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仕事のモチベーションが上がらない日に読む話

🔰はじめましての方へ
営業職からマーケティング職に未経験転職してキャリアを作り直した過去を自己紹介noteにまとめました。ぜひこちらから読んでいただけるとうれしいです。

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「今日、仕事する気が全然起きない」という朝、誰にでも必ずあります。

目覚ましを止めて、ぼんやりと天井を見つめながら「なんでこんなに気が重いんだろう」と思う。

その感覚、決して甘えじゃないし、あなたがおかしいわけでもない。

でも、モチベーションが上がらない状態が続くと、じわじわと自己嫌悪が積み重なって、いつの間にか「自分は社会人として失格なのかも」なんて思い始めてしまう。

今日はそんな状態にある人に向けて、モチベーションの正体を理解して、それと上手に付き合う方法を書いていきます。

完璧な解決策ではなく、少しだけ楽になれるような視点を持ち帰ってもらえたら、それで十分です。


そもそも「仕事のモチベーション」って何なのか

モチベーションという言葉、日常的によく使いますよね。

でも「そもそもモチベーションって何?」と聞かれると、意外とうまく説明できない。

心理学的に言えば、モチベーションとは「行動を起こし、維持するための内的なエネルギー」のことです。

つまりモチベーションは、燃料のようなもの。

タンクが満タンのときは軽快に動けるけど、空っぽに近づくと動くことすら辛くなる。

重要なのは、このタンクの残量は「意志の強さ」とは関係がないということ。

「気合いが足りないから動けない」「根性がないからやる気が出ない」

これは完全な誤解です。

モチベーションは感情の一種で、コントロールできる部分とできない部分があります。

だからまず最初に、「モチベーションが出ないこと」を自分の性格の問題にするのをやめることが大事です。


モチベーションが下がる、本当の理由

「なんかやる気が出ない」という状態には、大きく分けていくつかのパターンがあります。

ひとつ目は、疲労の蓄積によるエネルギー不足です。

これはシンプルで、単純に休息が足りていない状態。

睡眠不足、連続した緊張、休日も仕事のことを考えてしまう生活が続くと、脳と体が「もう無理」とサインを出してきます。

このパターンの場合、意志の力でどうにかしようとすればするほど悪化するので、まず休むことが先決です。

ふたつ目は、目的の喪失です。

「なんのためにこの仕事をしているのか」がわからなくなったとき、人は急激にモチベーションを失います。

仕事の内容が変わったわけじゃないのに、急につまらなく感じる。

そういう経験はないでしょうか。

それはたいてい、「意味」が見えなくなったサインです。

みっつ目は、承認欲求が満たされていない状態です。

頑張っているのに誰にも見てもらえていない、評価されていないという感覚は、思った以上にモチベーションを蝕みます。

「誰かに認めてほしいなんて子どもっぽい」と思う必要はまったくない。

承認欲求はマズローの欲求階層にも登場する、人間として当たり前の感情です。

自分がどのパターンに当てはまるかを知るだけで、対処法がガラッと変わります。


私が経験した「モチベーションの底」の話

少し個人的な話をさせてください。

数年前、私は毎朝会社に向かう電車の中で「このまま乗り過ごして、どこか遠くに行きたい」と本気で思っていた時期がありました。

仕事が嫌いなわけじゃなかった。

むしろ、最初は好きで選んだ仕事でした。

でも気づいたら、何のためにやっているのかが全然わからなくなっていた。

上司からのフィードバックはほぼゼロ。

プロジェクトは毎回「やって当たり前」で終わる。

残業は増える一方なのに、自分がどこに向かっているのかが見えない。

そんな日々が続いて、ある日の朝ついに布団から出られなくなりました。

体は動くはずなのに、起き上がる理由が一個も見つからない。

そのとき初めて「あ、これは疲れじゃなくて、モチベーションが完全に枯渇した状態だ」と気づきました。

そこから私がやったのは、大きなことじゃない。

「今週だけ、絶対に定時で帰る」という小さなルールを自分に課しただけです。

残業ゼロの一週間で、少しだけ頭と心に余白が生まれた。

その余白の中で、「自分はなぜこの仕事を選んだんだっけ?」という問いに、久しぶりに向き合えるようになりました。

モチベーションを取り戻すために必要だったのは、根性でも気合いでも自己啓発本でもなく、「余白」だったんです。


モチベーションに頼らない仕組みを作る

ここで一つ、根本的な発想の転換を提案したいです。

