八朔が繋ぐ家族の縁
私は自然豊かな三重で育ちました。実家の畑には野菜や果物がありました。2月から3月は八朔(はっさく)の木に、たわわに実がなります。先日、実家から大量の八朔を収穫してきました。

はっさくマーマレード
手入れをしてないのに、勝手に実をつけます。自然ってすごいですね。たくさん採れたので、結婚を控えている長男にも100個ほどお裾分け。
すると後日、なんとお嫁さんが手作り「はっさくマーマレード」にしてれました。さっそくパンに塗ってひと口食べてみると、これがむっちゃく美味い! 皮の苦味と爽やかな香りと、新婚夫婦で作った丁寧な手仕事がじんわりと心に染み渡りました。市販のマーマーレードに比べると、おいしさは100万倍です。
すると今度は、それに触発されたのか、妻が「はっさくカード」を作ってくれました。これもまた、マーマレードとは違った濃厚な味わいでめっちゃうまい。
「めっちゃうまい」と「むっちゃうまい」はどっちが上だろう?
食材をこんな風に美味しく変身させられるなんて、料理ができるって本当に素晴らしい才能ですね。美味しい手作り瓶詰めがふたつ並んで、我が家の朝食は、幸せな香りで包まれています。
さて、美味しくいただきながらふと疑問に思いました。「マーマレード」と「カード」、そして「ジャム」って、具体的に何が違うのかな? 備忘録としてnoteにメモしておきます。
🍯 ジャム・マーマレード・カードの違い
ジャム
果実の果肉に砂糖を加えて煮詰めたもの。果物そのものの甘みや酸味、そして果物が持つ「ペクチン」という成分の力でとろみをつけています。フルーツの王道とも言える保存食です。マーマレード
ジャムの一種ですが、柑橘類の果皮(皮)が含まれているのが最大の特徴です。今回お嫁さんが作ってくれたように、八朔やオレンジなどの皮のほろ苦さが絶妙なアクセントになり、少し大人向けの深い味わいになります。カード(Curd)
ジャムやマーマレードとは全くの別物です。果汁と砂糖に加えて、バターと卵を使い、湯煎などでとろみがつくまでじっくり煮詰めて作ります。妻が作ってくれたように、カスタードクリームのような濃厚でリッチなコクと、なめらかな口当たりが特徴です。レモンカードが有名ですね。
同じ八朔という果実から、皮の苦味を活かした爽やかなマーマレードと、バターと卵のコクを活かした濃厚なカードが作り出されました。
新しく家族になるお嫁さんと、長年連れ添った妻。ふたりの手仕事のおかげで、今年の八朔は特別な味わいになりました。
カードを作る準備
いつも八朔を食べる時は、数個を家族で手分けして、むく作業をしています。八朔の皮は硬く、かなり手間暇かける作業です。時間をかけて薄皮から果肉だけ取り出し、タッパーに入れて冷蔵庫にい入れておくことで、食後の楽しみになっています。
さて、いつもは、薄皮から取り出した果肉には、白い繊維質が多く付着しています。食べるには問題ないので、そのくらいの剥き方で食べているのですが、カードを作る上で、それが苦味にの元になるので、しっかりと取り除く必要があります。
さらに手間ひまかかる作業です。出来上がった八朔は下記の写真です。

これを元に、カード作り始まります。
今回一つ知った効用は、この状態まで綺麗に果肉を取り出すと、そのまま食べても、苦味が少なく、格段に美味しくなったことです。いつもは手を抜いていたので、ある程度は苦くても仕方がないと思っていたのです。
カードを知ったきっかけ
お恥ずかしながら、フルーツカードという単語を知ったのは昨年です。友人たちと、瀬戸内海に浮かぶ島、大崎上島のShiki Farm(シキファーム)に滞在した時に初めて知りました。

2025年は大崎上島に2回訪問しました。何気ないキッカケで、シキファームを運営するご夫婦と知り合い、そこで作っているカードを知りました。
今回、八朔でマーマレードやカードを作るのも、点在していた点が線に繋がっていくようで、楽しい気持ちになれました。
大崎上島へ訪問した時の記事は下記リンクです。
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