4/30(今だからこそフェスで来日してほしい海外アーティスト10選)
前回前々回とフェスについてあれこれ書いてはみたものの。
「ブツクサ言うけどじゃあ結局お前が今観たいのは何なんよ」と改めて自身に問うてみた時に、あれそういや誰観たいんだろうなと。
予算がどうとか今の活動自体がどうこうとかは一旦さておき、まだ(ギリ)解散していない、休止していない、かつ今年出演予定のない、あとコーチェラとかの配信もなかった辺りのアーティストでちょっと想像してみました。
妄想は自由だしね。
1.The Libertines
ダントツ。
のっけから無理めなアーティストを挙げましたが、夢であります。いつかはリバティーンズを(ちゃんとフルメンバーで)観てみたい。青春です。
2000年代前半の、いわゆるロックンロールリバイバルブームっつうのかな?「The 〇〇s」というバンドが大量にピックアップされ、ガレージロックやポストパンクやらのジャンルでバックトゥベーシックのシンプルなサウンドが派生した時期。先のコーチェラでも大盛り上がりだったThe StrokesやThe White Stripesといった今に続くようなバンドもいれば、1~2曲が話題となってすぐに消えてしまったバンドや、メンバーのいざこざで空中分解したようなバンドもいました。まあ山のように色んなバンド聴いてたけど、自分のきっかけはこのバンドで、今でもずっと大好きです。1stと2ndアルバムは。
ぶっちゃけ3rdや4thはあんま聴いてない…いい曲もあるんだけどね。でもその2枚で全然いけると思う。Oasisみたいなもんだ。あ、でもフロント2人の別バンドのBabyshamblesやDirty Pretty Thingsなどは割と聴いてました。あとDVDや2nd時期までくらいのシングルやブートとか、買い漁ってたなあ。
2022年のサマソニで出演アナウンス出た時にはマジで行こうと予定など諸々調整しかけましたが、止めました。確信があったのです。「絶対来ねえ」
仄かに盛り上がっているSNSや友人達の反応を尻目に、何故か確信していました。これだけ愛しているのに。万が一無事に来日したら枕を濡らして粛々と当日の配信を申し込もう。でも大丈夫。少なくともピートは来ねえ。
当たりました。結構開催直前くらいに発表されたんじゃないかな。
リバ目当てでチケット確保していた方々には大変申し訳ないのですが、でもチラホラ噂も出てたしね。ビザが云々言うけど、多分早めに分かってたんじゃなかろうか。そして当日は会場で録画ライブを流すという。そっか…
ただSNSでも「うん、やっぱりね」な反応がほとんどで、ファン達が鍛えられてる?ところを実感したな。ガンズとかの「アクセルが定時に出てこない?いつものことだよ」みたいなもんか。YOSHIKIとか。失礼しました。
ゲイリーが当時の思いについて語ってくれてますね。ホントにこの人このバンドの良心だわ。
散々言いましたが、しかして夢です。あの二人をステージで観れたら、ギャラガー兄弟より泣いちゃうかも。たとえピートがデブデブになろうとも。
2.Arctic Monkeys
急に現実的ィ!
