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人は本当に感情を動かすことに疲れているのか? 

現代って、情報遮断するのがとても難しい。
脳も、ネットがなかったころに比べれば、
トンデモない情報量に晒されて
脳内物質ドバドバ放出させられる。
すんなり感情を処理できる、
手っ取り早く快楽を得られるものが受けやすい。
今の傾向ってそうなんだろうな、と思います。

でも、一方でとても不思議なことがあるんです。
私も大好きなミュージカル「ノートルダムの鐘」
チケットの売れ行きは好調のようで、公式サイト
直近2か月は以下の通り。

ノートルダムの鐘 大阪四季劇場 7月公演


ノートルダムの鐘 大阪四季劇場 8月公演

他のプレイガイド等でも売っているので、
直前になれば戻りもあるとは思いますが、
長年の四季ファンの私としては、
結構売れてる、というか売れまくりじゃないの?
そう思ってます。

前にもノートルダムの鐘について熱く語っておりますが、
この演目は本当にしんどい。
ズシーンとクる。心に。
終演後それを抱えて、劇場を後にする。
でも、また観に来よう!と思ってしまう、
リピーターの多い作品でもあります。
今の世情的にも、人間の愚かさを思わずにいられなくなる。
歌で、ダンスで、演技で、惹きつけられ、
目の前で繰り広げられるドラマにのめり込む。
カジモドに、エスメラルダに、フィーバスに、
猛者になるとフロローの中に入り込もうとする。

お芝居だとしても、バーチャルじゃない
画面越しじゃない、生の感情が同じ空間にある。
本当は、心を動かされたい人もいる。
直接鼓膜に響く嘆きや、叫びに、
感情が揺さぶられて涙が溢れる人もいるでしょう。
登場人物の中から世界を見て、日常からかけ離れた
体験をできる人もいるでしょう。
そんな経験にドはまりする人もいる。
普段使う所と違う脳の領域を刺激されて、
違う感動を得られるのかもしれないです。

実際私も、感情労働を生業にしていた時期、
感情を揺さぶられる演目を観ることが
生きがいになっていました。

ですけどね、この演目、
アメリカ圏ではあまり受けないんですよ。
なんででしょうね。
あの、リトルマーメイドやアラジンのアラン・メンケン作曲
WICKEDの作曲家、スティーブン・シュワルツ作詞なのに。
ヨーロッパ圏では受けがいいのに……。
アメリカ人は、ラストに救いのあるストーリーが好きらしい。




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