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ハッピーお嬢とピンクのパンツ|パンコレから考えた盲導犬の「失敗」と優しさ

皆さん、パンコレって知っていますか?

タカーズ事務所で開催されていた、とても素敵なイベントです。
そしてパンコレが終わった今も、その熱量はそのままに、まだ続いているように感じています。

最近タカーズ事務所の中では、みんながそれぞれパンツにまつわるエピソードを書いていて、
クスッと笑えるものや、心がじんわり温かくなるもの、本当にいろんなお話があふれています。

よく考えたら、こんなにも「パンツ、パンツ」と言っている世界って、ちょっと不思議ですよね。
でも、なんだか楽しくて、そしてあたたかくて——私はこの空気がとても好きだなぁと思っています。

そんな中で、ひとつのエピソードが、私の心にすごく残りました。

今日はそのお話とともに、そこから思い出した、
私とハッピーお嬢の「パンツ」にまつわるエピソードについても書いてみたいなぁと思います。

皆さん、いつも私とハッピーお嬢のnoteを読んでくださりありがとうございます。
ナツコ@視覚障害の相談支援専門員です。

最近は自分の左目のことばかり書いていましたが、
今日は少しだけその話は横に置いて、ハッピーお嬢のことを書いていこうと思います。

「左目のことを置いておいて」なんて言えるようになったのも、
少しずつ、それだけがすべてじゃないと思えるようになってきたからかもしれません。

ほんの少しだけ、心に余裕が出てきたのかなぁと感じています。

そんな今日は——お嬢の話です。

最近はハッピーお嬢のごり押し期間も、このバタバタの中で少し落ち着いてしまっていましたが、
今日も変わらず、

しっぽはブンブン、気分はルンルン🐾
そんなハッピーな気持ちで、この記事を書き始めていきたいと思います。

しっぽはブンブン、気分はルンルン🐾

そんなハッピーな気持ちになったところで、ここからいよいよ今日の本題に入っていこうと思います。

🩲パンコレの中で心に残ったエピソード


パンコレの中で、ひとつのエピソードが、私の心にすごく残りました。

トイトレがなかなかうまくいかず、何度も何度も失敗してしまう。
そのたびにパンツを洗って、また失敗して——そんな日々に苦しくなっていたお母さんのお話です。

でも、「100枚のパンツ」という話を知ったとき、
「うちの子なんて、まだ数回の失敗じゃないか」
「大丈夫かもしれない」
そう思えた、というエピソードでした。

失敗している現実は変わらないのに、
その見方が変わるだけで、少し心が軽くなる。

このエピソードを読んでいて感じたのは——
パンコレって、ただ楽しいだけの企画じゃないんだなということでした。

パンツというちょっとユーモラスなテーマの中で、
本当はしんどかったはずの出来事が、どこかあたたかいものに変わっていく。

失敗を「ダメなこと」としてそのまま受け止めるのではなく、
少し見方を変えて、その出来事ごと包み込んでいくような感覚。

「失敗しないように頑張る」じゃなくて、
「失敗しても大丈夫かもしれない」と思えること。

その空気があるからこそ、
読んでいる側の心まで、ふっと軽くなるんだと思いました。

私はもともと小児科の看護師で、児童発達の現場にも関わってきました。
だからこそ、トイトレの大変さや、うまくいかないときの苦しさもたくさん見てきました。

子どもたちも頑張っているし、親御さんも本当に頑張っている。
それでも思い通りにいかなくて、落ち込んでしまうこともある。

そんな場面をたくさん見てきたからこそ、
「大丈夫かもしれない」と思わせてくれるこのエピソードが、すごく心に残りました。

そんなエピソードを読んでいるうちに、
私もひとつの出来事を思い出していました。

それは——
ハッピーお嬢と、ピンクのパンツの話です。

今日はこの流れにのって、私もハッピーお嬢とピンクのパンツにまつわるエピソードを、少し書いてみようと思います。

🩲ハッピーお嬢とピンクのパンツの話


私のパートナーであるお嬢は、日本生まれではなく、オーストラリアで育った盲導犬です。

日本では、盲導犬はもちろん、犬の排泄もきちんと管理することが求められます。
外で失敗してしまうと、「ちゃんと管理できていない」と見られてしまうこともあります。

場合によっては、それが厳しく受け止められてしまうこともあります。

でも、盲導犬だって生き物です。
どんなに頑張っていても、うまくいかないことだってある。

本当は、そのことをもう少しあたたかく受け止められる社会だったらいいのに——
そんなふうに感じることもありました。

そんな中で、お嬢にはひとつの特徴がありました。

歩きながら排泄をしてしまうのです。

しかもスピードも変わらないため、その場ではなかなか気づくことができず、
訓練所時代は見過ごされてきた特徴でもありました。

でも、盲導犬として一緒に生活していく中で、
やはり向き合わなければいけない課題でした。

どうしようかと考えたときに出てきたのが——
ピンクのパンツでした。

失敗してしまうかもしれない。
だから、パンツを履かせる。

正直、かわいそうだなと思いました。
お嬢は靴やパンツが苦手で、履かせるとテンションが下がっているのが伝わってきたからです。

それでも、盲導犬として一緒に生活していく以上、
どうしても必要な場面がありました。

だからこそ、どうせ履くなら——
少しでも、お嬢にとって嫌なものにならないようにしたいと思いました。

そこで、周りのみんなに協力してもらうことにしました。

「かわいいね」
「似合ってるね」
「頑張ってるね」

ピンクのパンツを履いているお嬢を、たくさん褒めてもらったんです。

すると不思議なことに、最初は明らかにテンションが下がっていたお嬢も、
少しずつその状態を受け入れられるようになっていきました。

パンツを履くことが、「嫌なこと」から
「褒めてもらえること」へと変わっていったんです。

そして今、ピンクのパンツはほとんど出番がなくなりました。

完全になくなったわけではな
いけれど、
あの時間は、お嬢が頑張った証であり、
一緒に乗り越えてきた大切な時間だったと思っています。

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