そうですね、グラストンベリーなど主要フェスや『The Car』のワールドツアーも終わり、ここ近年は表舞台から鳴りを潜めていたアクモンですが、今年はWar Childのチャリティアルバム『HELP(2)』参加による久々の音源リリースもあり、ボチボチ来年辺りにはまた動きがありそうな気がします。
ここは上記のリバと違ってもういつでも安定感。前のnoteでストロークスについて「いつ観ても安定の楽曲と演奏。決め手はジュリアンの機嫌次第」などと書いてましたが、アクモンはもうアレックスがリーゼント仕様になったくらいの辺りから色気も歌唱も演奏もバッキバキです。無敵です。
そりゃ初期の頃などは覚束ないようなライブもありましたが、そもそも彼らがデビューしたのなんて19歳とかだし、2年後にはグラストやサマソニでもうトリ抜擢ですからね。史上最年少ヘッドライナーだそう。そらそうだろ。
ここ数作はアルバムリリース毎に成熟路線というか、ドッシリした雰囲気も感じられる落ち着いた音源が多い印象ですが、ライブはね、新旧バランスよくやってくれるし、いざステージに立てば初期の荒々しさもしっかり残っていて、終盤にかけて一気に熱量を引き上げてくる展開はやっぱり圧巻です。
3.Phoenix
最後に来日したのいつだっけ…と思ったら2024年のSONICMANIAとサマソニ大阪に出演してたんですね。割と最近だった。この年のソニマニとんでもねえな…本編より豪華なんじゃないか。UnderworldとPhoenixがその後日のサマソニ大阪にもシフトしている訳ですね。凄い並び。

こちらも不勉強ながら近作はあんまり追えていないのだけど、たまにSpotifyのシャッフルでポロっと流れてきて「あっ何これいいじゃん!いつ頃のフェニックスだったっけ?」と調べると全然掘ってなかった比較的近年の楽曲だったりする。普通に3rd~4th辺りのアルバムに収録されてそうな雰囲気。
そうなのよねアクモンがアルバム毎でガラッと変わるのであればフェニックスは「あの雰囲気」と言いますか…トーマスの声とバンドの音でもう、フランスだわーっつうか。決して悪い意味ではなく、常に高いクオリティで、軽快で気持ちの良い音。あのまんまライブも軽快に~かと思ったら意外とライブは熱いのよな。そのギャップもいい。ストロークスといい、洋楽のバンドのステージの横一列並びって何であんなカッコ良く見えるんでしょうね。
自分は20歳頃に2ndのAlphabeticalでフェニックスに出会い…っつうか先行シングルの「Everything Is Everything」なんですけど。そこから入っていったのでいわゆる定番曲でDaft Punk周辺のフレンチエレクトロと共に盛り上がっていた1stの「If I Ever Feel Better」「Funky Square Dance」「Too Young」などは後追いでした。DJ始めたくらいに知ったかな。そんな思い入れのある2ndからの楽曲は全然ライブでやってくれない笑。暗いからかなーとも思ってたが、インタビューで語ってくれてるけど、再現が難しいんですね。
4.tahiti 80
フランス繋がり。
何気にこっちのがフェニックスより観たいかも。多分10代後半くらいからずっと好きなバンドではあるけど、こと日本ではなんとなく地味な扱いというか。1stの代表曲「Heartbeat」や2ndの「1,000 Times」「Soul Deep」、3rdの「Big Day」の頃などは結構取り上げられていた印象もありますが、近年はあんまり話題を聞かない気がする。そんなことない?フェスもサマソニに数度出演していたり、フジにも一回出てるのか。来日ツアーも音源リリースも割とコンスタントにあるのだけど、そこまで大きく取り上げられないように感じるのは単純に俺の周りで話題が出ないだけなのか。
ともあれ、乱暴な言い方ですがここも上記フェニックス同様「あの雰囲気」なバンドで、グザヴィエの声にシンセやギターのカッティングが入ればもう世界観が確立しちゃうのですが、フェニックスよりはもうちょいユルくライブが観れそうな雰囲気ですよね。サマソニのビーチ、フジのヘブンのような(前回出演時はマーキーだったようですが)。自分もラウンジやマルシェ系などのDJでよくかけておりました。「1,000 Times」がBPM124のあのドラマチックで疾走感あるイントロだもんでカットインとか使いやすいのよね。
