セブ島滞在記 FIREを意識しなくなったこと
「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」という言葉、直訳すると「経済的自立と早期リタイア」を意味し、近年、多くのメディアやSNSで取り上げられるようになりました。
私も例に漏れず、この言葉に強く憧れを抱き、関連する情報を集めたり、コミュニティに参加したりしていました。
しかし、早期退職をして3年が経った今、私はFIREという言葉をほとんど意識しなくなりました。今日はこのことについて、自身の経験を交えながら、現状を書いておきます。
憧れから日常へ
FIREには、経済的な自由を手に入れるための資産形成のノウハウや、早期リタイア後の生活スタイルなど、一通りの概念が存在します。多くのインフルエンサーやYouTuberがそのメリットを熱心に発信し、私も当初はそうした情報を必死に追いかけていました。
FIREという概念にはさまざまな種類があります。Lean FIRE、Coast FIRE、Barista FIRE、FAT FIREなど、すでに多くの定義が出揃い、ある意味で“教科書”も完成しています。
私はもともとFIREという概念を深く理解しておらず、どちらかというと、自分の生き方を追求した結果として、後から「それってFIREだね」とあとから認定されて初めて意識するようになったタイプです。
つまり、FIREを目標に邁進したのではなく、自分のやりたいことや価値観を最優先した結果、偶然FIREという状態に辿り着いたのです。
実はFIRE認定されてからの方が、FIREを意識するようになりました。周りのFIRE仲間との交流も増え、平日の昼間に一緒にランチをしたり、互いの生活について語り合ったりする機会が増えました。FIREしたことによるメリットを話し合うのは今でも楽しい時間です。
退職後1年くらいは、FIREを常に意識していました。しかし、3年経ち、日常生活の中で「自分はFIREしたからこんな生活を送っているんだ」という自覚は、いつの間にか消えていました。現在は意識しなくなっています。
毎日が充実した日常となり、会社員時代と比較することもなくなりました。ただ「自分本来の人生を生きているだけ」という感覚です。
「お金」と「生きがい」のどちらが先か?
早期リタイア後の生き方について人に話すと、必ずと言っていいほど「でも、お金が心配じゃないですか?」という話になります。
多くの人が、人生の基盤をお金を起点に考えているからでしょう。もちろん、お金は生活していく上で不可欠なものです。しかし、優先順位は生きがいや楽しさこそが、お金の前に来るべきだと私は考えています。
これは決して絵空事や哲学論ではありません。2014年、10年前にフィリピンを訪れた際、お金はなくても心から楽しそうに、そして充実した生活を送っている人々と出会いました。彼らとの交流を通じて、私は「人が充実して、満足した生活を送るために最も大切なのは、お金だけではない」ということを痛感しました。
2025年夏、今日もフィリピンセブ島に来ています。だって、この島が、私の人生を大きく好転してくれたきっかけをくれたのですから!
詳細は書籍に書きました、ご参考に
もちろん、「お金は二の次」と言われても、すぐに実践できる人は少ないでしょう。お金がないと生活ができないという不安は、誰にでもあるからです。もし、お金の不安を解消したいのであれば、迷うことなくお金を貯めることに集中すればいいと思います。
お金はあくまで手段であり、人生の目的ではありません。しかし、その手段を手に入れることを目的にするのも一つの方法です。かっこいいことを言う必要はありません。「がむしゃらにお金を貯める!」と決めて、実行すればいいのです。世の中には稼ぐ方法はいくらでもあります。行動すれば、必ず道は開けます。
もし60歳定年退職したとしたら
私が早期退職をしたのは56歳、来年で60歳を迎えます。もし会社員のまま60歳の定年を迎えていたとしたら、今の私と何か違いがあったでしょうか?
実際に比較できるものではありませんが、60歳定年退職時の自分は想像がつきます。56歳と60歳で、なんの変化もない生活だってことです。
しかし、早期退職を選び、計り知れない経験値が得られた現在を、退職した時には想像することができませんでした。会社員のままでは決して得られなかったであろう、この3年間のプライスレスな経験は、何物にも代えがたい宝物です。
もし会社員のままでも同じような素晴らしい経験が得る人生を送れていたとしたら、早期退職という選択は不正解かもしれません。私の場合は早期退職が正解だっただけの話です。
とはいうものの、人生の選択肢に正解も不正解もなくて、自分が選んだ道を正解にしちゃうから、全部正解なんですけどね。
早期退職によって生まれた時間と心のゆとりは、私に新しい世界を見せてくれました。書籍を出版したことも大きなきっかけとなり、多くの方々からキャリア相談、人生相談、そして書籍に内容を話して欲しいと講演のご依頼をいただく機会が増えました。
特に嬉しいのは、私のもとに会いに来てくれる人たちがいることです。「相談に乗ってください」とか「話を聞かせてください」と連絡してきてくれる方々がいます。SNSっていいものですね。
まこさんnoteと書籍に私のキャラクターは公開しています。「だから安心して、問い合わせました」と言っていただけるととても嬉しく面会しています。
吉祥寺、井の頭公園のベンチや公園横のスタバで、お話しすることが多いのですが、見ず知らずの私に勇気を出して問い合わせてくれる方々、感謝申し上げます。
話を聞き、私の経験やFIRE仲間から聞いた話を伝えることで、ミッドライフクライシス(中年の危機)に直面している方や、FIREするための考え方の一助になれるのであれば、これほど嬉しいことはありません。
私はカウンセリングを仕事にしているわけではありませんので、悩みを解消することはできません。しかし、話を聞きたい方の頼りにされること、役に立てることが、セカンドライフを豊かにしてくれる最高の喜びだと感じています。
今日はセブ島にいるのですが、今日の予定は、お問合せのあった3組をお連れして、セブ島で活動するNPO法人Daredemo Heroのツアーを実施します。
3組の方は、私の書籍を読んだり、まこさんnoteを読んだことで問い合わせをいただきました。そして、セブ島まで来てくれたんです。
私への問い合わせ先↓
問い合わせに不安を感じる方は、私はいつも、オンラインコミュニティFire Cafe(主宰:ぱすたおさん)にいます。平日のオフ会ランチなど週一回ほど行っていますよ。
セカンドライフを充実させるという生き方
話を戻します。
もはやFIREという言葉は、私の人生において特別な意味を持たなくなりました。それは、FIREが私の日常そのものになったからです。いつも間にかFIREを意識しなくなりました。
私が今考えているのは、「いかにセカンドライフを充実させるか」ということだけです。早期退職したことで、私は定年を待たずに、この「セカンドライフ」という名の新たなステージをスタートさせることができました。
これから先、どんな生き方をしたいか、どんな人と出会いたいか、その答えは、自分の中にしかありません。早期退職はあくまで、その答えを探すための手段の一つです。
人生に迷っている方や、今後のキャリアに不安を感じている方がいれば、お気軽にご連絡ください。井の頭公園のベンチで世間話をするくらいの気持ちで、あなたの人生について一緒に考えてみましょう。
大切なのはFIREという言葉に縛られることではなく、自分らしい人生を主体的に生きることだと思います。
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私の人生に大きな転機となった団体で里親支援を続けています。
子どもたちの教育資金に活用させていただきます。あなたのチップをお届けします。ご協力お願いします!
ホームページ→ https://daredemohero.com
