ハッピーライティングマラソン#7「あなたが20代に読んで、感動した本はなんですか?」
20代の読書は、ドストエフスキーとカントばかりでした。
とくにドストエフスキーは、「罪と罰」「死の家の記録」から始まって、書簡・論文に至るまで、すべて読みました。
内容を必ずしもキチンと理解したとは言えませんが、ところどころで、ドストエフスキーと握手できたかのような感覚がありました。それと同時にドストエフスキーを読んでいると、「人間であること自体が病気だ!」という気持ちになってくる。
読めば読むほど、気が重くなるのに、奇妙な明るさも感じました。
カントも、三大批判書をはじめ、かなりそれ以外の著書も読みましたが、中でも「実践理性批判」が印象に残っています。
いまだにちゃんと理解しているとは言えません。「それはおかしい!」と反発したい気持ちにもなる。けれども、反論できない部分も多いです。憎みながら愛しながら、いまだに読書が続いている感じです。
読書って、幸せになるために読むのだろうか?、なんて思うことがあります。不幸の深淵を垣間見て、重い気持ちになるほうが意味があるんじゃないか、と思うことも多くあります。そこにしかない、異様な輝きがあるのではないかと。
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