②「届かない」クラシックピアノ愛好家は、'モディリアーニ首' やマネ夫人の絵を参考にすると良いと思う(その②)
その①の記事はこちら👇
=====その②です=====
以下は、片手で10度以上が「届かない」クラシックピアノ愛好家向けの内容です。
片手で10度以上が届く人は、読むだけ時間の無駄だと思います。
理由は、
片手で10度以上が届く人は、クラシックピアノ演奏において「超上級国民」なので、
ヒトの中の大型の人種が作曲したピアノ曲の演奏音域をカバーできる手のリーチを、生まれながらにして持っているからです。
片手で12度が届いたリストの曲や、巨人症といわれるラフマニノフの曲を、無理なく弾ける手を、生まれつき持っているからです。
そのような、クラシックピアノ演奏における勝ち組の人たちは、
下記の内容を読んでも、ちーっとも役に立たないと思います。
ここから下の世界は、
片手で9度がとどくか届かないか…それ以下の、
「ピアノ教育国」の「中級より下」のカーストの国民が、
なんとか上級国民や超上級国民に僅かでも近づこうと、
自分の宿命に逆らって無理を承知で悲愴に努力をする、
そういう世界だからです。
いうなれば、この世の地獄です。
「ないものねだり」イコール、心は地獄でしょ。
だから、この世の地獄。
ですから、
生まれつき、この世の天国にいる人たちは、
わざわざ好奇心本意で地獄を観に行って、かえって地獄の住民たちから邪悪な影響を受けてしまう必要は、全くありません。
どうか、天国に居続けて下さい。
その方が、生まれながらにクラシックピアノに選ばれたあなたのためであり、世の中のためです。
前回は、
そんな、クラシックピアノ演奏の地獄でのたうち回る「届かない人」が、
せめて少しでも上級国民に近づきたいと思う場合は、
姿勢を工夫することが大切であり、
その姿勢の分かりやすいお手本が、
画家モディリアーニが描いた肖像画に特徴的な、
「 なで肩、
まっすぐ上に伸びた長い首、
その上にちょこんと乗っかっているかのような頭」
ということを書きました。
ちなみに、
'モディリアーニ首' は、 20190219に私が はてなブログに書いた、私の造語です。👇
前回の記事で、あまり書かなかった、
もうひとつの「良い感じですね」と私が思う例が、
フランス印象派の画家マネの奥さんの肖像画です
(ウィキペディアのパブリックドメイン画像のコピペ)👇

👆私がクラシックピアノを弾くのが好きだったら、
マネ夫人のピアノを弾く姿を参考にしたと思います。
体型も、ピアノを弾くのに頼もしい体型ですね。
太った大きな腕は力強そうです。
そして、アゴがあまり突き出していない。
頭のてっぺんからお尻まで、一直線に軸が通っているように見えます。
いい音で弾いただろうなと想像します。
以下も、マネの奥さんの肖像画ですが、
首がまっすぐ上に伸びていて、
その上に、頭が自然に乗っかっている感じがあります。
肩もなで肩で、腕に不自然な力が入っていない感じがする👇

