受験生がレッスンで気付いたこと♡
お盆休み前の、ある日のピアノレッスン。
今年、高校受験を控えている中学3年生の女の子がいます。

とてもおとなしくて、口数も少ない。
レッスン中も、必要なこと以外はあまり話さない、物静かな生徒さんです。
そんな彼女ですが、受験勉強が大変な時期になっても、レッスンを休むことなく毎週来てくれます。
もちろん、今は家でピアノを練習する時間は、ほとんど取れません。
だから私は、彼女の今の状況に合わせて、レッスンのやり方を少し変えています。
「練習してきた曲を聴かせてもらうレッスン」ではなく、
「レッスンの時間に、一緒に練習するレッスン」
です。
新しい曲になったら、
・譜読みの仕方
・新しい曲の最初の一歩
・初見で楽譜を見るポイント
などを、一緒に紐解いていきます。
そこで活躍しているのが、これ。
タイマーです。

「じゃあ、ここを5分練習してみようか」
「ここ、どうしたらいいと思う? 1分で考えてみよう♪」
そんなふうに、時間を区切って練習します。
限られたレッスン時間だからこそ、
「何となく練習する」のではなく、
今、何をしたら一番効率がいいのか
を考えてもらうのです。
そして、私はこの生徒さんに限らず、レッスンでよくこんな声掛けをします。
「どうしたら『楽(らく)』になると思う?」
これは、単に「楽をしよう」という意味ではありません。
どうしたら、もっと分かりやすくなる?
どうしたら、もっと弾きやすくなる?
どうしたら、少ない時間でできるようになる?
つまり、
「効率よく練習する方法を見つける」
という問いかけです。
小さな生徒さんには、
「『あ、な〜んだ♡』を見つけよう!」
と言います。
難しいことを、そのまま頑張るのではなく、
「な〜んだ、そういうことだったのか!」と分かる瞬間を見つける。
それだけで、学ぶことはずっと軽やかになります。
そして、この日の中学3年生の彼女。
一緒に「どうしたら楽になる?」を考えていくと、
譜読みが一気に楽になりました。
そして、初見なのにスラスラっと弾けたんです。
そこで私は、何気なく聞いてみました。
「『楽(らく)』を見つけると、『楽しく』なると思わない?」
すると彼女は
「なるほど〜✨」と♡
普段、ほとんど話さない彼女が、
目を見開いて、はっきりと声に出したんです。
「『楽(らく)』を見つけると『楽しく』なる。
楽と楽しいって、同じ漢字なんだ…。」
ってつぶやいたんです♡
その瞬間の彼女の表情が、とても印象に残りました。
もしかしたら彼女は、
ピアノの譜読みだけではなく、
「大変なことも、やり方を変えれば少し楽になる」
ということに気づいたのかもしれません。
受験勉強も、きっと同じ。
ただ頑張るだけではなく、
「どうしたら楽になる?」
「どうしたら効率よくできる?」
と考えてみる。
その小さな工夫が、
できなかったことを「できる」に変えてくれることがあります。
そして、「できる」が増えると、
少しずつ「楽しい」に変わっていく。
私は
ピアノを通して社会性を身につけて欲しいと願っています。
ちょっと大袈裟かもしれませんが、今回のことで
彼女の思考に少しでも変化を与えられたのなら
ピアノは弾くだけでない素晴らしい習い事、って
改めて感じました。
今回のケースにしても
受験生=ピアノを休む。
それも、もちろん一つの選択です。
でも私は、
受験生だからこそ、ピアノが息抜きになるようなレッスン
があってもいいと思っています。
弾けるようになることだけが、ピアノレッスンの役割ではない。
「どうしたら楽になる?」
その問いを一緒に考えることも、
これから先、自分で学んでいくための力になる。
そんなことを、あらためて感じたレッスンでした。
「楽」を見つけると、「楽しく」なる。
ピアノから、そんな小さな発見を持ち帰ってくれたら嬉しいな♡
今回の記事はいかがでしたか?
私が1981年から45年間ピアノを教えて感じたことを素直にまとめました。
この記事が「いいな」と思ったら、スキ・フォローで応援していただけると嬉しいです💕
私のNOTE「piano⁺」(ピアノプラス)では、
・大人のピアノレッスン
・こどものピアノレッスン
・my music(自己紹介)
の3つのカテゴリーに分けて記事を書いています。
レッスンの関する記事では
・45年間ピアノを教えて感じたこと
・その間に得たレッスンのアイデア
・レッスンのシステム化
・テキスト作成
など
ピアノレッスンに特化した記事を載せていきます。
🔶こどものレッスンでは
導入に特化した個人セミナー
🔶ピアノレッスンに関することは
ホームページのブログをご覧ください
🔶ピアノレッスンの詳細は
「ピアノ&音楽教室」のホームページをご参照ください♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました♡
この記事の感想やコメントも頂けると嬉しいです😊
最後に(くどい!?)
ピアノプラスってどんな人?と興味を持たれた方は
自己紹介編
「no music no life」vol.1
「my music」vol.2
をご覧ください♪