「仕事のモチベーションを上げる方法」を探し続けることをやめて、「モチベーションがなくても動ける仕組みを作ること」に視点を移してみてください。

これはサボることでも諦めることでもない。

むしろ、現実的で持続可能な仕事の仕方への転換です。

具体的には、まず「やること」を極限まで小さく分解することが有効です。

たとえば「企画書を書く」という大きなタスクがあったとして、モチベーションが低いときにそれをそのまま見ていると、脳が拒否反応を示します。

でも「企画書のタイトルだけ書く」なら、5分もあればできる。

小さく始めると、作業興奮という現象が起きて、始めてしまえばある程度続けられるようになります。

これは脳科学的にも証明されていて、側坐核というエリアが刺激されることで、やる気が後からついてくるメカニズムです。

「やる気が出たらやる」ではなく「やり始めたらやる気が出る」

この順番を逆にするのが、モチベーションとの付き合い方の基本です。


「なんのために働くか」を定期的に問い直す

仕事のモチベーションを長期的に保つには、「なぜ自分はこの仕事をしているのか」を定期的に棚卸しすることが大切です。

これは一度考えれば終わりじゃない。

ライフステージが変わるたびに、価値観は変わります。

20代前半に「お金を稼ぐため」と思っていた理由が、30代になると「社会に貢献したい」に変わることもある。

あるいはその逆も然り。

大切なのは、今の自分の「働く理由」が自分の価値観とずれていないかを確認することです。

やる気が出ないときというのは、たいてい「自分が大事にしていること」と「実際にやっていること」の間にギャップが生まれているサインです。

そのギャップを埋めることが、モチベーションの根本的な回復につながります。

ノートに「今の仕事で好きなこと・嫌いなこと」を書き出すだけでも、驚くほど自分の本音が見えてきます。

難しく考えなくていい。

10分でいい。

それだけで、少し霧が晴れることがあります。


「仕事が嫌い」と「今の職場が合わない」は別の話

ここで一つ、冷静に整理しておきたいことがあります。

モチベーションが上がらないとき、「自分は仕事が嫌いなんだ」と結論づけてしまう人が多い。

でも実際には、「今の職場の環境」や「今の上司との関係性」が原因であることがほとんどです。

仕事の内容は好きなのに、職場の人間関係が辛い。

自分の強みが活かせるポジションではなく、毎日苦手なことをやらされている。

成長を感じられないルーティンワークが続いている。

こういった状況でモチベーションが下がるのは当然であって、あなたの仕事への姿勢の問題ではありません。

「仕事自体が嫌いなのか」「今の環境が合っていないのか」を切り分けて考えることが、次のアクションを決める上で非常に重要です。

仕事そのものは嫌いじゃないなら、環境を変えることで劇的にモチベーションが回復するケースは非常に多い。

逆に、仕事の種類自体が自分の価値観と合っていないなら、どんな職場に行っても同じことが繰り返されます。

この2つは全く別の問題として考えましょう。


今日から試せる、3つの小さな行動

最後に、仕事のモチベーションを少しずつ回復させるために、今日から取り組めることを3つ紹介します。

ひとつ目は、「明日の朝一でやること」を1個だけ決めて今日の仕事を終えること。

翌朝の最初のタスクが決まっているだけで、起き上がる理由がひとつ生まれます。

「朝起きる理由」を前日の夜に作っておくだけで、朝の重さが変わります。

ふたつ目は、自分が最近「できたこと」を3つ書き出すこと。

どんなに小さなことでもいい。

「メールの返信を早くできた」「会議で発言できた」「定時に帰れた」

それで十分です。

できていないことにフォーカスしがちな私たちは、意識的に「できたこと」に目を向けることで、自己効力感を回復させられます。

みっつ目は、「今日だけは絶対に定時で帰る」と決めること。

残業が常態化しているほど、モチベーションは消耗していきます。

強制的に一日だけでも余白を作ることで、脳がリセットされます。

モチベーションは「上げるもの」じゃなく、「回復させるもの」だという認識が、長い目で見たときに一番大事です。


おわりに

モチベーションが上がらない自分を責めなくていい。

それはあなたが怠け者だからじゃなく、何かのサインが出ているだけです。

そのサインを無視して根性で乗り越えようとするより、少しだけ立ち止まって「今、自分に何が足りないか」を考えること。

それが、長く仕事と向き合っていくための一番の近道だと、私は思っています。

焦らなくていい。

今日よりちょっとだけ、やりやすくなればそれで十分です。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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