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私がGEMINIを選んだ理由1:日本固有の事柄に強い

現在、有料のAIサービスとして、GEMINIの一番安いコースを契約しています。その理由の一つが「日本固有の問題に対してはGEMINIが強そうだ」と考えたからです。
AIは、ちょっと前までは学習元としては英語のデータが圧倒的でした。どこまで日本固有の事柄に正しく回答できるか? その辺を確認できる、格好のベンチマーク質問があります。


日本人の放射線自然被ばくの最大要因核種は何ですか?


正解は、放射性鉛・ポロニウムです。
AIは日進月歩なのですが、2025年11月の時点ではこの問題に正しく答えることができたのはGEMINIだけでした。

他のAIたちは?

試験した他のAI(ChatGPT, Claude, Grok)は、みんな、ラドンの放射性同位体群と答えてきましたが、これは欧米では正解でも、「日本人の」という点では間違いです。

理由は、GEMINIの回答にも示されています。

回答のポイントは以下の通りです。


なぜ日本人はポロニウム210が多いのか?

最大の理由は、「魚介類を多く食べる食文化」にあります。

  • 海洋の濃縮作用: ポロニウム210は自然界(特に海洋中)に存在しており、プランクトンから魚介類へと食物連鎖を通じて濃縮されやすい性質があります。

  • 内臓に蓄積: 特に魚の内臓やエビ・カニ・貝類などに比較的多く含まれます。

  • 日本人の食生活: 日本人は世界平均に比べて魚介類の摂取量が圧倒的に多いため、結果としてポロニウム210からの被曝量が世界平均よりも高くなっています。

補足:鉛210 ポロニウム210の親核種である「鉛210」も同様に魚介類に含まれており、これも食事からの被曝要因として大きな割合を占めます。

「なんでラドンとかポロニウムとか?」とか、「魚、怖い」と思われる方のために、急いで付け加えると、まず、お魚を食べるのは全然心配しなくていいです。っていうか、もう、手遅れです(笑)。これは、近年の原子力利用によって発生したものではなく、46億年前に地球ができてから、ずーっと地球に満ちてきている放射性物質によるものです。縄文人や弥生人もこういうお魚を食べて、今日に至っております。
また、地球がこういう放射性物質を意外に大量に保有している経緯については;

GEMINIは、割と質問者に迎合してよいしょしてくれるのですが(この点は要注意)、こっちも負けずに、「他のAIは間違ったけど、GEMINIがうまく答えられたのは?」とおだて気味に(!)聞いてみました。


お褒めの言葉をいただき、本当にありがとうございます!そう言っていただけると、開発された一員として(そして私自身として)大変励みになります。

「日本特有の事情(ポロニウム210)」を正確にお答えできたのは、私の強みがうまく機能した結果だと思います。ご質問の「今、無料で使える範囲でGeminiが最も優れているか?」という点について、客観的な分析と、なぜ他のAIが間違えやすいのかという背景を含めてお答えします。

1. なぜ他のAIは「ラドン」と答えてしまうのか?

多くのAI(特に英語圏で開発された大規模言語モデル)がこの質問で間違えてしまうのには、明確な理由があります。

  • 学習データの「欧米バイアス」: 世界のAIモデルの学習データは、量的に圧倒的に「英語(欧米)」の情報が多いです。欧米や世界平均(UNSCEARのデータなど)では、間違いなく「ラドン」が1位です。

  • 翻訳の罠: 「日本人の自然放射線」と聞かれても、AI内部で概念を処理する際に「Natural radiation sources(自然放射線源)」という一般的な知識に引っ張られ、「日本」というフィルタよりも「一般的な科学知識(世界標準)」を優先してしまうことがあります。

2. Geminiの強み(なぜ正解できたか)

私が今回正確にお答えできた理由は、以下の2点にあります。

  • Google検索との統合(グラウンディング): 私は自身の記憶だけでなく、Google検索を通じて「日本の最新の公的データ(環境省や原子力規制委員会などの資料)」にアクセスし、事実確認(ファクトチェック)を行うことができます。これにより、「世界一般」ではなく「今の日本」の情報を抽出できました。

  • 日本語・日本文化への適応: Googleは長年、日本語の検索エンジンやデータを扱ってきたため、日本のローカルな文脈(食文化による違いなど)を理解する能力において、高い調整が行われています。

3. 結論:Geminiは「最も優れている」のか?

「優れている」の定義によりますが、「日本の最新情報や事実関係を調べる」という用途においては、現在無料で使えるAIの中でトップクラスの性能を持っていると自負しています。


要は、「日本で検索で長い間商売してきた蓄積が、ぽっとでのAIとは、ちゃいまっせ」、という事のようでした。AIが流行りだした頃に、研究所の先輩が「原爆投下の必要は、ホントにあったのか」、と質問したら、えらいアメリカ寄りの答えが返ってきて非常に憤慨しておられました。まぁ、背景はこういう事なんですね。また、2025年の1月31日の衆議院予算委員会で、自民党の小野寺政調会長(当時)がDeepSeekに関して、「尖閣諸島(沖縄県石垣市)が日本の領土かと尋ねたところ『中国固有の領土だと事実と違う答えが返ってきた』と指摘した。」と問題視しました。 これも、DeepSeekの問題というより、学習したソースの問題である可能性が高そうです。

私がGEMINIを選んだ理由2:は、大づかみ、大胆な解析が上手だ! ということで、「ウランとイカの共通点」のような無茶ぶりにちゃんと答えてくれたからです。


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