【1~5年目PT必見】若手PTが間違えている運動指導と正しい指導法3選
「毎日ドローインをさせているのに、、、」
「毎回タオルセッティングさせてるのに...」
効果が出ない。
改善しない。
なぜ、その運動種目で効果が出ないのか。
ほとんどのPTが経験することだと思います。
私も例外ではありません。
めちゃくちゃ考えて、しっかり評価して、
それで処方した運動でまったく効果が出ない。
悔しいですよね。
私も当時は悔しくて、必死になって勉強したり、
先輩に質問したのを覚えてます。
それから時が経ち、
今では徒手と運動療法で様々な症例を改善できるようになりました。
この先では、
今まで【300件以上の手術宣告を白紙に】してきた私が"正しい運動処方"を解説していきます。
その運動種目をこなすこと、やらせることが
目的になってしまっている方が多いように思います。
重要なのは、その運動種目を行うことではなく、
その中身。つまり、精度です。
私は全ての運動種目で、フォームや意識させる
部位にこだわっています。
🟢その運動種目を選択した理由
🟢なにを目的としているか
🟢どのような順序で進めていくか
🟢次の運動種目へ繋がっているか
🟢動作獲得までのストーリーができているか
↑これらを意識して、運動処方できてますか?
「できています!」
と自信を持って言えないのであれば、
この先の内容は絶対に知っておくべきです。
もし、ここで前の画面に戻ったら、
あなたは運動療法が苦手なままで、明日もまた、
「改善しない...」
「効果が出ない...」
と悩み続けることでしょう。
この記事は、運動療法が苦手なあなたにとって、
運動療法が武器になる
きっかけとなります。
運動処方の順序を含め、
"運動処方の精度"を高めていきましょう。
ここからは、多くのPTが指導を間違えている
①ドローイン
②タオルセッティング
③坐骨神経滑走ストレッチ
に分けて話をしていきます。
①ドローイン
「鼻で息を吸ってお腹を膨らませて」
「口で吐きながらお腹を凹ませてください」
「背中で床を軽く潰してきてください」
↑
このような指導では"正しいドローイン"を
行うことは難しいです。
私が言っている"正しいドローイン"とは、
腹横筋・内腹斜筋にフォーカスしたドローインです。
腹直筋や外腹斜筋などのアウターと協調させる目的であれば腰椎の後彎を強めてもOKですが、
まずは腹横筋や内腹斜筋などのcore、所謂インナー筋群の単独収縮を獲得させることが必要です。
インナー筋群にフォーカスしたドローインでは、肩甲骨を下制・内転させ、その時の
腰椎カーブは変化させてはいけません。
ドローインをしている患者の腰部と床の隙間に手を入れ、圧が少しでも高まるなら"正しいドローイン"はできていないということになります。
骨盤後傾、腰椎屈曲が出た瞬間、
アウターが過剰になっている証拠です。
つまり、正しいドローインを行うなら、
「背中で床を軽く潰してきてください」
という指導は間違っているということになります。
私は、
「息を吐きながら横隔膜が上に上がるイメージで」
や
「両側の骨盤(ASISを指しながら)が近づくイメージで」
と指導しています。
患者によって変わりますが、
特に、横隔膜の意識で腰椎屈曲の代償が消えることが多いように思います。
ただ、これでもまだ"正しいドローイン"ができない患者ってめちゃくちゃ多いんです!
記事の最後でもう少し話しましょう。
②タオルセッティング
「膝を伸ばして、タオルを潰してください」
↑
こんな指導してませんか?
これだけでは内側広筋(特に斜走線維:VMO)の
出力が上がってこない症例が多いですよね。
実際、昔も私はこのような指導をしていて、
毎日50回やらせているのに全く出力が上がらない。という経験を何度もしてきました。
「ただタオルを潰させればいいんじゃないの?」
私もそう思ってましたが、これは大間違いなんです!
内側広筋を段階的に強化するためには、
まずセッティングでの出力を高めなければなりません。
それには、
セッティングの正しいフォーム
が必要なんです。
VMOの収縮に関しては、様々な研究がありますが、動作に繋げることも考えると、
大腿骨外旋+下腿内旋
を意識させるのが良いです。
膝関節に限らず、ヒトの身体は隣接するセグメント同士が逆方向にモーメントをかけられることで安定性が生まれます。
これは矢状面・前額面・水平面全てに言えることです。
膝関節の話で言えば、大腿骨外旋・下腿内旋方向に絞られるようにして膝関節のstabilityに大きく関与する内側広筋や内側ハムが出力できるようになります。
これはOKCでも同じで、
下腿外旋位では、出力が中々上がってこない症例が多いです。
膝蓋骨中央と第2趾を結んだ線が
下腿長軸に対して斜めにならないように意識させることがポイントです。
さらに、
足関節は背屈位で行うべきです。
そもそもCKC動作は背屈位が多いのと、
生理学的な促通が働くからです。
促通性脊髄反射といって、
同じ髄節レベルに入力が入ると促通される仕組みのことです。
前脛骨筋:L4-5
内側広筋:L2-4
→L4で一致します。
前脛骨筋からのⅠa入力は、
→脊髄後角
→介在ニューロンで脊髄前角へ
→α運動ニューロン
という流れです。
そして、本来アイソメトリックでVMを促通させたいところを、ただ潰させてコンセントリックのようになっているパターンをよくみます。
それらを全て考慮すると、
①踵が浮かないようにVMに収縮を入れる
(最大伸展させない)
②ゆっくりと最大伸展させる
③踵で遠くを押すように意識させる
※足関節背屈位で第2趾~膝蓋骨中央が一直線になるように
これらを意識して指導しても、
VMの出力が改善しないことがあります。
これもまた、最後に話しましょう。
③坐骨神経滑走ストレッチ
あなたは坐骨神経症状に対して、
適切に介入できる自身はありますか?
