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ロバート・レッドフォード追悼❗️『スティング』|詐欺師たちの大復讐コメディ映画

1973年公開の、名作映画『スティング』の映画感想文です。

若かりしロバート・レッドフォード(36歳頃)と、ポール・ニューマンがW主演する、詐欺師コンビの復讐劇を描いたコメディ映画。

先日9月16日に89歳の生涯をとじた、ロバート・レッドフォードに哀悼の意を表するとともに、彼の代表作を目に焼き付けてきました!

50年以上前の(私の生まれる前の)映画ですが、良いものはイイ!色褪せない名作です。

リチャード・アムゼルのイラストポスター。
新庄監督似の左がレッドフォード、
右がポールニューマン。
日本語のキャッチコピーは
「いっちょカモろうぜ!」

ロバート・レッドフォードはどんな人?

米映画の代表する存在でもあった、ロバート・レッドフォード。
彼は、単なる二枚目俳優ではなかったんですね!

彼は、俳優として成功した後に、監督としても才能を開花させます。
演技と監督の両方の面で高い評価を得た、初めての人と言われています。

ほぼ監督業に転身したクリント・イーストウッドは同時代とも言えるけど、今のベン・アフレックやジョージ・クルーニーなどの、俳優兼監督の流れを作った先駆け的存在なんですね。

1969年『明日に向かって撃て!』で一躍スターダムにのし上がった彼は、その後数々の名作映画に二枚目俳優として出演。
1980年『普通の人々』を皮切りに監督としても成功し、いきなりアカデミー賞を受賞しています。

1981年には、インディペンデンス系映画にスポットを当てたサンダンス映画祭を創設。
若手の登竜門にまで育て上げ、タランティーノやソダーバーグなどもここから飛躍したそう。
スゴい!

また環境活動家でもあり、今の若いハリウッドスター達に影響を与え道筋を示した人でもあります。

そんな彼の華麗なキャリアの初期、俳優としての代表作『スティング』の感想がここから!

『スティング』のあらすじ

1930年代のシカゴで、詐欺で生計を立てていたジョニーは、ある日ギャングの金とは知らずに大金をせしめてしまい、その報復で師匠のルーサーが殺されてしまう。
ジョニーは、生前のルーサーから教わった伝説の詐欺師ヘンリーに会い、2人は大掛かりな復讐計画を企てる。
ジョニーを追う刑事やFBIも登場して、ギャング相手に一世一代の大博打は成功するのか?!

見どころ

①おしゃれでかっこいい、30年代のアメリカの雰囲気を漂わす映像美。
②対照的だけど息の合った先輩後輩の詐欺師コンビ。
③ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、ロバート・ショウのスター共演。
④大勢で仕掛ける壮大な詐欺計画と、二転三転する緊迫感のあるストーリー、爽快なラスト。
⑤大ヒットしたテーマ曲『ジ・エンターテイナー』

ベテランと若者の詐欺師コンビ

ロバート・レッドフォード演じるジョニーは、その日暮らしの詐欺師。

詐欺のテクニックはピカイチだけど、手に入れた金をすぐギャンブルで使い果たすし、ポール・ニューマン演じるベテラン詐欺師ヘンリーに、最初は反発する若者です。

でも、徐々に詐欺師仲間を信頼して、立派な?大人の詐欺師に成長していくんですね。

不安が交錯する時代の空気感を忍ばせ、明るさの中に陰のある表情も見せる、レッドフォードの演技。
若者らしい反発心や、緊迫した駆け引きの表情も見ものです。

観客をも騙す、ちょっとした仕草や表情ったら!
全てを知った上で2度目を見ると、そのうまさが分かります。

対照的な2人の詐欺師コンビは、息ぴったり!
風貌的に『オーシャンズ11』のジョージ・クルーニーとブラッド・ピットにも通じるところがありますよね。

30年代アメリカの街並みとファッション

大恐慌時代のアメリカなので、詐欺師やギャングが多くいたことでしょう。

30年代のレトロな街並みや、クラシックカー、クラシカルな装い。
舞台セットも素敵だし、オープニングや場面ごとに入るイラストレーションなど、その時代の映画の美が今の私たちの目に新鮮に映ります。

大勢の詐欺師たちが揃って上流階級に変装するので、クラシカルなスーツに帽子やハットのかぶり方、いわゆるな「ダンディズム」を堪能できます。

映画ポスターは、『インディ・ジョーンズ』のポスターでも有名なリチャード・アムゼルのイラスト。
『華麗なるギャッツビー』のレッドフォードも、見つけました。
おっしゃれー♡

『スティング』に映る街の情景には、小さい時に好きだった「ノーマン・ロックウェル」の絵も思い浮かぶ。
彼が描いたアメリカの街並みや市民も、こんな雰囲気だったよな。

ハンサムな2人のビフォー&アフター

同じくジョージ・ロイ・ヒル監督の『明日に向かって撃て!』の後、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが再結集したのが『スティング』。

ロバート・レッドフォード目当てで見たけれど、ヘンリー役のポール・ニューマンのカッコよさったら!!
あのウインクに、ズキューン♡ですよ。

最初は、酔っ払って寝てるだけの冴えないオヤジとして登場するんですが、さすが名詐欺師。
タキシードを着た紳士姿は、気品に満ちてキラッキラ輝いていました。

ロバート・レッドフォードも然り。
床屋で身だしなみを整え、新調したスーツに身を包んだジョニーは、一気に垢抜けます。
ブロンドに青い目が、ゴージャスな印象ですね。

とは言え、彼は子供の時から誰にも容姿を褒められたことはなかったらしい。
大人になって急に「ハンサムだ」と言われて、とまどったと語っています。

異なる魅力を持つ2大スターのビフォー&アフターのギャップは、当時のご婦人方の心もきっと鷲掴んだでしょう!

悪役ギャングのロバート・ショウの演技も見どころ。
足を引きずっていたのは、撮影当時本当に怪我していたから何だとか。

ここに登場するのは皆、表と裏の顔を持つ人ばかり。
仲間たちも、みんなウマいんだ。
キャラ設定も秀逸で飽きさせません。

秀逸なストーリー

コメディと言っても、クスクス笑うタイプのものではなく。。
一世一代の大博打であり復讐劇であり、ハートフルな喜劇。

ストーリー展開の仕方や、緊迫感とコメディ要素のバランスが素晴らしくて、普遍的な映画の良さが凝縮されている感じ。

映画を多く見ると最後の展開を推測できてしまいますが、推測できたとしても、最後の鮮やかさや爽快感が色褪せることはありません!

軽やかな名曲『ジ・エンターテイナー』のメロディとともに、在りし日の彼らに会いに行きませんか?



私の中のレッドフォードは名監督であり、何と言っても、世界一美しいブラピスマイルが見れる1992年公開の『リバー・ランズ・スルー・イット』。

ハリウッドの映画とハリウッドスターにのめり込んだ、中高生の日々を思い出す青春映画です!


左向いた横顔とか、時々ブラピに似てるなっていう瞬間があります。
師弟関係とも言える、二人の共演作もぜひ!

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アンドレ安堂 記事にご満足いただけたら、とっても嬉しいです☺️