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頼れる不機嫌な英国男Luke Slater

昔、DJの真似事をして平日の真夜中にバーに毛の生えたようなところでプレイしていました。


バーに毛が生えたと言っても薄毛で、基本オールジャンル。

平日はほんとテキトーでハウスがメインでありましたが、わたしの本来の趣味嗜好的にはもう少しハードなテクノが好きだった。

たまにハウスをかけていて盛り上がってテクノをかけて、更にもう一段ギアを上げたいとき色々あるレコードの中で重宝したのがLuke Slaterのトラックだった。


彼のトラックは外れナシ、全て素晴らしい。


ハードミニマルが基調ですが、グルーヴがあって、派手なトラックだけでなく、地味なトラックでもオリジナリティとインパクトがある。


そして何より素晴らしいのが音が不機嫌なところ。


彼自身がいつも不機嫌でヤバそうな男なのですが、ハッピーでチャラい空気をヤバい空間に一変させる力がある。


暴力的で研ぎ澄まされたリズム、日本刀のような切れ味。

ストイックなだけではないヤバいくらいカッコいい不良テクノ。


DJのみなさん(DJでなくても)、「今日はやっちまうぞ」って柴千春のように根性出したいとき、Luke Slaterのトラックをかけてみてください。


おそらく「ステキィィッッ!」ってなります。

   


こうなります



先日ランダム再生で聴いていて流れてきた彼のQuadrant 10という曲。

Planetary Assault Systems名義のニューアルバムに収録されている曲で、聴いて個人的にかなり震えたというか衝撃を受けました。


もうとっくに成熟し(すぎてしまっ)たテクノシーンですが、いまだにこんな実験的で尖った踊れるトラックを作り続けていることにおったまげた。

4つ打ちだけど、2拍4拍のスネア&裏打ちハイハットじゃなくても最高にファンのキーである。

Quadrant 10

激シブ!7月のヘビーローテーション!


とは言え、このQuadrant 10という曲はこういった音楽に聴き慣れていない方には少しキツいかも、とも思う。




と、言うことで。

よくプレイしたLuke Slaterのお気に入りトラックやおすすめを紹介します(もう少し聴きやすいやつ)

音楽は全般的にそうだとは思うが、とりわけテクノ、特に彼の曲は大きな音で聴くと脳と神経にビキビキに響く。

環境が許す限り大きな音量で聴いてください。


Class Action

もしかしたらLuke Slater のトラックでは一番かけたかもしれない。

テクノ?ハードミニマル?

ノンノン。

そんなの関係ねえ!

これぞLuke Slaterというトラック。



Love

わりとキャッチーなトラック。
MVに本人出ちゃってます。

LoveだけじゃなくWirelessのジャケットとかも自分の写真使ってたり意外と出たがりでミーハー。




Quadfonik

これを94年に作っていたって信じられない。
いや黎明期の94年だから作れたのか。

暴力的でパンクなアートですらある。



In From The Night

これもPlanetary Assault Systems名義の曲。
永遠のテクノクラシック。

よくジェフ・ミルズ「Step To Enchantment」とかと一緒にかけた。

今思えばPEACEFROGはGU、DBX、Ron Trent、Neil Landstrumm、Ian O‘Brienなども幅広くリリースして抱優秀なレーベルだったな


番外編としてそのジェフ・ミルズ。
これと一緒によくプレイした。
永遠のハードミニマルテクノの金字塔。



Searcin

途中のベースが入ってくる展開ったら!わくわく!


Sermon of the Light Tides

最新アルバムからもう一曲。


Ha Jam

ラストもういっちょ!




何度も書いているが、彼こそがUKで最も信頼できるテクノ・トラックメイカーであるのは間違いない。
(中略)
過去、現在、未来もまったく変わらず良い作品を作りつづけるだろう。

佐久間英夫/テクノのススメ

1999年に出版されたこの本で佐久間英夫が予測(予言?)していたように2026年でもまったく変わらず良い作品を作りつづけている。




しかし。


Luke Slaterには最大限のR.E.S.P.E.C.TとLOVEを捧げるが、最近の他のテクノアーティストには少し悲しいというか残念に感じているところもある。



わたしはもう以前のように毎週のようにレコード屋で視聴するわけでもないし、そんなに新譜を積極的に聴いてるわけではない。

なのでテクノの新しい曲はApple musicのテクノのプレイリストを再生することが多い。

このプレイリストは常にアップデートしているので新譜を曲名やアーティスト名を見ずに流しっぱにして、いいなと思ったら毎月の自分のプレイリストに加える。



曲名やアーティスト名を見ないのは先入観を持たないで聴きたいし、全然知らないアーティストの素晴らしい曲に出会ったとき嬉しさが大きくなるからだ。


しかし最近「これカッコイイな!」と思ったトラックは今回のPlanetary Assault Systemsや、先日リリースされたJosh Winkのシングル、Ellen Alien、Gary Beck、Robert Hood、The Advent、Mark Broom などなど、お馴染みが多い。


また、知らないアーティストで喜んで調べたたら、Ben Simsの別名義だったり。

Apple musicのテクノプレイリストが新しいアーティストを再生しないというわけでもなく、いいと思うのはベテランばかりなのだ。

(わたしの感性が古くなっただけかもしれない…)



ランダム再生だとアルゴリズムに基づいて再生されるのでわたしの好みが反映されるが、プレイリストはApple musicの偏りはあるが、わたしの再生履歴に基づくリストではない。

昔からのベテランが今でも活躍しているのは嬉しいことではあるけど、

「な、な、なんじゃいこれはー?!」

というトラックを、全然聞いたこともない新しいアーティストから聴きたい。



昔はレコード屋に行くと毎週のように全然知らない新しいアーティストのカッコイイレコードが出てきたように感じたものだ。

消えたアーティストも多いと思うが、やはり新しいものが生まれないと活性化しないのでがんばってほしいと思う。





そして。

ゆず「夏色」の記事の次がLuke Slaterというのは自分でもどうかと思う。





以前、いわゆるミニマルハウスでぶっ飛んだのはRicardo Villalobosのこの曲。

ミニマルハウスだとやっぱRicardoとかになるんだよなぁと思う今日この頃。まあいいけど。(大島優子さんは関係ありません)


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