何気に近年はこんなカバーもやってたりして。そして意外とハマってる。
5.The Chemical Brothers
今年トム来ますやん、というのはさておき。
やっぱりケミカルで観たい。去年はTHE BEACHで来日予定だったのが荒天によりポシャっちゃったのですが、この時はDJセットでしたしね。

フジなんて過去のヘッドライナーでも一番出てんじゃない?ってくらいに出演していて、サマソニも2015年に出演してくれていますが、それでもケムズはいつ来てくれても大歓迎です。飽きの来ない老舗のラーメンのような…すごい喩え間違えてる気もしますけど。近年こういうダンスアクトはビジュアル面でもとんでもないクオリティのものがザラになってきましたが、それこそ去年にはGMO SONICで来日し今年のコーチェラでもLISAをはじめ多くのゲストと異次元のビジュアルショーを魅せてくれたAnymaだとか、ビジュアルスクリーンよりむしろ照明と巨大な舞台装置で魅せる演出だった一昨年のJusticeだとか、近年のVJはだいぶマイルドになったようですがそれでも観る側に若干の不快とスリルを興奮と同時に与えるAphex Twinだとか色々痺れる演出はあれど、やはり音楽とのシンクロで盛り上がる元祖は個人的にはケミカルかなと思っちゃう。全曲映像も音楽も良いんですよね。VJの画像がそのままTシャツプリントになっちゃうくらいオシャレ。
6.Aphex Twin
そんなリチャード様。
上記にも挙げましたが過去のフジやサマソニでは「ステージに設置された小屋から一切出てこないで代わりにリチャードのお面付けた着ぐるみ達が躍る」「VJで動物の屠殺シーンやスカトロの映像流す」などの毒っ気たっぷりのユーモア?を観せてくれていたリチャードですが、数年前友人達と観ていたフジの配信でのエイフェックスはあまり飛び道具的なギミックもなくシンプルにナイスアクトでした。シンプルにっつってもレーザービームびゅんびゅん飛ぶしVJも有名人やアニメキャラの顔歪ませたり時事ネタ盛り込んだりとやりたい放題でしたが、それでも一時期よりはグラミー獲った辺りからちょっと落ち着きはった気がする。まあもちろん映像云々の前に爆音であのバキバキテクノ(独自すぎてもはやテクノでもないのか)サウンドを体感したいってのもあるんですけど。原曲のカケラもないエディットでシームレスにぶっ混んで来るから予習のしようもないのですが、全然楽しめると思う。
余談ですが自分はエイフェックスとの出会いは18歳くらいの頃の『Drukqs』で当時狂ったように聴いてましたが、これ結構キャリアの中では賛否ある異色作だったのですね。確かにバキバキドリルンベースと幽玄なピアノ楽曲が交互に来る30曲2枚組のアルバムなんざ今考えたらカオス極まりないな。もっと前からご存知の方々はやはり『Selected Ambient Works 85–92』を挙げられ、自分達の下の世代に名が知れたのは比較的近年(つっても10年前だけど)の作品の『Syro』だったりジャケが印象的な『Richard. D. James Album』辺りな気がします。あと「Windowlicker」や「Come to Daddy」を代表としたいわゆるリチャード印の悪趣味全開MVの楽曲陣。とは言うてもどれも最高なんですけどね。あ、「Ventolin」だけしんどい。癖にはなるが。MVの雰囲気は好き。この辺の曲絶対やんないんですけどね。
7.Silk Sonic
いやまあブルーノマーズだけで出演料飛んじゃうと思うけども。
でもまたこの二人がやる事あったらそのタイミングで来てほしいなあと思うし、正直来日せんでもコーチェラとかの配信でもいいです。新譜が出ずとも「An Evening With Silk Sonic」一枚で十分すぎる名曲陣あるし。ともすればやはり一回のみの単発ユニットだったのだろうか。金かかってそうだしな。
ただパークはNxWorriesでもソロでも近年フジや単独公演やらで来日してるし、ブルーノは例のドンキのCMとかちょっと前にもドーム公演やったりとかで、親日ではあるんだろうなと。まあお互いが忙しすぎるんでしょうね。
8.SAULT
無理だろうなー!!
