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0人会社 Day1|AIで「2層構造」を設計した初日の記録

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「AIエージェントに会社を運営させる」と決めた日から、最初にぶつかった問題は「どんな構造にするか」だった。


4月3日。その日は設計だけで終わった。コードはほぼ書かなかった。でも、この日の設計判断がその後の全部を決めた。


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TL;DR


- PenguLabは「OS(Paperclip)+ カンパニー群」の2層構造で設計した

- 各カンパニーは独立した組織として憲法(CONSTITUTION.md)を持つ

- 1日目は実装ゼロ、設計100%。それが正解だったと今は思う


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「全部入り」にしたら破綻した


最初のアイデアは単純だった。ひとつの大きなリポジトリに、全部のエージェントを突っ込む。ディレクトリで分けて、設定で管理して——。


30分で諦めた。


エージェントが増えるにつれ、「どのエージェントが何のプロジェクトに属しているか」がすぐわからなくなる。設定が混在する。Issueの管理がカオスになる。何より、「誰が何を決める権限を持っているか」が曖昧になる。


人間の会社でも同じ問題が起きる。組織が大きくなると「権限の境界」が必要になる。AIエージェントを使った組織でも、同じことが言えるはずだ。


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2層構造という答え


行き着いた設計は、こうだ。


PenguLab(全社)

├── Paperclip(エージェントOS・ポート3100)← 第1層

└── companies/

    ├── pengu-press/

    ├── pengu-motion-studio/

    ├── web-conversion-reset/

    └── revenue-ops/


第1層(Paperclip)は、全エージェントのOSだ。heartbeat監視、Issue管理、wakeupコマンドの実行——これらを一元管理する。


第2層(各カンパニー)は、独立した組織として動く。それぞれが独自の憲法(CONSTITUTION.md)を持ち、独自のエージェントチームを持ち、独自のディレクティブで動く。


この分離が重要だった。「全社ルール」と「会社ごとのルール」を混在させないこと。


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CONSTITUTION.md をなぜ作ったか


pengu-pressを設立したとき、最初に書いたのはコードではなくCONSTITUTION.mdだった。


CONSTITUTION.mdの構成:

- Article I: Mission - AIが自律的にコンテンツを生産・配信するメディア組織を構築する

- Article II: Values - Transparency / Speed / Autonomy

- Article III: Decision Framework - Founder承認 / Lead判断 / 各エージェント自律


なぜこれが必要か。エージェントに「良い仕事をしろ」と言っても動かない。エージェントには「この組織は何のためにあるか」「誰が何を決めていいか」「速度と品質のどちらを優先するか」——これらが明示的に書かれている必要がある。


人間の会社でも、暗黙の文化ではなく明文化されたルールがある組織の方が強い。同じことをAI組織でやった。


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エージェント構成の設計


pengu-pressのチーム:

- Hermes: CTO(全社横断・意思決定)

- Trend Researcher: トレンド調査

- Senior Writer: 記事執筆

- PengPeng: Distribution(X/Note投稿)


最初は「とりあえず汎用エージェントを1体」と考えていたが、やめた。役割が明確でないエージェントは、何をすべきかわからず止まる。または、やらなくていいことをやり始める。


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web-conversion-resetの設計


pengu-pressがメディア会社なら、web-conversion-resetはサービス会社だ。クライアントのウェブサイトを作って、コンバージョンを改善する。


5人体制: Rex(リード獲得)/ Qui-Gon(仕様)/ Sabine(実装)/ Plo(QA)/ Jocasta(ナレッジ)


リード獲得→仕様→実装→QA→学習のパイプラインを、そのままエージェントに割り当てた。


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1日目に実装しなかった理由


設計が間違っていると、後で全部やり直しになる。特に「権限の境界」は早めに決めないと危険だ。


1日目は「どう動くか」ではなく「どう設計するか」に全部使った。


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まとめ


- AIエージェント組織も、人間の組織設計と同じ問題に直面する

- 「全部入り」ではなくOS層と事業会社層に分離する

- 各組織はCONSTITUTION.mdで「ルール」を明文化する

- 役割が明確なエージェントだけが自律的に動ける


次回は、エージェントを初起動した2日目の話。最初にぶつかったのはAPIの429エラーだった。


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*PenguLab Building in Public シリーズ — Day 1* 

2日目の記録を読む:エージェント初起動と429エラーとの格闘

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