👆マネ夫人のこの絵については、山田五郎氏の動画で興味深いことが語られています👇
要は、
マネ夫人は、「あめのうずめ」= 生粋の芸能家 だったということですね。
マネ夫人は、マネや他の男性たちにとって「弁天様」だったんだろうね。
弁天様も芸能の神様だからね。
古典落語の「明烏(あけがらす)」でも、男性たちが「弁天様」に会いに行くもんね。
芸能をやる女性は、弁天様になるのが、本来の在り方なんだろうね。
とはいえ、
「モディリアーニ首」にしてもマネの奥さんにしても、
絵だからね。
できれば、実物の人間で参考になる動画なんかがあったら、見たいじゃないですか。
で、
私が2010年代後半に、ものすごくよく見てマネしようとしていたのが、この人の演奏動作です👇
👆久しぶりに見たよ、この人の動画。まだ更新しているんだね。
モルドバで、ロシア奏法のピアノを教えているクラシックピアノ演奏家イリンカ・ヴァーティクさんです。
そして、彼女の首に注目してほしい!
モディリアーニの肖像画みたいに真っすぐじゃないですかー!
しかも、鎖骨が水平になっている。←肩が下がっている証拠です。
ということは、胸鎖関節(きょうさかんせつ)の可動性が良い。
腕って、胸鎖関節から始まってるって、知ってる?
私はそういうことも2010年代の後半にいろいろな本を読んで知りましたよ。
ただ、久しぶりにこの人の動画を見ましたが、
この人の動画をユーチューブで視る際に、ただひとつウザいと思ったのは、
この人の動画を視始めると、右端の広告欄に、ビキニの水着などキワドイ身なりをした白人女性のエロい画像の広告ばかりが表示されてしまうことです。(私が見ていた2010年代後半には、こんな劣悪な広告は無かったよ)
この人には大変失礼ですが、
マネの奥さんも、弁天様みたいな人だったから、
ヨーロッパでピアノを弾いたり教えたりする生業の女性のイメージなのかな?
👆ここんところが、後発の成り上がり国アメリカや、明治維新後に西洋文化をトッカン工事であたふた輸入した日本における、「ピアノ」をめぐるイメージと、本家ヨーロッパの間に、認識の乖離が有るかもしれませんね。
アメリカではピアノは「アッパーミドル」クラスの象徴ととらえられているし、日本でもピアノは「裕福な家庭」の象徴ととらえられているものね。
👆まあ、そうはいっても、
私は、上の動画のイリンカ・ヴァーティクさんの演奏動画を、
2010年代後半の一時期、視まくっていた時期が有ります。
当時、私は、彼女の演奏動作を視ながら手の動きをマネし続けていました。
無料で視られる動画をあらかた視てしまったので、
3か月間でしたが有料サブスクして、動画を視て手の動きをマネし続けていたのでした。
そしたら、
その頃参加していたピアノ会で、「演奏する時の腕の動きがキレイ」と言われたことがあります。
やっぱりね。
文字情報じゃなくて、実際の視覚情報で、マネしたい人の演奏動作を目を通して脳に転写して刷り込むのが効果的だという私の仮説は、それを実行することによって見事に証明されたのでした。
ただ、
当時から、私が本当にマネしたい演奏動作は、この人の演奏動作です。
日本の音楽界のもはや重鎮、作曲家/編曲家の井上鑑氏です。
井上氏のユーチューブにライブ映像がありました👇
👆井上氏、手元が無駄に動いてませんよね~。これをマネしたい!
姿勢はお年を召して幾分前かがみになっていますが、でもいいじゃないですか~。
こういう「動かない動き」で弾きたいと、私は思っています。
また、どの曲もスゴいなー!カッコ良すぎです。
ただ、
上記の動画でちょっとウザいのは、
井上氏が着ているジャケットに、点々っぽく鋲みたいなのが打ってあるじゃないですか?
あれ、「一体なに?」って気になって、視覚的なノイズに感じるのは私だけでしょうか?
「井上氏の演奏の動きを3Dデータに取るための「場(ば)ミリ」みたいなもの?」みたいに思って、最初のうちマジマジと見ちゃったよ。
私は今でも、私は井上氏のような動きというか「不動の動き」でピアノを弾きたいと思っていて、今現在は、けっこう「不動の動き」になっています。
私は、
「不動の動き」とは、
「動きが表面に表れない動き」
だと思っています。
力学的に最も効率的なコスパ最高の動きだと、
私は思っています。
超一流の演奏家に限って、
もっとも効率的なコスパ最高の動きでケンバンを弾くものです。
理由は、連日連夜演奏の仕事が入っているので、
無駄な動きで連日弾いていると、指や手を痛めるからです。
指や手を痛めると、明日の仕事に支障が出る。
だから、演奏動作の無駄が極限までそぎ落とされていくのです。
演奏家に限らず、会社員でも何でも、
超一流の仕事は「速い・正確・価格がリーズナブル」。
これを実現するのが、コスパやタイパなどの費用対効果の高さです。
だから、
超一流の演奏家に限って、
これ見よがしに無駄にグルングルンと腕を回しながら弾いたりしない。
指先をせわしなくヒラヒラさせて手を動かしながら弾いたりしない。
「情熱的に弾き放つっっっ!!!」みたいなオーバーアクションのクサイい芸風で弾かない。
👇私が井上鑑氏の演奏を「マネしたい!」と思ったきっかけが、当時テレビで視たこの番組です。👇
👆とくに、この動画の後半に登場する、
吉田美奈子氏が歌った『ガラスの林檎たち』の間奏でチラっと映った井上氏の弾き方が、まっすぐな姿勢で座り、無駄な動きが全く無く前腕がケンバンの上空を滑るように移動しながら指をあまり動かさずに高速弾きする、その演奏動作を、直観的にスゴイと思ったからです(この動画ではその場面はカットされていました)
👆とはいえ、井上鑑氏は、背丈がありそうですし、指も長そうなので、片手で10度以上が届くんじゃないかなと想像します。
片手で10以上が届く人は、ピアノ演奏時に、あまり手が動かないんですよね。
だって、動かす必要ないんだもん、手を鍵盤に置いているだけで既に届いちゃってるから。
それもあって、演奏時の動きが少なくて済むのかもしれない。
私は片手で9度がやっとなので、あまり無理矢理マネしないで、
自分なりに楽しく幸せで健康的なピアノライフを過ごしていきます。
👇20250428に追記:これも、ウィキペディアに載っているマネ夫人の肖像画です。アゴが見事に引けています。姿勢の良さが表れていますね(この肖像画を冒頭の画像に貼っている人、私のこの記事を読んでくれたんですね。有難うございます。別に「スキ」とかコメントとか要りませんよ、貴方がこの画像を使ったことで、明らかにわかりますから(^^)。)👇

つづきはこちら👇
~ピアノ方丈記~
