小学生と学ぶ英語史#114 “taste”
第114回は “taste” 「味がする、味、好み」です。
今から700年くらい前の中英語期に古フランス語から入ってきた語です。
動詞は 古フランス語のtaster (触れて試してみる)、名詞はそこから tast (触れること)となり、英語に入ってきました。意味は次第に「味見(をする)」、「味覚、味わう」と変化しました。今では味覚に関してだけでなく、ファッション、音楽などにおける「嗜好、好み、センス」といった意味でも使われています。
中英語での綴りは動詞 taste、名詞 tast(e)で、発音は /taːst/ でしたが、「大母音推移」によって /tɛːst/ → /teːst/ → /teist/ と現在の発音になりました。
私たちの舌👅(tongue)にある味蕾(taste buds) で感じる味覚はどのようなものがあるのでしょう?
以下が基本味(Basic tastes)と呼ばれるものです。
甘味 (sweetness)
塩味 (saltiness)
酸味 (sourness)
苦味 (bitterness)
うま味 (umami)
umami は、日本の池田菊苗博士によって1907年に発見され、基本味に追加されました。日本語から英語に入った語のひとつですね。でも他の4つの味はすべて英語本来語です✨
ちなみに「うま味」は昆布、鰹節、椎茸などに含まれる成分です。他に「辛味」や「渋味」などは味蕾で受ける「味」ではなく、痛みや熱さなどの「刺激」であるため、基本味には入らないのだそうです。

いろいろなものをバランスよく味わいましょうね🎵
