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二直線があって、同位角が等しいならば、その二直線が平行になるのはなぜ?


  中学生で学ぶ「対頂角」「同位角」「錯角」のお話。

 対頂角は、適当に「✕」をかいたときに互いに向き合っている角のことで、対頂角は等しい。

 同位角とは、ヘッダーの図のような「∠a」のこと。2つの∠aはいずれも「右上」にあり、「『同』じ『位』置にある『角』」だから「同位角」という。平行線ならば、「同位角は等しい」という性質がある。

 錯角とは、「Z」を書いたときにできる2つの角のようなもので、平行線ならば「錯角は等しい」という性質がある。 


 対頂角が等しいことは簡単に証明できる。平行線の錯角が等しいことも「対頂角が等しい」ことと「平行線の同位角が等しい」ことを使えば、簡単に証明できる。

 しかし、「平行線の同位角が等しい」ことは、どうやって証明するのだろうか?


 「平行線の同位角」が等しいことは、直感的には明らかなのだが、図書館に置いてあった中学生の教科書を読んでも、証明は書いていなかった。

 「当たり前だから」で済ませていると思われるが、調べてみると、「平行線の同位角が等しい」ことを証明するには、「背理法」を使うのが一般的らしい。なるべく分かりやすく書くと次のようになる。


証明したいこと
「平行線の同位角が等しい」こと。

背理法
 平面上にある2直線は、平行であるか、あるいは、平行ではないか、のいずれかだから、「平行線ではないのに、同位角が等しいと考えて、矛盾することが出てくる」ならば、平行線の同位角は等しいことが証明されたことになる。

 「2直線が平行ではない」ということは、言い換えれば「2直線が交わる」ということ。


背理法による証明


 直線Lと直線Mが点Bで交わっていて、直線L上に点A、直線M上に点Bを「∠a = ∠a'」になるようにとる。

 このとき、対頂角は等しいから、
「∠a = ∠b」•••①

また、△ABC において、
三角形の外角は、それと隣り合わない内角の和に等しいから、
「∠b + ∠c = ∠a'」•••②

ここで、①より∠a = ∠bだから、
②は次のようになる。

「∠a + ∠c = ∠a' 」•••③

しかし、③は、「∠a = ∠a'」という仮定に矛盾する。

 よって、交わる2直線の同位角は等しくない。
 ゆえに、平行線の同位角は等しい。

•••QED


 これで一応証明は終わりなのだが、中学生の教科書では、「三角形の外角はそれと隣り合わない2つの内角の和に等しい」ことを証明するときに、「平行線の同位角が等しいこと」と「平行線の錯角が等しいこと」を利用する。

 だから、私には、「循環論法」のような気がして、すこし納得ができない。

 「平行線の同位角が等しい」ことは、直感的には明らかなのだから、それをそのまま認めましょう!、でもいいのだが、厳密さの上に成り立つ数学だから、当たり前のことでもきちんと説明してほしいという気持ちもある。


ゆいさん、ありがとうございます😊。

https://note.com/joyous_lily651/n/ne7c74c6c1986


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山根あきら | 哲学者 記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします

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