたこの新旧対決。実際に音を出した瞬間、私はデジタル技術の進化という残酷な現実を目の当たりにすることになりました。
1. パワーでねじ伏せる「現代アンプ」の底力
特筆すべきは、低音域の圧倒的な変化です。 25年前の純正デッキ(それでもトータルは出力はMAX240Wと純正にしては優秀)の出力に対し、今回の中華ナビは50Wクラス(おそらく定格で)の内蔵アンプを搭載しています。この「駆動力」の差が、25年選手の純正スピーカーを文字通り「覚醒」させました。
「君たち・・・そんなに鳴るんだ・・・」
かつてのシステムでは鳴らしきれていなかったフロントMIDが、現代のハイパワーな信号によって力強くストロークし、曲によっては内装がビビるほどの重低音を響かせています。これは単に音量が大きいのではなく、スピーカーのコーンを制御する「制動力」が向上した結果と言えるでしょう。
2. YouTube Musicとデジタル処理の恩恵
音源が「CD」から「YouTube(ストリーミング)」に切り替わったことも、大きな要因のようです。 現代の楽曲は、デジタルデバイスでの再生を前提としたレンジの広いマスタリングが施されている場合が多いようで、Androidナビ内部のDSP(デジタル処理)と相まって、今まで埋もれていた微細な音が「解像度」として耳に届くようになりました。
25年前の最高峰が守っていた「アナログ的な厚み」(実際にはCDなのでデジタルなのですが)は、現代の「圧倒的な情報量とパワー」の前に、その座を譲ることとなりそうです。
3. DIYの光と影:代償としてのバックライト不点灯
しかし、旧車のDIYに「完勝」はなかなか存在しません。 激しい?脱着作業の代償として、エアコンパネルのバックライト(右側)が消灯してしまうというトラブルが発生。何かを得れば、何かが損なわれる。これこそが、古い車と向き合うDIYの醍醐味であり、苦労でもあります。
この小さな不具合は、次回の「オペ」への宿題として残しておくことにしました。
4. 結論:通勤が「ライブ」に変わる喜び
鈴虫ノイズが消え、左右のレカロに体を預け、そして手に入れた「現代の音響」。 明日の通勤路は、25年前には想像もできなかったような鮮やかな音色に包まれることでしょう。あとはフロントアッパーからと思われるコトコト音です。(しかしハイパワーな中華アンプによる消音効果のおかげか、このコトコト音もやや気にならないレベルに落ち着いてしまいました)
スマホ一つで無限の音楽と繋がり、それをハイパワーで鳴らし切る。 アベニールの近代化改修、その効果は期待以上のものでした。しばらくは今の状態で色々と楽しんでみたいです。
5.課題:スピーカー能力
ここまで「ご機嫌な音」と表現してきましたが、冷静に考えれば、これはスピーカーにとって寿命と引き換えのドーピングに他なりません。
アベニール純正OPケンウッドサウンドクルージンズシステムのスピーカーの許容入力は、確かMAX40W程度。対して、現代のパワーを手に入れた中華ナビの送り出しは、それを上回る強烈なエネルギーです。25年という歳月で硬化し、脆くなったコーン紙やエッジにとって、このハイパワー駆動はいつ破綻してもおかしくない「限界突破」の状態。
理想を言えば、許容入力に余裕のある最新スピーカーへの交換が急務でしょう。 しかし、一方でこうも思うのです。
「四半世紀、静かに鳴り続けてきたこのスピーカーが、最後に最高の音を奏でて燃え尽きるなら、それもまた一つの美学ではないか」と。
尽きる瞬間というのはどんなシーンでも最高の感動を届けてくれる。
コーンやエッジがぶっ飛んで、物理的に沈黙するその瞬間まで。 私はこの「寿命を削る旋律」を、左右のレカロに深く身を沈めながら、堪能し尽くそうか新たな議題に頭を悩ませております。
聞いた曲一覧
ビビッて耐えられなかったのは(たしか…)
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当ブログで紹介している機材は、主にRe:NISSANが購入し、施工・検証したものです。 ※Amazonのアソシエイトとして、Re:Tech Japanは適格販売により収入を得ています。
※警告: 正しい使用方法は必ず取り扱い説明書を遵守せよ。DIYという名の挑戦は、常に自己の責任において行われるものである。 #DIYは自己責任
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