二度とない人生だから
瀬戸内海に浮かぶ島、橋がかかってない離島、大崎上島にリトリートと称して旅行をしました。
タイトルイメージ写真「二度とない人生だから」この石碑に遭遇しました。今日はこのことを考えてみます。
大崎上島リトリート
大崎上島は二度目の訪問です。1度目は2025年4月。その時の様子は下記記事です。
春に知り合ったシキファーム松本英紀さんに、この夏、再会を果たしました。そして、この島で私はひとつの言葉と出会いました。
『二度とない人生だから』
英紀さんに教えてもらったのです。大崎上島在住の彼の自宅で、シキというなのコリー犬に面会した後、
「ここ、よく散歩するんです。気持ちのいい場所なんですよ」
そう言って歩いていた集落の途中。静かな場所に、ぽつんと置かれた大きな石。 その表面に、力強く、そして静かに刻まれていました。
しばし、時が止まり、ふっと、無音になった気がしました。たぶん、数秒だと思うのですが、その後、風が吹き抜ける音と、鳥のさえずり、蝉が鳴く声が聞こえてきました。不思議な一瞬でした。
この石碑の巡り合わせは予定されていたものではありません。偶然の産物だったんです。
私たちはシキファームで、のんびりお茶していました。同行した小学生の子どものために、
「叡智学園って優秀な学校があるんだよ、見に行かないか?」
そんなお誘いの元、私たちは、彼の運転する車で、広島県立広島叡智学園を見学しました。学校目の前の大串ビーチでキャーキャーはしゃぐ女子高生を堪能し、そのまま、英紀さんの自宅を訪問しました。さらに、なんでも叶うと言われている大原神社を参拝しました。
そんなとき、「私の散歩コースに素敵な石碑があるから見ませんか?」という流れで、この石碑と対面をしたんです。
シキファーム
Shiki Farmは瀬戸内海に位置する広島県の離島「大崎上島」にあります。 柑橘・野菜・オリーブの栽培と販売・加工、野菜や果物を使った草木染めを しています。
瀬戸内の温暖な気候と穏やかな海に囲まれた自然豊かな島に魅了され 2019年に関西から移住されたとお話ししてくれました。
もともと都市部で忙しく働いていた彼が、大崎上島に惚れ込み、自分の手で畑を耕し、人を迎え、出会いと人が集まる場所の提供、そのことで“豊かな時間”を共有していただける場所でした。
そんな彼の生き方そのものが、まさに、「二度とない人生」を体現しているように感じました。
時間に追われるのではなく、時間とともに生きる。
人に合わせるのではなく、自分の軸で生きる。
言葉で言うのは簡単でも、実践するのは難しい。
でも、彼の背中はそれを静かに物語っていました。
私なら、どう続けるだろう?
「二度とない人生だから、、、」
だから、なに???
そのあとに、自分ならどんな言葉を続けるのだろう。
二度とない人生だから、、、
・笑っていたい
・小さな感動を見逃さないでいたい
・自分の足で歩きたい
・誰かの背中をそっと押せる人でありたい
さまざまな言葉が浮かんでは消えていきました。
ワークショップしてみたいな
今回のリトリートには、友人たち10人と一緒でした。翌日、彼らにもこの石碑を見てもらいました。それぞれが静かに言葉をかみしめるように読んでいたのが印象的でした。
「二度とない人生だから、、、」
だから、なに???
この続きをワークショップしたいな〜
二度とない人生だから、、、
「冒険しないとね」
「人と比べるのはやめよう」
「自分のやりたいことやらなきゃ」
「後悔しない行動をしよう」
ちなみに、坂村真民は下記のように語っています。
《二度とない人生だから》坂村真民
二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛をそそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳をかたむけてゆこう
二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないようこ
こころしてゆこう
どんなにかよろこぶことだろう
二度とない人生だから
一ぺんでも多く便りをしよう
返事は必ず書くことにしよう
二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう
二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう
二度とない人生だから
のぼる日 しずむ日
まるい月 かけてゆく月
四季それぞれの星星の光にふれて
わがこころをあらいきよめてゆこう
二度とない人生だから
戦争のない世の実現に努力し
そういう詩を一篇でも多く作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる若い人たちのために
この大願を書きつづけてゆこう
誰もが、誰かに強制された言葉ではなく、自分の言葉で答えを見つけることが重要だと思います。それぞれ違う答えを持ちながらも、どれもが間違いなく“自分の本音”をね。
言葉は場所と共にある
「二度とない人生だから」この言葉をネットの画面越し読むこと、つまりこのnoteを読んでいる人たちは、その状況です。
私たちは、大崎上島の石碑の前で読みました。「二度とない人生だから」は、まったく別の響きをもっていました。

照りつける太陽と、潮の香り、自然の音、肌に触れる風、土の匂い。それらに囲まれて言葉と向き合う時間は、日常ではなかなか得られない貴重な体験です。
自著『会社員を辞める怖さ、乗り越えたあとの幸せ』を、英紀さんが何度も読んでいただき、マーカーを引いた箇所をメールいただく交流をしました。
そんなやりとりから、2回目の訪問、大崎上島リトリート企画が立ち上がりました。参加者10名、これからの人生に悩む子羊たちを連れてのリトリート企画だったのです。
そんな経緯から、巡り合った石碑『二度とない人生だから』
これは、偶然なの? 必然なの?
iPhone越しに読む文字と、石碑を読む文字のインパクトの違いは、言葉は場所と共にあるんだなって感じました。
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