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ピアノ素人は発表会でどんなにたくさんミスタッチしても全然OK!と知った出来事

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昨日私は、
ピアノ素人は発表会でどんなにたくさんミスタッチしても全然OK!
と知りました。

そんな出来事がありまして。

具体的には、
昨日の昼間、とある場所に行ったんですね。
その場所に、収容人数100人ぐらいの喫茶ラウンジが併設されてまして、
そこでコーヒーとケーキを食べたんですが、
ラウンジ内に、生ピアノ演奏のBGMが流れていたんですね。
つまり、
生身の人間のピアニストがグランドピアノでBGMを弾いていたのですね。
私の座席からは、ピアニストさんの後ろ姿しか見えなかったんですけど、
パッと見の後ろ姿は、30代ですかね?
長い巻髪に、(昼間だからでしょうが)肌の露出が少ない黒いドレスを着た、女性ピアニストで、
グランドピアノの長い譜面台いっぱいに楽譜を並べ立てて、
2段の楽譜をガン見しながら(←これでクラシックピアニストってことがわかる)、ピアノを弾いていました。
演奏の腕前は、
 音に色気が無い。
 弾き方が悪いから、音がボソボソ。
という、世にゴマンといる
「演奏で喰っていけない、というか、
 演奏で喰ってく必要の無い、クラシックピアノ上がりのプロ
 いつ廃業(して本業の主婦業や家事手伝いにおさまる)のかね?」
という演奏でした。

で、
そのピアニストさんは、
クラシックピアノ曲と、
昭和の時代のラウンジピアノのレパートリー曲を弾くって今、令和でしょ? な、古臭いスクリーンミュージックの曲、って、
あ、そうか、ラウンジの客はジジババばかりだから、それでいいのか。
まあ、そんな感じで、
クラシック曲とラウンジ曲を交互に弾いていたのですが、
ドビュッシーの「アラベスク1番」で、
私がわかっただけでも5か所はミスタッチしたんだよ!

私は驚いたね!
ビックリ仰天したね!
クラシック上がりのプロのピアニストだったら、
ドビュッシーの「アラベスク1番」はノーミス演奏がデフォルトでしょ!
よくもまあ、5か所も音を外したもんだねぇ!
というか、ふつう音を外したくても外せないでしょ!
「アラベスク1番」は、
ピアノのお稽古で小学校高学年ぐらいで弾かされてから、
ずーっと弾いてきた筈の曲だと思うよ。
ミスタッチしたくてもできないくらい、
自分の指に楽譜が染み込んじゃってるはずの曲だよ「アラベスク1番」は!
それを、プロのピアニストがさ、
いったい全体どうしたら、あんなに音を外して弾けるんだろうか!?

そりゃ1ステージで何曲も弾くだろうよ。
でも、プロなんだからさ! しかも、
誰でもどこかで一度は聞いたことがあるような
「アラベスク1番」みたいなメジャーな曲は、
ノーミスで弾かないと、
クラシックピアニストとしては「👎」だよ!
そのうえ楽譜見て弾いてるんでしょ?
ないない!有りえない!
言葉も無いよ......…。

そんなわけで、私はとても驚いたのですが、
すぐに、
おお! これは貴重なものを聴かせてもらった!
と思ったのでした。

だってさ、
ラウンジで雇われて弾くようなプロのピアニストがさ!
小学生でもピアノ発表会で弾くようなピアノ発表会の定番曲、
ドビュッシー「アラベスク1番」をさ!
5か所もミスタッチして弾いても、
平気でプロピアニスト稼業を張れてるんだよ!

だったらさ、
ピアノ素人がさ、
ピアノ発表会でドビュッシーでもなんでもかんでも、
何か所ミスタッチしたって、
いったい何の問題があるんでしょうかね!?
無いでしょ!!
無い!
全く問題無い!  

それから、
発表会で自分の演奏中に、
ソナタの第1楽章の真ん中のBパートの終わりあたりで、
最後のCパートへの行き方をド忘れしちゃって、
Bパートをグルグルグルグル何度も何度も繰り返し演奏して、
永遠にCパートに行けなくなってドツボにハマる人っていますよね?
ぜーんぜん問題なし!
Bパートグルグル演奏から、シレっとCパートの途中につなげて、涼しい顔して弾き終えちゃえばOK!
それが難しいようだったら、
Bパートの途中から、弾く音をどんどんどんどん小さくしていって最後にフェードアウト......….
  ......….....…。
それからおもむろに立ち上がって、涼しい顔してお辞儀。
客席大ウケ!
今回の発表会の主役になったのは、あなた!
いちばんおいしいところを、見事にかっさらって、
人々の記憶に永遠に刻まれる伝説に、あなたは成った!

私が今後の人生で再びピアノの発表会に出る機会があったら絶対やってみよ!(って、演奏の途中でド忘れしなくてもフェードアウト演奏して、発表会の主役の座をかっさらうつもり!みんなの心に爪痕を残しますよ!)

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~ピアノ方丈記~

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