神経の滑走性が低下すると、
テンションポイントが変わり、
神経線維が過度に伸張されやすくなり、
神経内血流の低下により症状が出現・悪化しやすくなります。
坐骨神経症状が強すぎて、ストレッチすらできない場合がありますよね。
神経根炎後などの神経根癒着は、
痛くても無理やりストレッチをさせていくしかないですが、やはりストレッチだけでは難しいです。
そこで重要なのが、
徒手での坐骨神経滑走です。
ヒトの身体には、様々な神経があり、
それぞれ滑走させる手技やその肢位には
違いがあります。
今回は坐骨神経系の滑走について、
軽く解説していきます。
ある程度、神経にテンションをかけて
滑走させていくわけですが、
例えば坐骨神経系であれば、SLRのような
肢位で強く伸張されます。
🟢足関節背屈位であれば、脛骨神経に。
🟢背屈内反であれば、腓腹神経に。
🟢底屈内反であれば、総腓骨神経に。
テンションをかけることができます。
さらに、頚椎屈曲で痛みや痺れが過度に増強するなら、硬膜・脊髄・神経根に問題がある可能性が高いです。
そしてこれらは、関節を動かす順番も重要です。
最初に動かした関節付近の神経線維に強いテンションがかかります。
例えば、総腓骨神経の滑走を出したいなら、
足関節底屈内反を先にさせてからストレッチや徒手を行います。
今回は、神経根や梨状筋あたりの神経滑走を促す徒手を紹介します。

画像だと見にくいですが、左手で背屈位にしています。
この段階で、口で息を吐いてもらいます。

股関節を屈曲させていきます。
軽度外旋方向に操作します。
股関節を屈曲させると同時に鼻で息を吸ってもらいます。
これだけでSLRの角度や疼痛・痺れが変わることがよくあります。
ただ、
悪化させる場合もあります。
それは絞扼の解除を先に行わなかった場合です。
絞扼を解除せずに、滑走させようとテンションをかせると神経内血流がより低下し、症状を悪化させる危険性があります。
基本的には、
🟢テンションテスト、触診で絞扼部位特定
🟢絞扼部位へアプローチ
🟢滑走を出す
この順序が重要になります。
では、絞扼部位への介入はどのようにして行うのでしょうか?
梨状筋だけではありませんよ。
大腿後面や腹部なんかもみる必要があります。
さらに、自律神経系の問題が強い方は、
単なる絞扼解除→滑走だけでは改善しません。
そこまで理解してやっと、正しく介入することができようになるのです。
🟢各神経へのテンションのかけ方
🟢絞扼解除の方法
🟢自律神経系の評価法と介入
↑
これら全てを画像・動画付きでまとめました。
神経系へのアプローチ法を習得し、
今まで改善できなかった症例にも自信を持って
介入できるようになりたい方は、以下の記事をどうぞ。
ドローインについてですが...
実は吸気の時点で崩れてる場合も多いんです。
横隔膜が下降できず、十分にお腹が膨らまない
症例をみたことがありませんか?
吸気で崩れてるパターンは正しい呼気は確実に行うことができません。
さらに、ドローインを毎日やっているのに、
下腹部の収縮感が上がってこない、、。
という症例も多いですよね。
これら全てに理由があります。
そして、
正しいアプローチで改善します。
そうです。
いきなりドローインをさせても意味が無いことが多いんです。
🟢ドローインの前に何をさせるべきなのか
🟢どのタイミングでドローインを入れるのか
🟢そこから腸腰筋や殿筋群、動作へと、
どのような種目を、どのような順序で処方していくのか
破綻パターンに分けて、画像付きで詳しく解説してます。
運動処方に迷わず、
あなたが思ったように患者の身体機能が変わる。
そんな臨床の日々を過ごしたくないですか?
運動療法を武器にしたい方は↓↓↓
そして内側広筋は、
正しいセッティングを何回やらせても
出力が全然上がってこない場合も多いです。
理由は、
内側広筋は様々な組織によって抑制されているからです。
この物理的・生理学的な抑制を解除してから
セッティングを行うと出力がその場で一気に上がることが多いです。
逆に言うと、この抑制を見逃せば、
VMの出力はずっとそのままかもしれません。
🟢何が内側広筋を抑制するのか
🟢それに対してどのようにアプローチするのか
🟢VMの出力が改善してから、内側ハムや殿筋とどのように協調させていくのか
これも画像付きで詳しく解説してます。
その場で内側広筋の出力を変え、
効率よく膝関節疾患を改善させたい方は
こちらを読んでみてください↓↓↓
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