素晴らしい空間から生み出される豊かな時間:リトリート夏シキファーム@大崎上島
瀬戸内海に浮かぶ大崎上島、みんなが集まる場所「シキファーム」に友人たちと訪問しました。
豊かな自然に囲まれた素晴らしい空間で過ごした時間は、まさに心と体を満たす贅沢なひととき。そこで得られた気づきや出会いについて、旅行記として書きます。
行程
広島空港でレンタカーを借り、友人を新幹線新尾道駅でピックアップしました。下記のようなルートで車を走らせました。4日間の旅行です。

地図を大きくするとこんな感じ。

海の上を何回も走っていますが、カーフェリーには2回のみで、それ以外は車で走れる橋がかかっています。9つの島々を走ってきました。大三島(おおみしま)で1泊、大崎上島シキファームで2泊です。
シキファームとは
瀬戸内海に浮かぶ大崎上島の中腹に、静かに佇む「シキファーム」。ここは単なる農場ではなく、人が集まる場所でした。自然と人、暮らしと想いが交差する、心が耕される“場所”って感じでした。
下記記事にShiki Farmのことを書きました。
橋のかかっていない離島という贅沢
シキファームがある大崎上島には、本州や四国から橋がつながっていません。アクセスはフェリーのみ。この「ちょっと不便」が、じつは最大の魅力でもあります。
物理的に隔たれているからこそ、日常の“当たり前”を一旦リセットできるんです。時計を気にせず、潮の香りや風の音に耳を傾けることができました。照りつける太陽が、都会の不快感のようなものはなく、爽やかな心地よさを感じる場所でした。
私は2025年春に、一度この大崎上島を訪れています。そのとき、コンビニはありませんでした。スーパーが2軒のみの島です。2025年7月今回、再び行くと、なんとローソンができています。
さぞかし、便利になったかと思いきや、島民の8割が反対したとのことです。

Chat-GPTでは、高校は2校となっていますが、実際には3校あります。ここに比較した4島の中で、本州から橋がかかってないのは大崎上島だけです。それが、魅力かつ不便なんです。
テレビNewsによると、大崎上島に初めてできたローソンを、待ちに待った印象で報道していました。島民の喜ぶ声をインタビューして、不便さ解消を島全体が大歓迎しているようなニュースでした。
本当は8割の島民が歓迎していない事実を伏せており、テレビ局の偏向報道が露呈されている例なのでしょう。
ローソン側から圧力がかかっているのか? 誘致した側に利があるのか? 定かではありませんが、報道を冷静に判断する良い事例だなと感じました。
移住するということ
島には移住してきた人たちがいます。今回は、島に移住した元気なお姉さまたちの懇親を持つ機会に恵まれました。彼女たちが口を揃えて言うのは、「本当に必要なものだけが残る」ということ。
便利さ、肩書、見栄、そういったものが削ぎ落とされたあとに残るのは、自分が本当にやりたかったこと、そして自然とともにある暮らしの尊さです。移住とは、単なる“場所”の移動ではなく、“生き方”そのものを変える選択なのかもしれません。
彼女たちは、自分を持っていて、目先の便利さだけではない、自分としっかり向き合って自分の意思で行動していることを強く感じました。
リトリートとは何か
リトリートとは、日常の喧騒から離れ、心身を癒し、自分と向き合うための時間を過ごすことを目的とした活動です。旅行とは異なり、観光やレジャーを楽しむことよりも、リラックスやストレス解消、自己成長を重視します。
私たちは、リトリートというよりは、単純に旅行なのですが、自分と向き合う時間がたっぷりありました。そして、多くの出会いと気づきから、「前進」のための時間を過ごすことができました。
都会での生活では、どうしても「足し算」になりがちです。情報、仕事、予定、人間関係など。でも、リトリートは「引き算」な気がするんです。特に離島なので、圧倒的にモノがありません。あるのは、海と山と果樹園だけ。
自然しかないので、何かを足すのではなく、余計なものを削ぎ落とし、本来の自分に戻ることに目的が達成しやすい場所です。
今回のリトリートでは、年齢も職業も異なる多様な人たちと出会いました。でも、驚くほどすぐに打ち解け、深く語り合えるのです。それは、この島、この空間が持つ「許容力」ゆえでしょう。
日常ではなかなか言葉にできない本音や弱さも、ここでは自然に吐き出せます。そして、人の話を聴くことで、自分の課題が浮かび上がってくる。学ぶのではなく、感じる。誰かに教えられるのではなく、自ら気づく。その体験が、何よりのギフトでした。
豊かな時間
時間は、ただ流れるものではなく、「感じるもの」だと、シキファームは教えてくれます。
朝、日の出と共に目覚め、昼は風を感じて、夜は満天の星を見上げる。それだけで十分、満たされる。そんな豊かな時間は、効率や生産性の追求とは無縁で、むしろ“非効率”の中にこそ本質があると気づかせてくれます。
「豊かさ」とは何か。
お金なの?
地位なの?
それとも、
人とのつながりと心の平穏?
そんな問いを、自分に返してくれる場所。それが、シキファームのリトリートでした。
都会では得られない“感覚”が、ここには確かにあります。何もせず、何も求めず、ただ「いる」ことの大切さに感じられて時間を過ごすことができました。幸せでい続けていられる場所が、橋のかかっていない大崎上島の魅力なんですね。
シリーズ:素晴らしい空間から生み出される豊かな時間
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