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「やることがない」と言う人たちの正体:その状態を作り出すメカニズム

会社員として働いていた頃、私の日常は「やらなければいけないこと」に支配されていました。頭の中には「やりたいこと」がたくさんあったにもかかわらず、毎日の優先順位のトップは常に業務上の任務「やらなければいけないこと」。

結果として、「やりたいこと」は後回しにされ、いつしかリストの下の方に追いやられていきました。

今日は、会社員時代とセカンドライフを比較して、「やりたいこと」と「やらなければいけないこと」の比率の変化を書いてみます。



「やりたいこと」と「やらなければいけないこと」の比率


思い返せば、会社員時代は「やりたいこと」と「やらなければいけないこと」の比率は「1:10」だったように思います。今、セカンドライフを過ごしている現在では、それが「10:1」と完全に逆転しました。

これはあくまでも感覚的な相対比率。具体的な絶対数にすると、会社員時代は「やりたいこと10個に対して、やらなければいけないことが100個」。セカンドライフは「やりたいこと10個に対して、やらなければいけないこと1個」。

つまり、やりたいことの数は変わっていません。ただ、やらなければいけないことの数が圧倒的に減ったのです。

会社員時代:1対10 偽りの自分

会社員時代の私にとって、「やりたいこと」と「やらなければいけないこと」の比率は、絶対的な数で表現する方が、状況の深刻さがより明確になります。

やりたいこと(10個) vs やらなければいけないこと(100個)

やりたいことは1年で10個なのに、毎日のTo Doは100個くらいあった印象です。「やらなければいけないこと」の数が圧倒的に多すぎたため、「やりたいこと」に割く時間もエネルギーも残されていませんでした。

毎日の激務と責任に追われるうち、もともと10個あったはずのやりたいことは、どうせ時間的にできないからという諦めと共に、8個、5個、そして1個と、どんどん数を減らしていったのです。

これは私の経験ですが、多くの同僚を見ていると似た傾向があるように感じています。多くの会社員が、日々の重圧の中で、自分の内側にある潜在的な欲求(やりたいこと)の『種』が枯れていくのを感じています。

そして、「自分には特にやりたいことなんてない」と、自己を納得させてしまうのが、一般的なビジネスパーソンの常態なのかもしれません。

私も、意識してやりたいことを優先しようと努めてはいましたが、給与をもらう立場としての責任は重く、業務をこなす義務に追われるのは致し方ないことでした。


セカンドライフ:10対1への逆転 本来の自分


早期退職後、セカンドライフを開始し、この比率は劇的に逆転しました。

会社員時代
やりたいこと(10個) vs  やらなければいけないこと(100個)

セカンドライフ
やりたいこと(10個) vs  やらなければいけないこと(1個)

やりたいことの数は変わってないのですが、やらなければいけないことの絶対数が圧倒的に減ったことが、最大の変化です。

雇用されていたことによる義務と責任がなくなり、セカンドライフの現在、「やらなければいけないこと」は、本当に数えるほどです。私自身のオーナーカンパニーはありますが、これは「やりたいこと」に含まれています。

この義務からの解放によって、かつて「どうせ無理」と諦めていた潜在的な欲望が、まるで堰を切ったかのように溢れ出てきました。

数年前に1個まで減っていたやりたいことリストは、すぐに10個に戻り、現在では20個、30個と増えているような感覚があります。これは数えているわけではなく、自分の意思で決められる自由な時間がたっぷりあるという心の余裕が生み出すイメージです。

実際には、所属しているFIRE会のコミュニティで、やりたいことリストをメンバーと共有しています。私は100個書き出しています。

24時間という時間はすべての人に平等です。しかし、この時間を誰かの義務のために使うか、自分の欲望のために使うかで、人生の充実は全く異なります。

セカンドライフとは、この時間を自分のために最大限に活用できる、本来の自分に戻ってやりたいことを素直に実行できるボーナスステージなのです。

ボーナスステージとは、自著に下記のように記しました

書籍『会社員を辞める怖さ、乗り越えたあとの幸せ』
第1章より引用 


「鳥籠の中」でやりたいことを見失った人たち

私の周りのアラカン世代の友人たちからも、「定年退職してもやることがないから、会社員を続ける」という発言を多く聞きます。あるいは、一度定年退職しても、「やることがない」と言って会社員に戻るケースです。

これらの背景には、長年の会社員生活で「やらなければいけないこと」にすべてを奪われ、本来自分が持っていた「やりたいことの種」が完全に消え去ってしまったという状況があると考えられます。

学生時代、誰もがやりたいことだらけだったはず。それが鳥籠の中、つまり会社員生活で、いつの間にか、やりたいことを見失い、その種さえも失ってしまっただけにすぎません。

「やることがない」と嘆く人は、きっと「やりたいこと」が完全にゼロになるまで働き続けた結果、定年を迎えたのでしょう。つまり、60歳や65歳まで働き続けることは、やりたいことの種を完全に枯らすリスクを伴うのかもしれませんよ。

やりたいことがない状態を作り出すメカニズムは、元々はやりたいことがあったのに、やらなければいけないこと、つまりは仕事を優先させすぎることで生じます。

やりたいことの数がドンドンと減っていき、とうとうゼロになっている状態です。種がゼロだと、もう芽は出ません。

だからこそ、まだ、やりたいことの種が残っている40代や50代のうちに早期退職を決断することが、本来の自分のやりたいことを取り戻せる最大のチャンスだと私は感じています。少なくも私自身はそうでした。そして早期退職した仲間たちは、この感覚を共有しています。

◇   ◇   ◇

もちろん、人生の選択は人それぞれです。しかし、一度枯れてしまった「やりたいことの種」を再び芽吹かせるのは容易ではありません。

もし今、自分の人生を「やりたいこと」で満たしたいと願うなら、「やらなければいけないこと」に種を奪い尽くされる前に、その主導権を自らの手に取り戻すこと。それが、後悔のない充実してセカンドライフを迎えるための最重要事項だと思っています。

こんな内容を書籍にまとめました。よろしければ、kindleで無料で読めますので、お手に取ってみてください。


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まこさん NPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で里親支援を続けています。 子どもたちの教育資金に活用させていただきます。あなたのチップをお届けします。ご協力お願いします! ホームページ→ https://daredemohero.com