幸せを感じるためには、自己裁量権を増やすこと
「自分で物事を判断し、自分で行動することができる」、その機会が多ければ多いほど、人は幸せを感じやすくなる。
これは、私自身が長年の仕事や生活の中で実感してきたことです。今日は、自己裁量権と幸せの関係について考えてみたいと思います。
目標は「誰が決めるか」でやる気が変わる
私は長く会社員として企業で働いてきました。期初には、半期または年間の営業目標や成果目標を設定する会議が行われます。決め方には大きく2つのスタイルがあります。
1つはボトムアップ方式。自分自身で課題を見つけ、それに対する対策を立てたうえで、達成可能な目標値を自ら設定するやり方です。
もう1つはトップダウン方式。会社の経営者が一方的に目標値を決めるやり方、それを社員に通達するスタイルです。
言うまでもなく、ボトムアップ方式では、自分の意思が反映されるため、納得感を持ちながらやる気をもって仕事に取り組むことができます。
反対にトップダウン方式では、達成不可能な数字を押しつけられるような場面も多く、自己裁量はなく、疲弊とストレスだけが残る場合が多いです。
幸せに働くために必要なのは「裁量」
企業において、社員がやる気と幸せを感じながら働くために必要なのは、「自己裁量権を増やすこと」、つまり権限委譲です。これは多くの経営者やマネージャーも理解しているはず。目標の設定も、できる限り現場からの意見を取り入れたボトムアップ型が望ましいとされています。
私が勤めていたアメリカ系企業では、社員満足度や働き方を非常に重視する文化がありました。しかし、表面上はボトムアップを装いつつ、実態はトップダウンの決定がなされるケースが多く、「見せかけの自己裁量」に過ぎないこともしばしばありました。
もちろん、営利企業である以上、全員の意見を取り入れることは現実的に難しい部分もあります。ただ、「幸せを感じる働き方」の鍵が自己裁量にある以上、その実現が困難であることは、非常に残念な現実でもあります。
セカンドライフは自己裁量100%
現在私は退職し、誰かに指示をすることも、されることもない生活をしています。つまり、自己裁量権100%の状態です。
会社員時代も、ある意味「自分勝手」な働き方をしていたこともありましたが、今はさらにそれが自由になり、とても快適です。
日々の過ごし方、何をするか、どこに行くか、誰に会うか、すべてを自分で決められることが、これほどまでに幸福感をもたらすものだとは、実際にその状況になって初めて実感しています。
一方で、会社に言われたことだけをこなしてきた人たちは、セカンドライフに入ってから戸惑っているようです。誰も指示をしてくれないことがストレスになり、自分で自分の行動を決める経験がなかったため、自由であること自体に苦しさを感じているのです。
「指示待ち」から「自分で考える」へ
30代、40代の現役世代に伝えたいのは、「もっと自分の人生を考えながら働くことがとても重要だ」ってことです。
たとえ組織の中にいたとしても、小さな範囲でよいので、自分で考えて決める癖をつけること。ボトムアップ的な行動を少しずつでも増やしていくこと。そうした積み重ねが、やがて「自分で生きる力」につながり、セカンドライフを楽しむための土台にもなると経験から感じています。
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人が幸せを感じるために欠かせないのは、「自分で選び、自分で決めること」。
それを可能にするのが、自己裁量権のある働き方・生き方です。私たち一人ひとりが、自分の人生のハンドルをしっかり握ることが、幸せへの重要なポイントと思います。
自分の人生を自分で決めることを学ぶためには本を読むといいですよ。下記書籍を読むと、そのヒントがひとつ以上は見つかりますよ。
書籍名『会社員を辞める怖さ、乗り越えたあとの幸せ』
参照記事↓
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