早期退職して気づいたこと:自分軸で生きるという選択
かつて私は、ごく普通のビジネスマンでした。56歳で早期退職を決意。いまは自由なセカンドライフを送っています。
とはいえ、特別な何かを目指しているわけではなく、ただ「自分の思いのままに生きている」だけです。それが周囲から見ると、どうやら“普通ではない”ようなのです。
この「普通」という言葉は、多数派を指しているに過ぎません。つまり私は、少数派になったというだけのことです。
なぜ早期退職したのか?
日本では、定年が60歳、あるいは今では65歳が一般的になりつつあります。そう考えると56歳は少し早かったかもしれません。
早く引退できない理由の多くは「お金の不安」にあります。しかし、本当にお金だけが理由なのかな? 多くの人が、本当は辞めたいのに「周りも働いているし、自分だけ退くのは気が引ける」と感じているように思います。
つまり、自分の本音と向き合っていないのです。周りが働いているから、みんなに流されて、考えもせずに働いているだけじゃないの?
私は、内省することで、自分を見つめ直して、自分軸を持って、早期退職決意しました。
働かざる者、食うべからず?
働くことに ”過剰な” 美徳が付与されすぎているように思います。”過剰” なんですよ。それは「遊んでばかりいないで勉強しなさい」と言われて育ち、無職は悪いことであると無意識に思い込まされてきました。
自由人ってワードも私はポジティブに受け取ってますが、「自由人→無職→悪いこと」みたいなイメージらしい。だから、定年前に早期退職した私のような生活を否定するんでしょうね。憧れるんだったら真似すればいいと思うんですけどね。
頑張らなきゃいけないんでしょ?
それ、本当?
もう頑張らなくてもいいと思うんです。
誰しもこれまで充分に頑張ってきたのですから、これからは少し肩の力を抜いてもいいはず。遊びは決してタブーではなく、人生を楽しむために必要なことですよ。
私たちはなぜ生まれてきたのか
人によって答えは違うでしょう。でも、私は「心が充実して満足すること」だと思っています。かつての仕事もやりがいがあり十分に楽しかった。しかし、それと人生を楽しむことの一部です。
私の場合は、健康寿命から逆算すると、還暦まで会社人生を送ると機会損出が多くなるので、充実して満足した人生にならないと考えました。資金は当然、貯蓄を取り崩す生活になりますが、それは想定してシミュレーションして、そのための準備をしてきたのです。
お金は使ってなんぼ。日本の高齢者のタンス預金はとても多くて、これを使ってもらうだけで経済は活性化します。
私は率先垂範して日本の経済活性化をしてるわけじゃないですが、自分のための目的と一致するので、お金は使ってなんぼと思っています。
私たちは「お金の使い方」を学ぶ機会がありませんでした。ただ貯めることばかりを教えられてきました。お金は使ってこそ価値があるんですよ。使い切るくらいの潔さがあってもいいと思います。貯金に執着しすぎて自由を先送りにしていては、一生自由になれないと思うんです。
他人を恨む気持ち
「早期退職できてうらやましい」と言われることがありますが、それは他人と自分を比べているからですよ。競争社会にどっぷり浸かって生きてきた私たちは、勝ち負けや優劣を無意識に重ねてしまいます。
でも、本来そんなものは存在しないはず。他人を羨むことは、自分を卑下することに繋がり、幸せを遠ざけます。人は人、自分は自分。そんな割り切りが大切です。
退職して人付き合いが減ることを恐れて、会社人生を仕方なく続けている人たちもいます。
友達が多い=良いこと
これ本当?
孤独=悪いこと
これ本当?
友達が多いことは悪いことではないと思いますが、あなたにとって良いかどうかはあなた次第。”孤立” はしない方が良いですが、”孤独” は全く悪いことではないですよ。他人の価値観でそう思い込まされてきてるだけですよ。
実は、孤独こそ究極の自由であり、とても贅沢な時間なのです。一人で全てのことに責任を持って行動でくるんですから。自分が望んで選んだ孤独ならば、決してつらくはないですよ。
日本人の協調性 ⇄ 自分軸で生きる
日本人は「協調性に優れた民族」と言われますが、それが時に「流されるだけの人生」を招いているように感じます。みんなが辞めないから自分も辞めない。こんな他人任せの同調で、これから始まる老後が大丈夫かな。
私は、会社から決められた定年退職日に辞めるのではなく、自分で決めた退職日に早期退職することが自分軸です。この自己決定が老後の第一歩だと強く信じています。
私たちは、誰かが作った「普通」に縛られて生きてきました。「普通=当たり前=多数派」ですね。それがあなたにとって正しいとは限りませんよ。悪いわけではありませんが、そこから自由になる道もあるのです。
人生は自分のもの。他人の価値観で生きていていいの? 自分軸で生きるというのは、勝手気ままに振る舞うことではなく、「自分の意志で人生を選ぶ」ということなんです。
私自身、他人の目を気にして生きてきた人間ですから、もちろん簡単ではありませんでしたよ。でも、気づいたときこそ行動すべきタイミングです。
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