そもそも来日したことねえ…いやさ正体も(一応)未だに不明だしね。
ライブとかをどういうペースでやられているのかも分からんが、そもそもフェスに出演したことがあるのか?バンドっつうよりもちょっとプロジェクト寄りな、アルバム毎でスタイルが変わる人達だし、まずフェス云々の前にライブが行われるだけでもレアですからね。YouTubeに誰かが上げてた過去の数少ないライブではマスクで顔が分からんようにとかそれこそAdoちゃんみたいにシルエットのみ映るとかそんなんだったな。まあサプライズ枠。
9.Rage Against The Machine
無理だろう(略)
一応まだ解散はしていないのよね?ブラッドが2024年段階で「RATMはもうツアーもライブもしない。待ってくれている皆には申し訳ない…」的な発言をインスタで発信されており、トムも昨年インタビューで「正直なところ現段階では活動休止の期限や再開は自分でも分からない」と答えています。
ザック次第なのだろうか。昨年ザックがパレスチナ・ガザをめぐる状況に対してのコンピディスクに客演した音源がリリースされておりますが、収録自体は過去のライブ録音のようで、新たな活動の兆しという訳ではなさそう。
今もまだ戦禍の炎が各地で上がっているこの時代で、日本国内でも右だ左だと批判し合う鬱屈した世の中で、バチコーンとストレートな「怒り」を見せてくれるこういうバンドにこそステージに立ってほしい気もするが…
10.米津玄師
最後は例外。
海外アーティストではないですが、多分米津さんは俺が知ってる限り国内のフェスも2015~2017年辺りからまるで出てないんじゃないかな。「Lemon」での大ブレイクが2018年頃か。今や海外のビルボードチャートにも「IRIS OUT」や「KICK BACK」など次々にランクインしちゃう日本を代表するアーティストですが…わざわざこんな注釈付けるまでもないか。それこそ暴論を承知で言うけどサマソニのA$AP Rockyの代打ヘッドライナーが米津だったらここまで荒れなかったのかな?ともちょっと思った。邦楽云々の前に希少すぎて。Adoちゃんは案外フェス出てるのよな。くれぐれもAdoちゃんの出演を批判しているわけではありません。念の為。
知ったのはハチ名義から個人名に変わったタイミングの「ゴーゴー幽霊船」で、当時は「絵も描けて曲も作れて歌も上手い!バンプの藤くんかよ!」な印象を持ってましたが、そんなバンプも今年サマソニ初出演。妙な感慨深さがあったり。個人的には昨今のタイアップやチャートインでも話題となっている上記に挙げたような近年の楽曲陣よりも、「LADY」や「さよーならまたいつか!」とか、少し前の楽曲だと「春雷」や「orion」、DJでもよくかけていた「感電」「Flamingo」などが好きです。まあ多才なお方だわ。
つらつらと挙げてみましたが諸々忘れているアーティストいるだろうな…あ!Arcade Fireとか観たい!「とか」で括るのがおこがましいくらいめちゃめちゃ豪華なヘッドライナーですが。やっぱ大所帯バンドはギャランティもエグいのだろうか…GorillazとかBroken Social Sceneとか…Slipknotとか。
そう考えたら一昨年のVulfpeckは本当に破格だったんですね。自分達で言うてるし。あの空間にまた戻りたいって言ってくれてるし、是非再び日本に!
円安時代の勝者、我々です。
— Vulfpeck (@vulfpeck) June 11, 2025
「最安無双(さいやす・むそう)」の美徳を持つバンド、VULFPECK。
世界一コスパのいいヘッドライナーとして選ばれました。#フジロック #VULFPECK https://t.co/NT6djHWVLq
フジロック、また戻りたいです。
— Vulfpeck (@vulfpeck) August 1, 2025
あの景色、あの空気、そして何より、みなさんに会いたい。
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